追加のご依頼、終了しました。
最後に残った、リヤのカンチブレーキのセッテイング完了しました。
昨日の画像より、ブレーキワイヤーの受け金具の位置が下がっています。
今後の為と、ご依頼いただいたお客様のために、ANTALESセッティングのリヤカンチブレーキの調整方法を纏めておきます。
いつかの記事にも書きましたが、ワイヤー受け金具の位置で左右アームのセンターが変わります。
アームのセンタリング調整ネジも作用はしますが、動きの幅が狭いので、センター調整ネジの範囲を超えた時は、ワイヤー受け金具の位置を変えてセンター合わせをしてください。
この部分が、ANTALESセッティングの通常の調整と大きく異なるところです。
最初の組み立て調整は、左アームの釣りワイヤーの長さ調整からです。
ブレーキレバー解放時の左アームの位置をまず決めてしまいます。
実際には、この画像より、2mmほど長く調整しました。
次に右アームの戻りばねの固定穴を、通常の中央ではなく、上の穴を使いばねの戻りを強くします。
単純な考え方ですが、右のアームで左のアームをセンターに寄せる力は、左アームのワイヤを掛ける部分を引けば100%伝わります。
ワイヤーの途中ではワイヤーの移動量が小さくなるので、強い力で引いてやらないと力が釣り合いません。
右アームのセンター調整ネジを少し締めこんでおいて、
ワイヤー受けとブレーキワイヤーを通して、
アウターの長さを調整し右アームのバランスをとって、ワイヤーを固定します。
これで、最初の画像の通り取り付けできます。
シフターの変速は確認できていますので、いつでも、お引き渡し可能な状態になりました。
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