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2017年3月22日 (水)

ブレーキレバーの握り代

ブレーキレバーは、きつく握った時に、自分の最大の握力で握れるのが、一番使いやすい位置になります。

学校での体力測定で、握力を計るとき、握力計の握りの感覚を調整した時のことを思い出してください。

お子さんの場合は、もう少し手の大きさに合わせて小さくしますが、ハンドルのグリップと、ブレーキレバーの間が2~3cm位が、一番握りやすくなります。
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新車で購入された自転車は、ワイヤーの伸びやブレーキシューの減りを考慮してだと思いますが、少しハンドルのグリップと、ブレーキレバーの間が広めに調整されていることが多いです。

ブレーキの握り代は、ワイヤーの固定位置で変わります。
Kimg0183
固定位置を赤矢印の方に動かして、固定ボルトから、ワイヤーの端までの長さを大きくすると、握り代が小さくなり、黄色矢印の方に動かして、ワイヤーの端までの長さを短くすると握り代が大きくなって、ブレーキレバーとグリップの間が小さくなります。

簡易的には、
Kimg0188_2
赤丸の部品(アウター受け)を反時計方向(ねじを緩める)に回していくと、握り代が小さくなって、ブレーキが早く効くようになります。
赤丸部品(アウター受け)を緩めるために、緑の矢印のナットを緩める必要があったり、錆て硬くなっていると、注油をしてやる必要が有ったりします。

下に出ている、アウター受けのネジが見えなくなるまで調整すると、ブレーキのゴム(ブレーキシュー)が摩耗して、交換が必要な時期になっています。

後輪にも、同じように握り代を調整できるアウター受けが付いています。
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後輪の、ブレーキシューはあまり摩耗しませんが、ワイヤーが長い分、初期伸びも大きくなり購入後3か月位で一度調整が必要になります。

自転車を安全に停止させる大切な部品です、こまめな点検をしてください。

修理屋なので、メンテナンスネタはまだまだありますが、どう分類するか構想が出来ていません。
次は、注油について纏めようとは思っているのですが、構造が変わると注油箇所や頻度が変わってくるので、分かりやすく纏まったら、アップします。




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