課題発見
「後ろのブレーキが引きずっているみたいです。」とリピータのお客様からのご依頼です。
自転車のブレーキはローラーブレーキです。
お伺いするまでの間、いろいろ想像していました。
スポーク折れによるホイールの振れ、泥除けのステー曲がり、ハブ軸固定ナットの緩みなどタイヤがフレームなどに当たっているのではなかろうかとかんがえたのです。
というのも、ローラーブレーキが経時で当たりが強くなることを今まで経験したことがなかったし、ワイヤーの伸びや、ネジの緩み、シューの摩耗など、利かなくなることしか思いつかない為です。
お伺いしてみると、他の異常はなく、後輪の回転が重いです。
ブレーキのワイヤーを緩めると、軽く回ります。
回転の重さは、明らかにブレーキの当たりが強いせいです。
オーナーは中学生か高校生ぐらいの女の子なのですが、ブレーキの利きを重視していていて、握ったらすぐ効くように調整してあります。
ブレーキレバーは、レバー位置を調整できるタイプで調整ねじは殆ど締め込んであり、レバーの動きの範囲も以前と変わりません。
乗車点検で、ブレーキを掛けると音がします。
ペダルを漕がずに、惰性で走ると、周期的に「チッ チ」とホイールの回転に同期して音がします。
ローラーブレーキのグリス切れと判断して、グリスを注入すると音は消えました。
かなりシビアに調整してあったから気づいた事ですが、ローラーブレーキのグリス切れの時にはわずかですがブレーキの当たりが強くなるのかもしれません。
今回は、先にワイヤーを触ってしまったので、グリスを入れたことで当たりが元に戻ることを確認は出来ませんでした。
次回同じような現象があったら、先にグリスを注入して、グリス切れで当たりが強くなるのかしっかり検証してみます。
記事に画像がなくて寂しいので、今日、出会ったチューブからのバブル外れです。
カインズのパンクしにくいタイヤに入っていた、チェンシンのチューブです。
空気圧不足で乗られていての後輪擦れパンク、前輪バルブ外れです。
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