グリセロールの不溶化?
上部に滞留している繊維層から色が抜けて来ました。
液体が抜けてきているの合わせた変化のようです。
なので緑の色素は水溶性かグリセロール溶性のものと考えられます。
液体の部分は、緑の色調が鮮やかな緑から濃い緑に変化しているように感じます。
Phが変化しているのか、金属イオンの影響が出ているのか詳細は分かりません。
色調よりも変化が明確なのは、液の透明度です。
繊維は殆ど上部に残っているので、アタパルジャイト(粘土の一種)のせいで液が不透明になっていたと考えられるのですが、沈殿したのか、何かと反応したのか、液中からは徐々に除かれているようです。
更に液の粘度が下がり流動性が増しているようです。
粘度は、グリセロールによって付与されていたもので、そのような事例は見つけられていないのですが、グリセロールが不溶化して液中から除かれているようです。
予備実験時のバルブ周りの固着物が不溶化したグリセロールとアタパルジャイトの反応物か混合物と考えると透明化と粘性の低下の説明がつきます。
右の何も加えていないスライムパンク防止剤の色、透明度、繊維やラテックスの分散には変化が有りませんので、バルブコアの存在が影響しているのは間違いのない事実です。
思ってもいなかった変化をしていますので、観察していて飽きません。
この実験で、バルブコアに腐食が起きるかどうかは分かりませんが、スライムパンク防止剤とバルブコアの間で何らかの反応が起きるのは明らかになりました。
変化の状況はこちらのサイトでご覧いただけます。
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