エンド精度測定治具 構想その9 組立図
治具をフレームに取り付ける為、ハブコーンの玉押しを使う予定なのですが、手持ちのハブコーンが中々見つけられませんでした。
治具をフレームに取り付ける為、ハブコーンの玉押しを使う予定なのですが、手持ちのハブコーンが中々見つけられませんでした。
ようやく、寸法を入れて最終図を作成しました。
一部、寸法の入っていないところもありますが、ネジはM2、M3を使用します。
垂直ライン出しに使用するV溝は、円周上に掘り込む形となり、図面上からは、私の知識では寸法が採れません。
もう少し、知識が増えれば、寸法を入れられるかもしれませんが、ご容赦ください。
何箇所か繰り穴がありますが、コーナーのRは1.5です。3mmのミーリングでないと、15mmの深さまで穴が開けられませんでした。
JW CADで作成した図面ですが、もしご入用の方が居られましたら、コメント欄からお申し出ください。ファイルをお送りします。
2012.11.18追記
お恥ずかしいですが、図面の側面図について、前後(左右)を間違えて作図していました。
下記の通り訂正いたします。
過去ブログの図面につきましても、同様に間違っております。読み替えて頂ければ幸いです。
6面体ブロックを削りだした後、一番精度を要求され、加工も面倒な、センターのテーパー穴を加工します。
一個の治具で、フォークエンドとリヤエンドの両方に対応させようとしていますので、面倒な加工をしていますが、2個作成し、フォークエンド用とリアエンド用それぞれ専用にするなら、ストレートシャフトに嵌め合いをして、固定するなり、ブロックに割を入れておいて、ネジで固定する等、もう少し、加工を簡略化する方法があります。
実際に使えるものが出来あがるのか、不安もありますが駄目なら別な方法を考えるまでです。取敢えず、現状の構想で、どこまで想像力を発揮して使えるものを作れるか、進んでみます。
手順の最初は、ロータリーテーブルの回転中心と、フライス盤の刃物の回転中心を正確に合わせます。
まず、てこ式ダイヤルゲージを使って、ロータリーテーブルの回転中心とフライス盤の回転中心を合わせます。
その後、フライス盤の回転中心と、ワークのセンターを合わせ、加工時には、ワークのセンターを基準にする事で、ローラリーテーブルのセンターが確認できるようにしておきます。
別途、テーパー穴の角度に合わせた、ブロックを作成しておき、ブロックの面をテーブルの移動方向に平行に正確に合わせ固定します。
ワークを固定した、ロータリーテーブルをブロック上に載せ、テーブルに固定します。
下図の通り、ワークのセンターに、フライス中心を合わせた後、0.8mm振ってやることで、テーパー加工のセンターと、フライスのセンターが合います。
実作業としては、センター合わせが作業の精度が良いのか、外形から基準点を取った方が精度が良いのか、この辺りになると、経験不足が、はっきり分かります。
自分としては、やってみないと分からない領域に入っています。
10φ程度のドリルで下穴を開け、ミーリング刃が4mmなら、5.03mmワークを右に振り、ロータリーテーブルを360°回転させてやります。
その後、ワークを左に8.45mm振って、テーブルを回転させれば、出来上がりになるはずです。
今日、電池Box、スライドSW、熱収縮チューブが届きました。
購入場所は、マルツパーツ館WebShopです。
それぞれの型番は、
電池Box:【BH5111A】電池ケース 単五電池x1本 Linkman
スライドSW:【MFS101D-14-z】超小型スライドスイッチ フジソク
熱収縮チューブ:【HSTC12】耐熱収縮チューブ 黒12mm Linkman
です。
単五電池ケースは、追加工なしでLRV08電池が使用可能でした。治具のブロックとの取り付けには、2mm皿ネジを使う事にします。
レーザー光源の絶縁用に被せた、熱収縮チューブは、収縮状態で、外径9.8mmになりました。
最終仕上げのエンドミル径は1mmを使うことにしたので、1mmのコーナーありに修正しました。
配線の収納用に1mm溝を追加するなど、若干修正しています。
加工の段取りを考えながら、寸法を入れていきますので、まだ寸法は入っていません。
寸法を入れながら、図面のミスをチェックしていきます。
下の画像は、外径図と、赤線で囲った部品の収まりです。
製作手順の構想中ですが、センターのテーパー部分の精度だしに悩んでいました。
表を削った後、裏返して、削るとなると、裏と表で、わずかにですが、センターがずれることを恐れていました。
解決策が見つかりました。
裏返しをせず、そのまま削ればいいだけでした。
例えば、ミーリングの径が5mmだとすると、センターから右に3.5mm(実際には角度分の補正値になります)振って、表を削り、その後、左に3.5mm振って裏を削れば、センターのずれは考慮する必要はなくなります。
気にするのは、左右の振りの位置精度だけです。
作業時には、竹の子継ぎ手を当てて見ての、現物確認は避けられないと思いますが、振れ角の精度が出ていれば、光源の位置調整で後の修正は可能だと思います。
座繰りするか、全テーパーにするかの悩みについては、座繰りをしても、 竹の子(配管部材)側に、嵌め合い部分がないことから、全テーパーにすることに決定しました。
工作機械もなく、材料もありませんが、製作の手順と、必要な工具を考え始めました。
旋盤と、フライス盤が両方あればいいのですが、両方の工作機械を購入できるほど儲かっていません。
治具を作ることを考えると、フライス盤の方が、出番は多そうなので、主の工作機械はフライス盤としました。
円弧、内径の加工が必要なので、ロータリーテーブル。
面精度、直角精度が必要なので、精密バイス。
刃物としては、フェイスカッター、エンドミル(1mm,3mm,5mm)、V溝カッター、12φリーマ。
その他、ワーク固定用ブロック、ロータリーテーブル用角度ブロック等の作成も必要。
角度計、ケガキ針、ダイヤルゲージ、常盤等が必要になりそうです。
①から⑨までの加工で、基準の6面体を作ります。
材料は、硬度と、加工のしやすさを考えて、ジュラルミンの70mm角、厚さ17mmのブロックから削ります。
精密バイスと、フェイスカッターと、アルミの適当な径の丸棒が必要です。
⑩⑪で保持具の差し込み用テーパー穴を作ります。12mmドリルで穴を開け、12Φのリーマを通します。
保持具に使う、配管用の竹の子継ぎ手のテーパー角に合わせて、角度ブロックを作成。
両面から加工する為、ブロックの位置を保持する治具を作っておく必要があります。
角度ブロックにロータリーテーブルを載せ、角度を付けた状態で穴をミーリングを使って拡げ、テーパー穴を作成します。5mmの座繰り深さから、テーパーを付けるか、全てテーパー穴にするか、まだ考慮中です。それによって、使う刃物が変わってきます。
⑬で、レーザー発光部の取り付け穴を開け、レーザー発光部の位置調整穴、電池Boxの取り付け穴、その他、平面側の穴加工を終えて、外周をロータリーテーブルを使って円形に仕上げ、外周面の加工に入っていきます。
取敢えず、全体の半分ほど、手順を考えて見ました。
図面の修正を余儀なくされる事態が発生しました。
白いシリコンコーキングの中央の黒く見える穴から、リード線が出ていたのですが、気づいたら、断線していました。電池と、リード線を固定せず、手持ちでON-OFFをしていた為に、無理な力が掛かって断線したようです。
手前の押しピンで、断線箇所まで、コーキングをはぎ取りに掛かりました。
コーキングは結構しっかり着いていたので、それなりに時間は掛かりましたが、剥がすことが出来ました。
レーザー光源の外筒に、赤のリード線がハンダ付けされています。
今の作成構想では、全て金属部品を使用する予定でしたから、このままでは、フレーと電池の+側が導通する事になります。
自転車のタイヤに導電性があるか確認したことはありませんが、導電性があるとすると、電池と地球のア-スが繋がり事になりますし、最近の電動シフトとの電源の干渉も考えられます。
気づかずに進めていたら、電池のショート事故を起こしたかもしれませんので、今回の断線は幸いでした。
レーザー部を絶縁体で被覆し、調整ネジも、全てプラスチックネジの使用に切り替えます。
絶縁体は、熱収集チューブを使いますので、チューブを掛けて、外寸が確定したら、図面を修正します。
ロードのメンテナンスでエンド測定用の簡易治具を作成しましたが、それなりに使えたので、それなりの治具を作れないか構想中です。
まだ寸法は入れていませんが、厚さ15mm、直径64mmの円盤を加工して、レーザー光源、電池、スイッチを配置する構想です。
レーザー光源の前面に細い針金を張って、垂直線は、治具のみで調整できる。
光源の位置は、左右のみ+-1mmの調整が可能、位置調整と合わせて、傾き補正も可能
電池は、LRV08 12Vを使用し、収納部は市販の単5用電池ボックスを加工して作成する
スイッチは、オンオフのみのスライドスイッチとする。
治具の固定には、ガス配管用の竹の子と呼ばれる部材を使用し、光源部のテーパー部にはめて、センター出しをする。
エンド部での固定は、アクスルシャフトと、ハブ用の玉押し、スペーサーを使用する。
といった構想です。
まだ、電池収納部の電池ボックスの詳細が決まっていません。
固定用の竹の子の長さが45mmあり、玉押しを使用した場合に、フロントフォークエンドの100mm幅に収まらない可能性が大きく、玉押しの選定をしながら、竹の子をカットすることを検討中です。
スイッチと電池Boxの候補を入手したら、光源部の図面を完成させます。
もし、もっといい考えがありましたら、ぜひお教えください。
ただ、工作機械を持っていませんので、本当に完成するかは、見当が着いていません。
どなたか、作って下さいませんか?
残しておいた、フォークエンドの高さ修正を行います。
使う物は、
9mmのアルミパイプ
クロスラインレーザー光源
14x 3/8のホース継ぎ手 2個
センター合わせの為のスペーサー(適宜)
今回も、両面テープで台座を作り、ひもで縛っています。
事前に、センター出しと、光軸調整をしておきます。
今回は、ポイントだけ合わせ、垂直線の調整はしていません。
アルミパイプやスペーサーがくっつかないように、剥離剤として、シリコンスプレーを使用します。
(屋内では使用しないでください。結構飛び散って、フローリングなどに掛かると、滑って転倒する危険があります)
エンドの当たり面を下げるため、肉盛り処理をする、金属パテです。
エンド内面の汚れをしっかり落とし、エンド部にパテで肉盛りをし、アルミパイプで面出しをしています。
はみ出したパテはきれいにぬぐいます。
レーザーの照射位置を合わせて、パイプを固定し、硬化を待ちます。
今回は、パテが流れやすい状態だったので、若干ですが、肉盛りが多くなるよう、左に合わせています。
20分で硬化開始のパテだったので、あまったパテの状態を見ながら、硬化が始まったころを見計らって、再度、センター合わせをしました。
実用硬化まで6時間掛かりますので、しばらく放置します。
失敗しました。6時間でアルミパイプを外せるかなと思ったら、まだ、パイプを外せるほど硬化していませんでした。
最初から、やり直しました。再度、明日の朝まで、放置します。
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