追加のご依頼
シートポストの抜管のご依頼が終了したANTALESですが、追加でホイールの振れ取りと、リアのカンチブレーキのクリアランスの調整ができない不具合の修理のご依頼を頂きました。
ブリヂストン SUBNADE SPORTの修理が完了したので、今日から作業開始です。
SUBNADE SPORTはお客様から、「きれいになった」「チェーンケースの固定も良いね」「気持ちよく乗れます」と喜んでいただけました。
ANTALESのホイールの振れ取りですが、
後輪の振れの原因はこれです。
何かが引っ掛かったのか、ニップル抜けを起こしていました。
ニップルは交換し、振れ取りはしましたが、リムのサイドウォールが大分薄くなっています。
前輪の振れの原因はこれです。
曲げ戻したので、ぱっと見は分からないと思います。
前後輪とも、振れ取りは完了しました。
リヤのカンチブレーキですが、お預かりした時から気になるワイヤリングでした。
アンタレスオリジナルの利きの良い引き方だそうです。
右のブレーキアームにクリアランス調整ネジが有りますが、ちゃんと機能はしています。
左の引きが強くて片当たりしていたようです。
ワイヤーの振り分けの固定位置を変えると、予想通りですがシューとリムのクリアランスが変わります。
ここまでは確認できたので、後は、バランス良く、見栄え良く調整する修理屋の腕の見せ所なのですが、カンチブレーキは私の中では、一番調整の難しいブレーキです。
うまく、仕上げられるでしょうか?
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あのこらさん、こんばんは!
BS SUBNADE SPORT無事に引き渡しを終えて喜んで頂けたようで良かったですね!
アンタレスはカンチブレーキなんですね!
自分の自転車で古いメリダとマリンだと今なお現役で使っていますが
当時から触っていて構造と取り扱いを熟知していれば触り易いのだろうと思いましたが
説明書無しでサンツアーの廉価ですがカンチブレーキが付いているメリダは
よくある構造の説明方法と構造が違って調整は困りました。
左右テンションの効きを調整する箇所が分からずにいましたが…
http://ameblo.jp/rikitarou1979/image-12173981584-13681048463.html
ブレーキとシートステーの台座の部分に四角くなった薄型の部分があり片側だけ薄型スパナでテンションを掛ける所があって掛けながら左右バランスの取れる所でブレーキ固定の六角ネジを締めて上手く左右差のない調整が出来ましたが
http://ameblo.jp/rikitarou1979/image-12173981584-13680983169.html
シマノが付いたマリンは小さな穴に六角レンチで左右のテンションを均等に調節して固定出来たので楽でした。
トーイン付けながら押さえて固定とかで手が忙しかったですw
アンタレスのカンチブレーキ横からも左右どういう構造か?気になりますね。
それよりアーチワイヤーが特徴的ですね!
自転車の向こう側からココアが心配そうに見ていますねw
投稿: 力太郎 | 2017年2月27日 (月) 22時31分
力太郎さん コメントありがとうございます。
はい、ホッとしました。
ANTALESのカンチブレーキはShimano STXが使われていて、左右のバランス調整はアーチワイヤーをねじ止めする側についている調整ネジで行います。
https://anocora.cocolog-nifty.com/photos/nipple/kimg0034.jpg
このタイプのカンチブレーキは、最初に左右アームのバランスをとっておいて、アームが平行よりやや開いた位置でワイヤーを固定して、シューの突き出しと高さとトーインを決めて固定しないときれいな形にならないんですが、ブレーキレバーの引き代が絡むので一発で調整できたことがないんです。
ワイヤーの調整ネジを緩めて於いてワイヤーを引いた状態でシューの固定をするんですが、まだどの程度緩めておけば、引き代が合うのか掴めていません。
ココアが写っているのは、気が付きませんでした。
本当に心配そうですね。
投稿: あのこら | 2017年2月27日 (月) 23時53分