カテゴリー「ハブダイナモ」の12件の記事

2020年10月20日 (火)

ハブダイナモ回転子アセンブル交換

ハブダイナモは生きているが、スポークが錆びて使えないホイールから、ハブダイナモ内部で断線してライトが点灯しない自転車へハブダイナモの回転子アセンブリを移植しました。
こんな状態です。

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先日からこのために工具を自作していましたが、何とか使えました。

手順は以下の通りです。

1.左右カバーの取り外し。

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ドライバーでこじって外します。

2.端子のない側のナット取り外し。

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ダブルナットですが、外側はハブスパナで外せます。
内側のナットは端子側をダブルナットで固定してないと外れません。
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3.回転子アセンブリの取り外し
端子と工具が干渉するので、端子を曲げます。
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工具を掛けます。
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スパナで工具を回して緩めます。
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回転子のアセンブリが本体から浮きますが、反対側の軸とベアリングの嵌め合いがそれなりに固いので、最後は金づちで叩きます。

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軽くコンコンと叩けば外れます。

4.外れました。
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まだ、工具が付いたままですが、先に断線したハブダイナモはばらしているのでこのまま、移植して組み上げます。

*端子を曲げるのは気持ちよくないので、工具には次回までに端子用の切り欠きを作っておきます。

2017年5月19日 (金)

ハブダイナモ グリスアップ

Shimano製のハブダイナモは、軸受けがカップアンドコーンなので、グリスアップと玉当たりの調整が出来ます。

暫くメンテナンスしていなかった、ハブダイナモのグリスアップをしました。

Shimano DH-2N30-Jです。
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出力端子が無い側は、プラスチックカバーをマイナスドライバーでこじ開けると、玉押しとベアリングが見えます。
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玉押しも、ロックナットも17mmです。
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ベアリングは13球です。
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グリスアップだけなら、必要はないのですが、工具を入手していたので、回転子まで取り出してみました。
ネジ部に潤滑剤を吹きます。
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工具は
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TL-DH10です。

32mmと36mmに対応です。
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カップに掛けて順ネジを緩めます。
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取り出せました。
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水が入ったようで、錆が発生しています。

ケース内部です。
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端子側の玉押しとロックナットも17mmです。
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パークツールのハブコーンレンチがぎりぎり入ります。
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はんだを外すのは嫌だったのと、シールして在ったので、分解はここまでにしました。
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ぎりぎりですが、グリスがんなら、グリスが入ります。
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*個体差があるようで、グリスガンでも入らない時は、グリススプレーにとどめます。

端子の無い側もグリスを入れて、組み上げます。
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コギングが有って、回転では玉当たりを見られないので、玉押しのガタが無くなったところから1/16~1/8回転締めこんで当たりを採ります。

2015年11月18日 (水)

ニップル飛び

何度か修理にお伺いしているのですが、ニップル飛びが解消しません。

ニップルの疲労かと思っていたのですが、交換したニップルも飛び始めました。

併せて、タイヤ交換のご依頼も頂きましたので、予備(中古)のホイールを貸し出して、持ち帰り修理です。

24インチステンレスリムにハブダイナモ付きの子供乗せの前輪です。
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ニップルに、かなり負荷が掛かっています。
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#13のスポークが使われているので、ニップルにも曲げの力が掛かっています。

組み方は6本組です。
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ニップルを少しでもまっすぐに引っ張るため、気休めのようですが4本組に変えます。
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ニップルの強度を上げるためもありますが、#13ニップルで、全て組み上げます。

本当は、組みあがりまでアップしたかったのですが、スポークのカット寸法を間違ったようで、ニップル裏からスポークが飛び出してしまいました。
ちょっとがっくりきたので、明日改めてスポークカットとねじ切りです。

2015年3月 1日 (日)

完成間近

後輪と駆動系が出来上がりましたので、今日は前輪とハンドル廻り、ライトの取り付けです。

ちょっと苦労しながらですが、カンチブレーキの調整も終わりました。

ハンドルは左右1cmづつカットしました。
1cmカットするだけで、かなり間延び感が無くなりました。
これでも肘が突っ張るようなら、フラットバーに変えて、更にカットします。

いつも読んで頂いている方から、ライト周りの仕上げについてコメントを頂いたので、まだ仕上がっていませんが、こんな感じになりますだけ、お伝えします。

MTB用という訳ではないと思いますが、ハブ軸の太いハブダイナモを選択しました。
2線接続のハブダイナモなので、ライトからのグランドラインを確認します。
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水色の矢印の先で、ライトの取り付け金具と繋がれています。
金具の付け根から、もう一本グランド用に取り出します。

本当は、グランドの配線色を変えるべきなのですが、手抜きです。
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取り付け金具の穴は、軸の太さに合わせて拡げました。
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取り付けると、こうなります。
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元のサドルも取り付けたので、タイヤに空気を入れれば、走れる状態にはなりました。

2014年10月27日 (月)

前輪用ハブダイナモ

今塗装作業を少しづつ進めているクロスバイクは、かなりしっかりしたMTB形状のフレームです。

前後とも、10mmアクスルシャフトのハブが使われています。

街乗り用に特化した仕様にするため、前輪ハブはハブダイナモを使うことにしましたが、10mmアクスルシャフトのハブダイナモは見つかりませんでした。

何とか、DH-2N35というM9のアクスルシャフトのハブダイナモを見つけ、問屋さんに無理を言って取寄せてもらいました。
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少しは、太めなのが判りますか?
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2端子のハブダイナモですが、端子形状が少し違います。
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このあたりは、少し工夫するようです。

修理をしていると、前後とも微妙に曲がったアクスルシャフトに出会うことが有ります。

少しでも太いことで安心感が有ります。

修理に行く途中のコンビニで、MTBクロスを見かけましたが、ハブダイナモだったので、気になってチェックしたら、黒でしたが、DH-2N35のハブダイナモが使われていました。

2014年7月23日 (水)

SANYOハブダイナモの分解

昨日記事にした、断線したハブダイナモですが、SANYO製です。
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左のプラスチックカバーが本体と接していません。
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分解手順は、まずはめてあるカバーを外します。
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細めのドライバーなどを隙間から入れ、跳ね上げるように外します。

ナットを外します。
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押さえの座金を外します。
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ここから先の部品は、シリコーン系?の接着剤で防水も兼ねていると思われますが、固定されています。

端子の保護カバーを外します。
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もう一枚あります。
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配線に負荷を掛けない様外します。

ナットのように見えますが、はめてあるだけです。
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この部品も外しておきます。

シリコンゴムのシートも外します。
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これで右の本体カバーが外せる状態になります。
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軸受は、シールドされたベアリングです。

カバーのナット状の部分は、面幅31mmですが、32mmのボックスで回します。
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左程、硬くは締まっておらず、スパナで外せました。

ボックスでカバーを緩めるときは、気にする必要はありませんが、カバーを外す時は配線に注意します。

回転子が見えました。
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目視で断線を確認するなら、ここまででOKです。

どうしても、回転子まで取り出したい時は、左側のナットを外します。
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ベアリングの内筒に嵌め合いになっていますので、軸方向から、叩きます。
ベアリング交換が前提の作業です。
あまりお勧めは出来ません。
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ボルトを痛めたくないので、ナットを掛けて、金づちで叩きます。

回転子まで取り出せます。
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嵌め合いだと思ったのですが、違いました。
接着剤での固定でした。

ナットに座繰りがしてあります。組立時には注意が必要です。
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シールドベアリングですし、各所シリコンシーリングで防水されていますので、基本的にはメンテナンスフリーの製品だと思います。

2014年7月22日 (火)

ハブダイナモ断線

パンク修理でお伺いしたのですが、タ・チ交換(タイヤ・チューブの業界語)となりました。

ここまでは、良く在る事なのですが、「実はライトが着かないんです。」との事、チェックしていくと、別なハブダイナモでは、ちゃんと点灯します。

修理としては、ホイールを組み直し、ハブダイナモを交換しました。

交換したハブダイナモの発電できない原因を探るべく、ハブダイナモを分解しましたが、回転子から出ているコイルの両端とも断線していました。
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長く見える銅線が、グランド側です。
対角線位置で、短く光っているのが、ライトに行く線です。

本来、このように繋がっています。
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グランド側は、端子部分も破断しています。

原因は、ハブダイナモ内部への水の侵入による、錆発生で、回転子と磁石が固着し、ハブ軸は固定されたまま回転子が回ったことによるものです。

回転子内部の軸(ハブ軸)にも錆があります。
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ナットの回転子に接する側に傷があります。
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回転子上で、ナット(回転子)の回り止めに配置された出っ張りです。
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良く見て戴くと、ナットが当たる部分が削られています。

回転子の外側もこんなに錆びています。
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回り止めが機能していれば、コイルを巻きなおしてでも修理しようと思ったのですが、さすがにこれでは修理しても安心して使用できません。

暫く置いて於いて、ジャンク品で使えそうなダイナモを見つけたら、2個1で再生してみようかと思います。

いろいろ面白かったので、分解の仕方は改めて記事にしようと思います。

2014年3月15日 (土)

丸善 アット@ランプ 入手しました。

外付けのハブダイナモという私の中では位置づけの製品です。

ブロックダイナモからハブダイナモへの交換となると、ホイールの全交換になり、金額的にも馬鹿になりません。
案外、LEDの前照灯が高くつきますが、この製品なら部品代は2,000円前後で済みます。

いつも、仕入れている卸屋さんで、なかなか扱って呉れなかったのですが、ようやく、売り物になるレベルの製品と評価されたようです。

パッケージされた状態です。
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猫の尻尾は愛嬌です。

パッケージの説明は、LEDオートライトについてでした。
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中に、詳しい取り付け手順書が入っています。
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発電機の裏側です。
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手で回すと、かなりコギングを感じます。
ゴムの摘みが、スポークに引っ掛かって、回転します。
磁石部と、コイル部の機械的な保持は、中央のシールドベアリンが行っているようです。
ベアリングのインナーは、鍔付きで、カシメられているので、分解は、壊さないと出来ない構造です。

LEDランプが同梱されています。
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マグボーイオートライトⅡです。

専用の取り付け部材です。
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まだ、安易な評価は出来ませんが、使ってみたいと思わせる出来栄えです。

ハブダイナモに比べると、防水性能に難はありそうですが、明日以降、実際に取り付けて、試してみます。

結果が良ければ、ハブダイナモ化のメニューに入れます。

2013年10月 1日 (火)

28インチ車2台

今日は、画像を撮っている余裕がありませんでした。

珍しく、28インチ車が2台続いて修理です。
1台は、日曜日にご連絡を頂いていたのですが、時間的な余裕がなかったので、月曜日を休んだ為、今日の修理になりました。

かばんが当たったとのことですが、ディレーラーのプーリーケージがスポークに巻き込まれたらしく、修復不能なまでに変形しています。
スポークも何本かゆるみが出て、リムにも振れが出ています。
12番のスポークが張ってあったので、スポークが折れずに済んだようです。
最悪、リム交換、スポーク交換も考慮したのですが、結果としては、ディレーラー交換、振れ取りで対処できました。

もう一台は、フロントのホイールのハブにチューブが巻き込まれ、チューブが完全に千切れていました。チューブ交換は、普通に終わったのですが、ハブダイナモだった為、ハブダイナモの出力端子が変形して、ライトが点灯しません。
ハブダイナモの端子側を分解し、変形を修正して、ずれた部品位置を戻してやることで、無事点灯しました。
ハブダイナモの内部結線の断線を心配したのですが、取り越し苦労でした。
結構丈夫に出来ています。

どちらも、怪我に至らなかったのが、幸いですが、普段の自転車の管理、乗車時の荷物の固定など、もう少し気をつけたほうが良いようです。

自転車も車両です、自分を傷つける事も、場合によっては、人を傷つける事もあると、考え注意して乗ってください。

2013年9月22日 (日)

前照灯

ハブダイナモに変更したので、前照灯の配線変更です。

元のランプが、ハブダイナモ用ではないので、若干の不安はありますが、使えれば良し、駄目なら交換ですから、気楽です。

今の前照灯は、ソービッツが付いています。
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ハロゲンランプのようです。
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カゴが付いているので、本体を外さないと開けることが出来ません。
ステーとの固定ネジを外します。
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裏側の固定ネジを外します。
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ねじってやると、配線が見えます。
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ランプは,ハロゲン球の形をしています。
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後は、ハブダイナモから、ランプまでの配線をします。
ハブダイナモの端子のコネクターとの接続は、バイク用品店で、スピーカー用のコネクタを買ってきました。
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後は繋ぎこんで、点灯確認です。
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LEDに慣れていると、少し暗い気がします。走るには十分な明るさですが、家内の評価を待って、LED化の結論を出します。

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