古い部品の交換で失敗
昨日は、一件2台のご依頼です。
1台目は、シティ車の右(前)ブレーキのワイヤー切れ修理です。
珍しく太鼓部分ではなく、本体のワイヤー固定部で切れていましたが、経年の使用での疲労による断線のようです。
前後ともインナー、アウターを交換し、前輪のブレーキシューも交換です。
2台目は、クロスバイクのディレーラープーリー、チェーン、チェーンリングの交換のご依頼です。
ディレーラープーリー、チェーンは問題なく交換できたのですが、チェーンリングの交換ができませんでした。
5本アームのチェーンガード付きクランクだったのですが、準備したのはチェーンガードが外れる予定でチェーンリングのみでした。
チェーンガードのねじが固く締まっていて、プラスドライバが滑ります、マイナスドライバー用のねじ頭にもなっていましたが、こちらも溝が浅く掛かりません。
しばらく眺めて、準備したチェーンリングにはチェンガード取付用のねじ受けが付いていないことに気づき、傷を広げないうちにと交換を断念です。
ディレーラーハンガーの曲がりを修正し、リヤの全段変速を確認して、お客様がお困りのフロントの変速の重さの軽減に着手です。
フロントのクランクセットは2枚のチェーンリングですが、シフターは3速用が使われており、アウターのチェーンリングには3速までシフトしないとかけ変わらないのが原因でした。
シフター2速でアウターに掛かるように調整し、ディレーラーの可動域を規制して3速までのシフターの動きを2速までに制限することで気持ちよくシフトするようになりました。
チェーンリングは交換しなくても機能上は問題がなかったようです。
追加で前ブレーキのブレーキシューを交換し、お客様に乗車点検をして頂き、ご満足を頂きました。
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