« なんとなく判ってきました。 | トップページ | シリコーン虫ゴムの空気低下測定開始 »

2017年3月 2日 (木)

追加のご依頼、終了しました。

最後に残った、リヤのカンチブレーキのセッテイング完了しました。
Kimg0078
昨日の画像より、ブレーキワイヤーの受け金具の位置が下がっています。

今後の為と、ご依頼いただいたお客様のために、ANTALESセッティングのリヤカンチブレーキの調整方法を纏めておきます。

いつかの記事にも書きましたが、ワイヤー受け金具の位置で左右アームのセンターが変わります。
アームのセンタリング調整ネジも作用はしますが、動きの幅が狭いので、センター調整ネジの範囲を超えた時は、ワイヤー受け金具の位置を変えてセンター合わせをしてください。
この部分が、ANTALESセッティングの通常の調整と大きく異なるところです。

最初の組み立て調整は、左アームの釣りワイヤーの長さ調整からです。
Kimg0070
ブレーキレバー解放時の左アームの位置をまず決めてしまいます。
実際には、この画像より、2mmほど長く調整しました。

次に右アームの戻りばねの固定穴を、通常の中央ではなく、上の穴を使いばねの戻りを強くします。
Kimg0073_2
単純な考え方ですが、右のアームで左のアームをセンターに寄せる力は、左アームのワイヤを掛ける部分を引けば100%伝わります。
ワイヤーの途中ではワイヤーの移動量が小さくなるので、強い力で引いてやらないと力が釣り合いません。

右アームのセンター調整ネジを少し締めこんでおいて、
Kimg0080

ワイヤー受けとブレーキワイヤーを通して、
アウターの長さを調整し右アームのバランスをとって、ワイヤーを固定します。

これで、最初の画像の通り取り付けできます。

シフターの変速は確認できていますので、いつでも、お引き渡し可能な状態になりました。

« なんとなく判ってきました。 | トップページ | シリコーン虫ゴムの空気低下測定開始 »

ANTALES」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 追加のご依頼、終了しました。:

« なんとなく判ってきました。 | トップページ | シリコーン虫ゴムの空気低下測定開始 »

川越市周辺の自転車屋MAP

埼玉県内出張修理店情報

自転車出張修理のブログ

自転車修理法の疑問はこちらへ

カテゴリー

無料ブログはココログ

もみTan(もみたん)