2台のBB玉当たり調整とパンク修理剤入りパンク
今日の一件目は前輪のタイヤ交換のご依頼です。
カーカスが切れていて、タイヤは寿命でした。
全体点検でBB軸のガタ付きを見つけました。
左ワンの緩みはなく、チェーンケースもガタ付きます。
右ワンの緩みでした。
グリスアップして、組み直しです。
二件目は、パンク修理のご依頼です。
虫ゴム切れが有り、空気を入れる前は、少しは残っていたが、空気を入れたら、すぐ抜けたとのこと。
虫ゴム交換で様子を見て頂こうかとご相談したのですが、明日の朝ご使用の予定とのことでパンクチェックです。
パンク穴は有りませんでした。
こちらの自転車も、全体チェックでBB軸がガタ付いています。
左ワンの緩みはなく、右ワンもチェックしましたが、緩みなし。
左ワンの玉当たり調整で様子見です。
三件目は黒ベージュタイヤをご使用でタイヤチューブ交換のご依頼ですが、タイヤ内部のカーカスに異常はなく、パンク修理で対処させて頂きました。
いつ入れたか忘れてしまったとのことでしたが、白いパンク修理剤が入っていました。
ラテックスなら固まっていそうですが、まだ流動性を保っていました。
パンク箇所はチューブサイドでしたが、揉まれ、折り目はなく、明確なピンホールも有りません。リム打ちの裂けの形状でもなく前輪ですので器物損壊パンクと判定しました。
パンク修理剤は修理に影響なく、パンク修理終了ですが、念のためチューブを取り出し、いつもより多く空気を入れてのチェックをしました。
今日のパンクカウントは
前輪の虫ゴム切れが一件
前輪の器物損壊パンクが一件
昨日のパンクがバルブベース近くの揉まれ(擦れ)パンクでしたので
後輪の揉まれパンク一件を追加
です。
ちょっと話は変わりますが、当店でタイヤチューブ交換時にサービスで提供させて頂いているシュワルベの英式バルブについてです。
トップナットから出る、ネジ部の長さが気になっていたのですが、長くしている理由が分かったかもしれません。
全ての仏式口金に対応しているかは不明ですが、一般的な米式と仏式を使い分けるタイプの口金なら仏式の口金を使って空気が入れられます。
今日ギザロのGF-301と同タイプの口金で確認しました。
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T.S さん 再度のコメントありがとうございます。
不躾などとんでもないです。
ただ、今回の実験の目的が、腐食の原因の解明ではなく、
読者の方から頂いたコメントがきっかけで、腐食することの実証として始めてしまいました。
(スライムが存在するチューブ内での腐食の実証ではないのが、つらいところです)
TSさんのテスト結果を楽しみにしています。
今後も、情報、コメントなど頂けると嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: あのこら | 2019年8月22日 (木) 23時06分
あのこらさんご回答有難うございます。
前回のコメントで不躾なお願いをしてしまい申し訳ありませんでした(読み返してみて、あまりに自分勝手なお願いになっていて冷や汗ものでした)。
追加テストのお願いをしてしまったのは試験の性質上同じ環境下で行った方が正しい結果が出るかな?と思ったものですから。失礼しました。
私も自分でテストしてみます。何かありましたらまたコメントさせてもらいます。
投稿: T.S | 2019年8月22日 (木) 11時16分
TSさん ご覧いただき、コメントありがとうございます。
バルブステムと共にバルブコアも真鍮のニッケルメッキと思います。
https://www.fuso-seiki.com/shop/shop_bicycle.html
全てのバルブコアが真鍮のニッケルメッキではないと思いますが、こちらのMPプランジャーに真鍮ニッケルメッキの記載があります。
真鍮そのものに脱亜鉛腐食という現象があり、こちらについては電蝕が関係していると思います。
こちらで腐食の実証試験中です。
https://www.anocora.com/Slime_erodes/
スライム成分のグリセロールの変質と思える現象が見られます。
スライム中の色素が色調変化も起こしているので、液のPHも変化していると思うのですが、色素が特定できていないので、酸性、アルカリ性については不明です。
水中でのバルブコアの腐食については、海老印さんが腐食試験をされています。
https://twitter.com/ebijirushi/status/1041175671710445568←実験開始
https://twitter.com/ebijirushi/status/1075283789251731456←3か月経過後です
https://twitter.com/ebijirushi/status/1110384525756891136←半年経過後です。
TSさんの疑問は少しは解消されましたか?
またコメントを頂ければ幸いです。
投稿: あのこら | 2019年8月21日 (水) 17時37分
度々すみません。先ほどのコメントに追加なのですが、試験状態に水に浸漬したものもあった方が良いと思いまして。
電蝕であれば水でも起こりますので、もし同時に試験してスライムのみ変化が有れば電蝕以外のスライムの成分が原因と言う事に成ります。(私の知り合いの某自動車メーカーで研究をされている方は「強アルカリが発生しているんじゃないか?」と言う様な事をおっしゃっていました)
以上宜しくお願い致します。
投稿: T.S | 2019年8月21日 (水) 15時39分
はじめまして。栃木県の宇都宮で自転車店を営んでいる物です。
パンク防止剤によるバルブコアの腐食について検索していたところ、こちらのブログに興味深い実験が記載されているので読ませていただきました。
私もスライムパンク防止剤入りのタイヤで、バルブコアが半分ほどに短くなっているのを見たことが何回かあり、何故?と思って調べていたところです。
私の推測では電蝕ではないかと思います。(貴殿も気になる事柄の一つとして書いておられますが)
ウッズバルブの各部品の材質がはっきり分からないのですが、現物をヤスリで削ってみた感じではバルブステム(チューブから出ている筒状部品)が真鍮のニッケルメッキ製、コア(ムシ/プランジャー)が亜鉛合金のニッケルメッキではないかと思います。真鍮は電位的に”貴”で亜鉛は”卑”ですのでコアが侵されていると思います。(亜鉛は防錆装置の犠牲電極になるほど卑なので)
そこで貴殿の実験にぜひ下記を加えて頂きたく提案させていただきます。
・コアをバルブステムにセットした状態でスライムへ浸漬する。
・上記セット状態のコアは通常の物と先端部のニッケルメッキを剥がした状態の物の二通り試験する。
・確認のためスライムを入れない状態の部品も同時に試験する。
如何でしょうか。
お手数でしょうがぜひ行って頂ければと思います。宜しくお願い致します。
投稿: T.S | 2019年8月21日 (水) 15時17分