新たな被害報告
パンクとのことで、修理のご紹介を頂きました。
お伺いしてみると、タイヤに空気は残っています。
お客様にお伺いすると、
「空気が入らなくて、入れてもすぐに抜けるんです。」との事。
虫ゴムをチェックしようと、トップナットを緩めると、「チュッ」と音がして緑の液体が、気分は「アチャー」です。
お客様にお伺いしたら、スライム(パンク防止・修理剤)を入れて2年以上経っているそうです。
「スライムの効果は2年間しか保証がなく、放置するとバルブを溶かす恐れが有ります。」とご説明して、スライム(パンク防止・修理剤)を除去するご了解を頂きました。
後輪だったので、後輪を取り外し、チューブを取り出しました。
チューブを巻締ながら、スライム(パンク防止・修理剤)を絞り出すのですが、バルブの部分で詰まるので、バルブの根元を裏から指で捏ねては絞り出します。
ほんの少しですが水を入れチューブ内を洗います。
スライムのどろどろ感がなくなったので終了としましたが、
矢印部分が盛り上がっています。
この盛り上がりの中には、フェルト状に固まった、スライム(パンク防止・修理剤)の繊維成分が有ります。
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スライム(パンク防止・修理剤)の効果保証期間が2年間なのは、繊維が凝集して固まり、穴を防ぐ効果が無くなるためかもしれません。
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この塊が、バルブの根元に詰まり、スライム(パンク防止・修理剤)の絞り出しの邪魔をしたようです。
スライム(パンク防止・修理剤)の効果が無くった時点でのタイヤの状態です。
トレッドもしっかり残っていて、まだまだ、使える状態です。
チューブには目立った摩耗や損傷もなく、パンク修理痕も、パンク穴もありませんでした。
虫ゴムはボロボロです。
今回の修理依頼の原因になったのは、虫ゴムとバルブの外筒の間に、繊維の塊が入り込み虫ゴムとバルブコアの間の空気の通り道を開けてくれなかったせいだと確信しています。
トラブルの原因がスライム(パンク防止・修理剤)に有るのは間違いのない事実です。
「空気が入らない 自転車 パンク防止剤」で検索したら、同様のトラブルがわずかですが見つかりました。
そろそろスライム(パンク防止・修理剤)の回収瓶が一杯になりそうです。
別な容器に移して保管しないといけません。
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