泥除けとダイナモの干渉
昨日は、三件3台のご依頼です。
一件目は後輪パンク修理のご依頼です。
お伺いしてみるとタイヤがかなり摩耗しています。
チューブを取り出し空気を入れても空気が貯まりません。
漏れ音を頼りにパンク穴を探すと、特徴的なすり鉢状のパンク穴です。
改めてタイヤの外周をチェックするとカーカス切れがありさらに調べを進めるとタイヤに空いた穴が見つかりました。
お客様に状況をお伝えし、タイヤチューブ交換での対処です。
組み上げて乗車点検して頂くと漕ぐたびにガラガラ音がします。
チェーンと何かが干渉しているようですが、全ケースの後蓋を外すと音が消えます。
原因は、後蓋の止めネジとチェーンリング部の蓋の止めネジを入れ替えたことでした。
長さが違っていて、チェーンリングの蓋の止めネジだったものが長く後蓋に使うとチェーンに届いていました。
二件目は子供載せ電動アシスト自転車後輪のパンク修理のご依頼です。
汚れて目立たなくなっていましたが、某社のパンク防止剤入りです。
針金を踏んだそうで踏んだ針金はお客様が取り除かれていました。
タイヤ内に貯まった漏れ出たパンク防止剤を清掃し、チューブの水調べをしてパンク穴を見つけ、バフいらずで穴と周囲を清掃し、瞬間接着剤でパンク穴を塞いでからパッチ修理に掛かります。
接着剤が見えなくなるまでやすりを掛け、バフいらずで清掃して防止剤が漏れてこないことを確認してからゴムノリを縫って、パッチ貼りです。
パッチ剥がれがないことを水調べで確認してホイールを組み上げ、弛んでいたチェーンの張りを調整してお引渡しです。
当然、虫ゴムの交換はさせて頂きましたが、まだバルブコアの腐食には至っていませんでした。
購入されて一年とのことで、まだパンク防止剤の効果保証期間内です。
最近目にする機会は減ってきましたが、もし刺さった針金が3mm以内だったら、この場合何らかの補償はお考えいただけるのでしょうか?
適正な空気圧で使用されていた確認が取れないからと補償は拒否されますか?
三件目は、自転車が風で倒れた後ブロックダイナモで前照灯をつけると漕ぐのが重く、ブロックダイナモをタイヤから話すのが固いとのご依頼です。
ブロックダイナモの固定位置が変わったかなと思いながらお伺いしたのですが、ブロックダイナモはしっかり固定されていて、中心がしっかりとハブに向いています。
ブロックダイナモと泥除けが干渉していたのですが、原因は泥除けの変形による下がりでした。
拡がった泥除けの一部をもとの幅に戻してブロックダイナモとの干渉は解消です。
せっかくお伺いしたので、各部点検し、チェーンの弛みを発見、張りの調整をさせて頂きました。
各部注油して、乗車点検して頂き、お引渡しです。
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