虫ゴムの素材ではないのですが
昨日こんな資料を見つけて今日から、虫ゴムにシリコーンオイルの塗布を試し始めました。
きっかけは、この記載です。
空気圧機器のオゾン対策
ゴム素材もNBRですし、グリースの種類も記載は有りませんが、オゾンの遮断が出来るのなら、虫ゴムにも応用できます。
シリコーンはゴムに対して非侵襲ですので、これでオゾン耐性が上がってくれれば、今のブチル素材のままで、長寿命化が期待できます。
難点は一つ、虫ゴム交換時に、指が滑って、虫ゴムが抜けません。
お客様が交換される際にはやり難いですが、交換頻度が下がって、交換の作業も私がするのだと思えば、無視できる難点です。
効果の検証は難しいですが、デメリットは思い当たらないので、今日の修理から試しています。
一応、こんな実験は始めました。
天然ゴムのカラー輪ゴムですが、シリコーンオイル塗布とそのままの輪ゴムを並べて吊るしています。
何か変化が起きるまで観察します。
角度が付いているので、シリコーン塗布の方が、垂れて見えますが、今のところ同じ形状を保っています。
【2017.12.13追記】
2週間経過しましたが、塗布無しの方が、少し垂れ下がって来たようです。
塗布した方も、紫の方が、少し垂れてきているようです。
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あのこらさん、お疲れ様です。
開業時より虫ゴムにはラバーグリスを塗布しています。
最初からやっていた為に効果の違いが分かりませんが。
ご自分で交換するお客様には、
「滑るようなら食器洗いの洗剤で洗って下さい」
とお話ししています。
投稿: げんちゃん | 2017年11月30日 (木) 15時48分
げんちゃん コメントありがとうございます。
自分としては大発見だったのですが、業界では普通にやられていることなのですか。
げんちゃんオリジナルなのですか?
やはり目的は虫ゴムの劣化防止ですか。
投稿: あのこら | 2017年11月30日 (木) 18時08分
あのこらさん、お早うございます。
目的は劣化防止と空気の漏れを抑えられないかと思いまして。
普通かどうかは正直、分かりかねますが
今のところ県内ではで施工している店舗を知りません。
ただし、あえて施工していない可能性もあると思います。
開業前から自転車が趣味で、当時思いついた事です。
比較テストはした事がないので結果を楽しみにしています。
投稿: げんちゃん | 2017年12月 1日 (金) 10時25分
げんちゃん コメントありがとうございます。
げんちゃんオリジナルなんですね。
思いつけばすぐに試せそうなことなので、やっている自転車屋さんがないのは、何か気づいていない不都合が有るのかもしれませんね。
不都合が出たらすぐに中止しますが、暫くは修理時にオイル塗布を続けてみます。
投稿: あのこら | 2017年12月 1日 (金) 12時03分