自転車安全整備店は、何故実店舗が必要?
自転車にはTSマークという、安全性を確認された自転車で起こした事故に対する補償制度が有ります。
詳しい制度の内容はこちらを見て戴くとして、実は、出張修理専門店では、TSマークの貼付は出来ません。
TSマークは、自転車安全整備店で取り扱えるのですが、
【自転車安全整備店の要件】
○ 自転車の点検整備をするための作業場が5平方メートル以上確保
されていること。
○ 作業場は、自転車が道路から容易に持ち込める形態にあること。
○ 作業場には、自転車の点検整備のために必要な工具及び検査器具
等備付けていること。
という要件が有り、実店舗にしか取り扱いが認められていません。
実は、自転車防犯登録店も似たような要件です。
作業場の規制が無ければ、出張修理専門店でも作業は可能かもしれないと、実店舗に制限されている理由と自転車出張修理店にも登録の道を作って欲しいと、サイトから、問い合わせしてみました。
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当店は、サイクルメンテあのこらの屋号で営業している自転車出張修理店です。 実店舗を構えていないため、 【自転車安全整備店の要件】 ○ 自転車の点検整備をするための作業場が5平方メートル以上確保 されていること。 ○ 作業場は、自転車が道路から容易に持ち込める形態にあること。 ○ 作業場には、自転車の点検整備のために必要な工具及び検査器具 等備付けていること。 には合致せず、自転車安全整備店の登録申請は出来ません。 自転車安全整備士資格を持っていれば、実店舗がなくとも決められた点検整備は可能だと思うのですが、実店舗に
制限されている理由をお教えいただくともに、自転車出張修理店にも自転車安全整備店の登録への道を開いていた
だきたく、お願いいたします。
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帰って来た回答です。
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TSマーク取り扱いにつきましては、
当協会に自転車安全整備店として登録(登録料金発生)した自転車安全整備店で、
自転車安全整備士が在籍していることが条件となります。
自転車安全整備店の要件を備えていませんと、確実に整備できるか等の問題が生じてきますので、
整備店登録が必要と考えております。
日本交通管理技術協会
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どう問い合わせれば、望む回答が得られるのでしょうか。
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名無しさん コメントありがとうございます。
確かに、開業資金には雲泥の差は有りますから、「怪しい」店の割合は多い可能性は有るかもしれませんね。
それを見るための実店舗確認だと思うのですが、最初から排除しておけば紛れ込む心配がないということかもしれませんね。
自転車保険の取り扱い、当店では考えていませんが、頑張ってください。
投稿: あのこら | 2017年9月 4日 (月) 19時48分
既存の自転車店を保護する意味合いもあるのではないでしょうか?
トラックやバンに実店舗と同等の機材を積んで、現場で全ての事例に対応できる能力があったとしても、現制度では安全整備店とは認められないでしょう。
実店舗ですら技術レベルを疑うケースがあるのですから、出張専門の業者は「怪しい」と思われているのでしょう。
個人的にはTSマークより保険会社の自転車保険を取り扱ってみたいと思っています。
こちらの方が敷居が高そうですが。
投稿: 名無し | 2017年9月 4日 (月) 19時30分