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2016年11月の40件の記事

2016年11月30日 (水)

虫ゴムの劣化因子

メンテフリーの虫ゴムを検討して、今までは、シリコーンチューブを虫ゴムの代わりに使用しようと考えてきました。

その試行中で、バルブ内でシリコーン虫ゴムが切れてしまった為、シリコーンチューブの高強度品に走ったのですが、今ちょっと立ち止まっています。

市販品の虫ゴムで使用な可能なサイズが、2x3mmしか見つかっていないため、2x3.2mmサイズで緩みにくい虫ゴムを作ろうとすると特注に頼らざるを得ません。

特注するなら、シリコーンゴムに拘らず、もっと虫ゴムに適したゴム素材があるかもしれないとフッ素ゴムを思いつき、ついでに他のゴムの特性も調べてみました。

パッキンランドというサイトで、いろんなゴムの特性を一覧にまとめられていました。

特性の中で、虫ゴムに必要な特性はと考えていくうちに、本当の虫ゴムの劣化因子は何なんだろうと疑問が出てきました。

今までは、単純に夏の暑さで虫ゴムが劣化すると考えていたのですが、それでは説明できないことに気づきました。

虫ゴムの劣化は、プランジャーの上部では進みますが、プランジャーの下部では劣化を感じません。
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熱の影響だけなら、プランジャーの下部でも同様に劣化するはずです。

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戻り止めの膨らみ部分が劣化し、バルブの外筒と、プランジャーで押しつぶされているところが切れます。

ゴムとオゾン に「光の場合は、酸化された表面にランダム方向に無定形にひび割れ(亀裂)が生じますが、オゾンの場合は、応力(ひずみ)がかかった方向の垂直方向に亀裂が生じます。」との記述があります。
一枚目の画像の亀裂は、オゾンによる亀裂のようです。

虫ゴムは、ご覧のように、遮光された状態で使われるものですから、光による劣化は考えにくく、オゾンで劣化すると考えるとしっくりきます。
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オゾンで劣化と考えると、こんなところに、気体の通り道は有ります。
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虫ゴムの耐久性を向上させるには、バルブの形状を変えて、オゾンから守るアプローチも有りそうです。
シュワルベの英式チューブにスリットがないのは、オゾン対策も考えているのでしょうか?

バルブに関しては手が出せないので、耐オゾン性と、実使用に耐える強度を持つ、素材を検討します。

2016年11月29日 (火)

修理後5日で再パンク?

今、チューブ交換から帰ってきました。

寒かった~」の記事の最後に書いた、面白いネタのお客様です。
ご依頼頂いた、パンク修理そのものは、リム打ちだったのですが、その際に、パッチ下のチューブ割れの再修理痕を見つけていました。
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私が貼った擦れパンク処置の大判パッチの上にもう一枚パッチが貼られています。
指で探ると、パッチの下でチューブが割れていました。

気になって、水調べもしたのですが、エアー漏れは確認できず、別な場所でリム打ちのエアー漏れを見つけて対処しました。

ここまでが、先日のことです。

修理後、今日初めて自転車に乗られたそうで、出かけるときに少し空気が少なめと感じられたそうです。

お帰りの際には、明らかに空気が減っていたとのことで、再修理のご依頼でした。

状況は良く把握できなかったのですが、パンク穴の見落としも考え、チューブ交換で対応させていただきました。

自宅に戻って水調べすると、大判パッチの脇から、エアーが漏れていました。
先日の水調べ時に、見落としたのか?5日経過して、自転車に乗られたことで、割れが拡がったのか判然としません。

チューブ割れの広がりを知りながら、チューブを交換しなかったのが、一番の敗因です。
お客様に、ご迷惑をお掛けしてしまいました。

2016年11月28日 (月)

ゴム材質再検討開始

もう検討を開始して1年以上になりますが、シリコーンチューブ(2x3mm)で、空気を遮断する性能については良い感触を得ていました。

個人的に長寿命の虫ゴムを試してみたい方には、お勧めしても大丈夫なのかなと思います。

シリコーンチューブを虫ゴム代わりに使う時に、気になるところ、気にしなければいけないところは、空気透過性と強度の弱さです。

空気透過性については、ちょっとアイデアもあって、ブチルゴムとシリコーンゴムの一ヵ月経過での空気圧変化を測定するつもりでいますが、まだ環境が出来上がっていません。

強度については、高強度シリコーンゴムという素材もあるのですが、それでも通常のシリコーンゴムの2倍程度なので、強度面での不安が残ります。

虫ゴムと同寸法にしようとすると、特注になるので、素材の価格や、入手性を考えなくても良いかと思って、フッ素ゴムのチューブも視野に入れました。

フッ素ゴムなら、耐久性、強度、耐熱性の点では大丈夫そうなのですが、唯一低温脆性が気になります。

フッ素ゴムの硬度が50以下がないのも少し気がかりですが、シリコーンゴムの硬度50品でエアー漏れはなかったので硬度が柔らかで、低温に強いフッ素ゴムが見つかれば、試してみようと調査中です。

2016年11月27日 (日)

リヤハブ玉受け陥没

実は、今年の8月に錠交換でお伺いし、その際にホイールがガタついているのを見つけてから、3度目のご訪問です。

初回に、玉押しの異常摩耗があり、玉押しを交換したのですが、その際は、正常に回転したので、それ以上の追及はしませんでした。

2回目は、フレームにタイヤが当たるとのことで、初回の玉押し調整、ナットの締めに不具合があったのか?と、回転を確認しながら、再度ナットの締めにも気を付けて修理しました。

今日の訪問は、2回目から2週間経過です。
またフレームにタイヤが当たるとのことで、流石におかしいと気付き、交換用のハブを持ってのご訪問です。

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画像の下から上に向かって、玉受けが沈んでいます。

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玉受けのサイドが、完全に割れてしまいました。

本来なら、8月の修理時点で、しっかり玉受けの状態を確認すべきでした。
お客様には、2度もご不便をお掛けしてしまいましたが、お客様宅で、ハブ交換、ホイール組を完了させ、やっと安心して乗って頂ける状態になりました。

修理中に、お急ぎのパンクのご依頼を頂いたのですが、ご訪問できませんでした。
近くの自転車店様の情報だけは、お伝えしました。

夕方、雨が降り始めた中での錠交換が今日の最後です。
プッシュボタン式と、当店お勧めのニッコーNC-100を持って行ったのですが、お客様のご選択は、鍵をなくしたくないからと、プッシュボタン式でした。
ご帰宅の様子だったので、その他の点検は省略し、前後の空気補充のみさせて頂きました。

2度目のパンクチェック

昨日は、リピータのお客様の外装変速のチェーン外れと一本足スタンドの軸交換がスタートです。

修理の都度、外装変速のディレーラー可動域は調整しているつもりなのですが、調整不良だったのか? 調整ネジが緩むのか?トップ側のスプロケットからチェーンが外れていました。

ハブ軸を緩めて、チェーンを外し、チェーンの掛け直しと、ディレーラー可動域の再調整です。
一本足スタンドは、支点の軸が曲がっていたので、取り除いて、5mmキャップスクリューの30mmをカットして、ダブルナット止めです。

次もリピーターのお客様ですが、パンクとのことでしたが、パンクなしで、パンクチェックで終了
でも、実は2度目のパンクチェックです。
前輪だったのですが、後輪に比べて、明らかに、空気の残量は少なく、あまり残っていませんでした。
立ち会ってくださったのが、ご使用のご本人ではなく、前回の空気入れの時期等、不明です。
2回続けてのパンクチェックは初めてです。
見落としも気になったので、チューブを交換させて戴き持ち帰ってきました。
もう一度、パンクチェックをして、パンク個所がなければ、一ヵ月のエアー抜けチェックをしてみるつもりです。

3件目もリピータのお客様で、こちらは、アット@ランプのダイナモ部の共振による異音です。
初期型の方で、防振ゴム1枚では音がやまず、ゴム糊を使って2枚重ねしていたのですが、剥がれていました。
2型の4mm防振ゴムを使って、解消です。

4件目は、初めてのご依頼ですが、パンク修理です。パンクの心当たりはないとのことでしたが、パンクしてから、7K近く走られたそうです。
多分パンク後の走行で開いたものと思いますが、嫌な場所です。
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ちゃんと処理できたようで、空気を入れてもパッチは剥がれません。

多分こちらが最初のパンクだろうと思いますが、リム打ちでした。
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今日も、楽しく修理をすることが出来ました。

2016年11月26日 (土)

小江戸ハーフマラソンによる影響 2016

昨年も行われましたが、今年もあります。

小江戸ハーフマラソンです。

図の通り、交通規制が実施されますので、上戸にある、当店からは、殆ど、川越市以東に午前中はお伺いできません。

日曜日、月曜日に自転車の使用を予定されているお客様で、不調をお感じなら、本日中に、修理をご用命くださるよう、お願いいたします。

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2016年11月25日 (金)

空気を補充すべき空気圧は?

これまでは、あまり根拠なく1回/月の空気入れをお勧めしてきたのですが、一ヵ月経過の空気圧を測定して、思っていたより空気圧の減少が少なかったです。

「2気圧ぐらいまで、空気が減ったら空気を入れる。」と思い込んでいたのですが、一ヵ月では、2.4気圧までしか下がらなかったので、2気圧まで下がっていいなら二ヶ月に一度の空気入れで済むことになります。

改めて、何気圧までさがったら、空気を入れるべきなのか調べてみました。

タイヤに、空気圧範囲が書いてあるかと思ったのですが、テストに使っているシンコーL/Lも修理用に在庫しているサイクルウエイ83型も記載されている空気圧は、推奨3.0気圧だけで範囲の記載は有りませんでした。

自転車メモなど(作成中)さんのサイトからは、直接の答えは見つけられませんでしたが、記載されている26インチタイヤの推奨空気圧の範囲を見ると、推奨空気圧の低い方の値が2.4気圧~2.5気圧が多いのが分かります。

2.4気圧~2.5気圧が一つの目安になりそうです。

もう一つ調べたのが、ブリヂストンの空気ミハル君とパナレーサーのエアチェックアダプターのキャップゲージです。
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空気ミハル君 サイクルプラスさんのブログ記事から借用

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楽天市場inシルベストサイクルさんのサイトから借用

空気ミハル君では、赤マークの出る、空気圧の公式な数値は見つけられなかったのですが
http://okwave.jp/qa/q7153218.htmlに250Kpa=2.5気圧らしい記述がありました。

パナレーサのエアチェックアダプターでは、シルベストサイクルさんのサイトに取扱説明書が、アップされていて、
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黄色が表示された240Kpa=2.4気圧で空気の補充が推奨されています。

タイヤの変形によるサイド割れや、リム内でのタイヤのずれによるチューブ擦れなどを防げる空気圧が、2.4~2.5気圧なのかもしれません。

調べた範囲での空気圧の適性の最下限が2.4~2.5気圧になるようなので、なんとなくですが、3気圧の空気が一ヵ月で2.4気圧に減ることと併せて、月一回の空気入れのお勧めは間違っていなかったようです。

修理受付再開します。

走行に不安がなくなりましたので、臨時休業は撤回です。

修理受付再開いたします。

本日は、臨時休業

11/25(金)は路面凍結の為、道路状況が改善されるまで、お休みとさせていただきます。

2016年11月24日 (木)

寒かった~

今日は、雪の降る中、タイヤ交換に行きました。

ヘルメットのバイザーに雪は着くし、内側は曇るし、バイクは雪の日に乗る乗り物ではないですね。
雪が柔らかく、スリップの恐れがなかったのが幸いでした。

タイヤ交換は、滞りなく終わったのですが、指がかじかんで、指を温めるのに時間がかかり、子供乗せだったとはいえ、交換に1時間も掛かってしまいました。

一度自宅に帰って体を温めていたら、今度はパンク修理のご依頼です。
一ヵ月ほど前にお近くの自転車屋さんでパンク修理をされたとのこと。
その後空気は入れられていないとのことですが、タイヤの空気はちょっと少ないながら残っています。
半信半疑で、それでも、お客様の言葉を信じてチューブを大きく膨らませてパンくチェックをしたら、ほんの小さな穴でしたが、2個並んでありました。

リム打ちでもこんな小さな穴が開くんだと、認識を改めました。

チェーンの油切れに注油して、効かなかった前ブレーキのワイヤー調整をして、終了です。

もう一個、面白いネタを見つけたのですが、こちらはホームページ用です。

2016年11月23日 (水)

漕ぐのが重いです。

昨日、ご依頼を頂いたのですが、ご依頼内容が「自転車を漕ぐのが重いんです、軽くなりますか?」とのことです。

チェックするところは、タイヤの空気圧に始まって、両輪の回転抵抗、ホイールの面ズレによる走行抵抗、駆動系の抵抗まで、多岐にわたります。

今回は、後輪の回転抵抗が大きかったのと、チェーンの汚れがひどかったです。
空気圧も低めだったのですが、漕ぎ続けないと、すぐに速度が落ちます。

後輪を外して、ハブのグリス交換と玉当たりの調整、ブレーキの当たりを調整し、チェーンに注油して組み上げて、低めの空気圧のまま、乗車確認をして頂きましたが、軽く走るようになったと喜んでいただきました。

最後に空気も規定圧まで入れて、「これでもう少し、軽く走れるようになりますので、月に一回空気を入れて、この空気圧を保ってください」とお願いしました。

一つ、お客様には申し上げませんでしたが、問題がありました。

ホイールを外す際に、ブレーキワイヤの固定ナットがなかなか外れませんでした。
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ワイヤーを通す方の部品のネジ山がありません。

中古ですが、部品を交換して取り付けました。
原因はナット側で、ピッチの合わないナットを無理やり締め込んでありました。

どなたの仕事かは分かりませんが、自分はやらないよう、ネジの締め付けは、手でやる習慣を大事にしていきたいと思います。

2016年11月22日 (火)

シュワルベの英式バルブでの空気圧変化測定開始

昨日からですが、シュワルベの英式バルブとパナレーサーAVアダプターを使って、空気圧の変化測定の実験を開始しました。
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見ずらいですが、奥にあるのがシュワルベの英式バルブコアです。
通常のバルブコアに比べて、トップナットからのバルブコアの出が大きいです。

シュワルベの英式アダプターは、シュワルベ エアマックスプロでしか、空気圧測定できないので、今回の実験に使用する圧力計は必然的にシュワルベになります。

嬉しかったのは、シュワルベの英式バルブとシュワルベの圧力計を使うと、空気圧の測定時にエア漏れがしないことです。

今日は、虫ゴム不良のエアー抜け一件ののみでした。

自転車メモなど(作成中)のサイトを覗いていたら、時間を忘れて、歯医者に行くのを忘れてしまいました。

2016年11月21日 (月)

人の褌で・・・

自転車の記事ではありませんが・・・

ブログ記事で、多くはないのですがコンスタントに検索で訪問してくださる記事の一つに「関口孫一郎の千円札」があります。

皆さん、由来が気になるのでしょうが、私も同様です。

誰が、何のために、わざわざ名前を書いたのか知りたいです。

ネットで検索しても、憶測記事は有っても、はっきりした理由はわかりません。

昨日も検索での訪問があり、改めて気になりました。

昔、奈良に住んでいたころ、好きで見ていた朝日放送の「探偵ナイトスクープ」という番組があります。
たわいもない疑問や謎を追っかけてレポートを見せる番組なのですが、今でも続いているようです。
こんな些細な疑問をまともに解決してくれるのは、この番組しかないだろうと、番組のホームページから、調査依頼をしてみました。

取り上げてもらえれば、疑問が解決されそうですが、どう展開するでしょうか・・

2016年11月20日 (日)

一ヵ月の空気圧減少

シリコーンチューブを虫ゴムの代わりに使う上で、今のところの懸念材料は、強度だけなのですが、ゴムのことを知っている人にとっては、空気透過性も気になります。

実用試験では、大差がないと実感はしているのですが、客観的なデータは有りません。

一番確かなのは、実際に空気圧の減少を、虫ゴムを変えて比較することです。

一ヵ月程度の放置期間で比較することになりますから、季節が変わるため、実験条件を一致させるか、比較試料を準備する必要があります。

タイヤ、チューブを取り付けたホイールを2本準備して、同じ減少データが得られるか試しました。

ホイールは、26インチのステンレスリムとアルミリムを準備しました。

タイヤは条件をそろえるため、シンコーデミングL/LのB/Wです。

チューブはシンコーのレギュラータイプです。

空気圧測定を可能にするため、パナレーサーの英→米式アダプターを使いました。
空気圧測定は、パナレーサーのデジタル空気圧計です。
機材は、乗車時の空気圧記事の通りです。

結果は
            

開始日 開始時空気圧 30日経過 チューブ タイヤ ホイール
2016.10.21 2.99 2.46 シンコーノーマルチューブ シンコーSR078DemingL/L AL
2.99 2.44 シンコーノーマルチューブ シンコーSR078DemingL/L ST

思っていたより減っていませんでした。

1気圧ぐらい減っているかと思ったのですが、予想の半分ぐらいです。

タイヤ、チューブとも新品ですので、減りが少ないのでしょうか?

測定に一ヵ月掛かりますので、なかなか進みませんが、いろんな条件で空気圧の変化を測定してみます。

シュワルベの英式バルブでの空気圧変化も調べたくて、 シュワルベ エアマックスプロ の圧力計も購入しましたが、パナレーサーデュアルヘッドより、圧力表示が僅かに低く エアマックスプロでは、2.44 2.42気圧の表示でした。
測定誤差は、多少ありますが、気にするレベルでは無いようです。

緑の虫ゴム再遭遇

昨日のことですが、緑の虫ゴムに再遭遇しました。

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電動アシストのTSUKALの前輪に装着されていました。
買ってから、交換したことがないとのことでしたので、TSKAKLでは、この虫ゴムが標準で使われていたのかもしれません。

明らかに劣化が見られたので、興味がなくなり、タイヤ、チューブのメーカーは調べませんでした。

TASKLの販売されていた時期や、お客様のお話から、3年ぐらいで駄目になるようですから、通常の虫ゴム以上の耐久性は有りませんでした。

ご依頼は、パンク修理だったのですが、「空気を入れようとしたら、空気を入れるところから空気が抜けてしまう」とのことで、予想通り、虫ゴム切れでした。

バルブから空気が抜けるときは、虫ゴムをチェックしてみてください。

2016年11月19日 (土)

これでも直せます。

車に踏まれたのかなと思っていますが、自転車が自立しません。

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リムは交換するしかありません。

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フロントフォークも要交換です。

見積時に、ハブは生きていたので、リムと、念のためスポーク、ニップル、振れ取り台を持ってのご訪問です。

外して見ると、フォークはコラムまで曲がっていました。

スポークもネジの直近で曲がっていたので、使用はあきらめました。
ニップルもネジ山が飛んでいるものが多数あり、こちらも使用を諦めました。

ハブだけ生かして、ホイールを組んで交換です。

フォークは、以前に26インチ→24インチに交換したブリヂストンの中古フォークを使用し、コラム長を合わせて、カットして交換です。

白のフレームに薄い藤色のフォークだったので、白の塗装をしましたが、錆落としや古い塗膜の剥離をせずにパーツクリーナーで脱脂のみで重ね塗りです。

あまり気に入った仕上がりではないので、完成画像は有りません。

自転車の機能としては、生き返りました。


毎月19日は、自転車の空気を入れる日です

今日19日は、自転車の空気チェックと空気入れの日です。

「毎月19日は、自転車の空気入れをしましょう。」 

今日も自転車に、10分だけ、愛情を注いで下さい。

自転車の、パンクの8割は「リム打ちパンク」と「チューブ擦れパンク」で占められています。

どちらも、空気をしっかり入れる事で、ほとんど防げます。

異物を踏んで起きるパンクも、空気がしっかり入っていると、路面との接地面積が少なくなるのと、タイヤが異物を弾いてくれる事で、いくらか防げます。

親指でタイヤの側面を押しても、ほんの少ししかへこまない程度まで、空気を入れてください。
自転車に乗った状態で、タイヤと路面の接する長さが10cm程度が体重で補正した最適の空気圧です。
(軽快車の場合です。スポーツタイプでは、タイヤの適正空気圧が異なります)

不調な空気入れも、パッキンの交換や、油切れを補充してやることで治る場合が有ります。
ポンプのホース切れも時折目にしますが、ホース交換もできます。
 

空気をしっかり入れてやっても、パンクが続くこともあります。
タイヤが摩耗して薄くなり、小さな異物でも、チューブを傷つけることがあります。
走られる道路の状況にもよりますが、異物にパンクが続くときは、タイヤが限界かもしれません。
修理時にどんな道をどのぐらいの頻度で、どのくらい走られるか伝えて、「タイヤを交換した方がいいですか?」と聞いてみてください。3~4回のパンク修理費とタイヤ交換費用が同じぐらいかもしれません。

2016年11月18日 (金)

ホッチキス加工-5

仕事の合間にホッチキスの再加工をしました。

針受けの焼入れ部品の下穴を利用し、4.2mm→4.5mm→5.0mm→5.5mm→6.0mm→6.2mmとドリル歯を変えながら穴を拡げました。

この位のステップなら、時間を掛けずに穴を拡げられました。

最終的には、鑢を使って、少し長穴にしましたが、一応形になりました。
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前回の使用で折れ曲がったままですが、今回の穴あけは、限界まで力点と作用点を近づけ、剛性の不足を逃げました。

使用済みですが、通常品の虫ゴムを食い切ることが出来ました。

いくつか試したのですが、0.5~1.0N/mの締め付けトルクで、通常品の虫ゴムは食い切れました。

2x3.5mmのシリコーンチューブでも1/6N/m以下の締め付けトルクで切れてしまいました。

4台点検

今日は、リピータのお客様(学生寮)で4台の点検です。

当初は3台の予定だったのですが、前ブレーキの利きが悪いとのことで、1台追加になりました。

4台中2台でBBの緩み、1台はチェーンの張りすぎ、2台のブレーキ調整をしました。

注油、空気充填後、実車確認をして頂きましたが、お一人、まだ自転車に乗りなれていないとのことで、漕ぎ出しでふらつきます。

初心者とのことで、サドルを下げられていたのですが、かえって力が入らず、漕ぎ出しでスピードに乗れないようです。

サドルを踵が着かない高さまで上げたら、漕ぎ出しがスムーズになりました。
本当は、あと3cmあげたかったのですが、足付きが悪いのは不安そうだったので、ちょっと低めで止めました。

明日は、同じお客様で、フォーク曲がり、リム割れの事故車の修理です。

2016年11月17日 (木)

確認不足

今日は、チェーン切れの駒詰修理

続いていたずらを心配されていたパンク修理でしたが、ハの字のリム打ちパンクでした。

修理中に、リピータのお客様から3台点検のご依頼がありました。
修理中の旨お伝えし、時間の制約もあるようだったので、「お留守でも点検しておきます。」と申し上げ、改めて連絡しますとのご返事を頂いたつもりでした。

更に通りがかりのお客様からタイヤ交換のご依頼です。
パンク修理で大丈夫だと思いますよと修理を始めたら、バルブ付近での折り目パンクでした。
擦れは軽度だったので、ハイパッチSで対処です。

点検のご依頼は、再度の連絡はなく、今日は見送りと思って帰宅したのですが、
帰宅後しばらくして、「待っていたのですが・・」とのお電話を頂きました。

結局、明日お伺いすることになったのですが、お客様に、今日のお伺いと思わせた言い方が何だったのか、ご連絡がないことに対して確認をしなかったことを反省です。

中々時間が取れず、チューブの食い切り試験機の再作成は進みません。

2016年11月16日 (水)

電動バイク修理

11月に入ってご依頼が少なく暇なのもありますが、低温で電動バイクの走行距離が伸びなくなるので、バルブのゴムがひび割れしてスローパンクで走行抵抗が大きく、走行距離相応にすり減った後輪のタイヤを交換しました。

相変わらず、タイヤの取り外し、取り付けは四苦八苦しながら時間ばかり掛かっています。

タイヤのビード上げは、ビードワックスを使ったおかげか、荷締めバンドを使って締め上げることで自転車用の空気入れで完了しました。

実は、昨日から始めていたのですが、後輪のバルブが特殊で、探しているうちに日暮れ終了でした。
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ホイールインモータの為、リムサイドにバルブ穴が在り、通常のバルブより小ぶりの特殊規格のようでした。

何とか、2輪館で代替えで見つけたのがこのバルブです。
93900-00025 ヤマハ純正 バルブ リム 2JE
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これでも、バルブの台座部分は、少しカットして使いました。

右が標準品ですが、こんなに違います。
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今年の3月ごろから、速度の表示と、走行距離のカウントが出来なかったのですが、ようやく故障個所を探しました。
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断線でした、半田付けして、電工テープ巻きで対処です。
久しぶりに速度計が復活です。

その他、シフトSWが利かなかったのですが、コネクターの指し直しで復活です。

2016年11月15日 (火)

シュワルベ英式バルブコア 取り扱い開始

シュワルベの販売店登録の記事で確認中だったシュワルベの英式バルブ(バルブインサート)ですが返事があり、取り扱いも在庫もあるとのことでした。

早速、バルブインサートとシュワルベの圧力計エアマックスプロを注文しました。
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パナレーサーに比較すると、小ぶりで軽く、首振りや、ライト、エアー抜きなどが省かれています。
大きさや、機能に多少の差はありますが、どちらが測定時にエアーが漏れずに測定できるかが、私にとっては一番大事です。
10月20日まで楽しみはおあずけです。

シュワルベの英式バルブ(バルブインサート)については、販売部品として設定します。
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1個100円、自転車の前後両輪で200円です。

ご希望の方は、修理時にお申し付けください。

Tsutomuさんから、コメントを頂いていたので、匂いを嗅いでみました。
ほどんど無臭で、刺激臭はなく、気の迷いかもしれませんが、ナッツのような香りを感じました。

 

【関連記事】
シュワルベの販売店登録
シュワルベ チューブ 英式バルブ
古い形?のスーパーバルブ

 

隅除輪業さんが、空気を入れるときのバルブの抵抗を測られています。

2016年11月14日 (月)

ホッチキス穴あけ完成しましたが・・・

ようやく、4日掛かりで、穴あけが完成しました。

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早速、シリコーンチューブを食い切ってみました。
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こんな風に挟んで、トルクレンチでプリセットメモリを変えながら、どのぐらいのトルクできれるか試してみましたが、トルクレンチの最小メモリ0.15(1Nの6分割)付近できれてしまいます。

コキッという手ごたえが有るような、無いような、とても正確なトルクは読めません。

微小なトルクを測れるトルクメーターを探すと、東日製作所のSF40CNというプレート型のトルクレンチが見つかりました。
そこそこの価格なので、普通の虫ゴムでも測定範囲内のトルク(0.4N)で食い切れるか、虫ゴムを咥えて、トルクレンチを1N/mに設定してネジを締めてみました。

虫ゴムは食い切れず、ホッチキスがゴキっという音ともに壊れました。
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折角作った、食い切り試験機が壊れたのはショックですが、通常の虫ゴムと、シリコーンチューブで、ここまで強度差が有ると確認できたのは有意義でした。

どのくらいの強度が有れば、虫ゴムとして実用範囲なのかはわかりません。
シリコーンチューブ(2x3)は切れた。
同じ自転車で、虫ゴムは切れていないとの実績だけです。

高強度シリコーンのチューブが、どの程度の強度なのか、もう一度食い切り試験機を作り直して確認します。

ホッチキス加工中

ホッチキス加工中-2

ホッチキス加工中-3

ホッチキス加工中-4

2016年11月13日 (日)

ホッチキス加工中-4

リューターとダイヤモンドビットで下穴が開いたので、ドリルで拡げられるかなと試してみました。

NACHIのステンレス用ドリル(4,5mm)は貫通しましたが、

期待した月光ドリル(6.2mm)
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はなかなか貫通しません。
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今日で3日目です。
もう少しで、貫通しそうです。

ホッチキス加工中

ホッチキス加工中-2

ホッチキス加工中-3

ホッチキス穴あけ完成しましたが・・・

お伺い先不明

今日は、一度お伺いしていたのですが、住居表示が変更になって、Googole地図に表示されないお客様です。

一度お伺いしているので何とかなるだろと、出かけたのですが、行き着けず、一度戻って、旧住居表示をお伺いして出直しです。

次のお客様は、旧住居表示でご依頼で、やはりGoogle地図では表示されず、目印をお伺いして訪問したのですが、お客様がおっしゃった目印を見つけることが出来ず、迎えに来ていただきました。

お客様にナビして頂いて、お伺いするのはリスクが大きいです。

車椅子のタイヤ交換のご依頼でしたが、22x1 3/8のタイヤは手持ちがありません。
屋外で使う車椅子とのことで、ホームセンター仕入れです。

最後は、10年以上前のミヤタの通学車のパンク修理です。
今はお母さまが乗られているとのことでしたが、やはり気持ちよく走ります。

古くて、それなりの品質の自転車は、修理していても楽しいです。

2016年11月12日 (土)

久々に忙しい日でした。

今日は、午前中にご予約のお客様の2台の自転車です。

一台は、チェーンの伸び調整です。
チェーンが外れるとお聞きしていたので、先ずBB廻りのチェックです。
クランクにガタがあり、左ワンで当たりを取りましたが、ゴリゴリ感が残りました。
右ワンを外すと、BBシャフトの玉押しに少し虫食いです。
むしられた玉押しの破片がグリスに混ざっていました。

洗浄して、新しいグリスを入れて組み上げです。
時折、コキッと異常回転しますが、使用に差支えは感じることは有りません。

チェーンの張りの調整に懸りましたが、後輪の回転が重いです。
内装3段変速ですがハブの玉当たりを調整して、少し軽くなりました。
それでもグリスの稠度が高く(固めのグリス)チェーンオイルで少しグリスを溶かして、そこそこ回るようになりました。

乗車確認すると、前ブレーキから異音です。
シューがすり減って、金具がリムに当たっていましたので、ブレーキシュー交換です。

手はかかりましたが、軽く走りますと喜んでいただけました。

もう一台は、お仕事で使われている電動アシスト車の前輪タイヤ交換です。
タイヤ交換時の常で、ハブのチェックをしましたが、グリス切れです。
かなり重い荷物を積まれるのか、ハブシャフトが曲がっていました。

修理中にご依頼が2件あり、

次のお客様は
パンク修理と、後輪のブレーキ音の2台のご依頼です。
ブレーキ音は、メタルリンクブレーキだったので、ローラーブレーキグリスの注入です。
ついでに、チェーンの張り調整です。

パンク修理の自転車は、パッチ下のチューブ割れです。
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パッチを剥がすとこんなに割れが拡がっています。
161112_151913
取り合えず、今年一年乗れればいいとのことで、パッチの張り直しで対処しました。

今日五台目の修理にお伺いします。
「パンクかもしれないんですが、自転車を漕ぐのが重いんです。」とのご依頼でした。
お伺いしてみると、タイヤの空気は減っていますが残っています。
前回空気を入れられたのはいつですか?とお伺いすると、
「半年前に買って、空気を入れたことはありません」とのご返事です。
空気の補充が必要なことをお伝えし、空気を入れて乗って頂くと、漕ぎの重さが解消されましたとのことです。

空気補充の必要性などは、ご存じない方の目に留まって欲しいのですが、当店のブログを読んでくださっている方は、自転車に関心がある方だと思っています。
ここで書いても伝わりません。
やはり、販売時に、注油や、空気入れ、点検などの必要性をお役様にしっかり伝えてほしいです。

これで、今日の修理は終わりかなと、帰路につきましたが、「今パンクして自転車屋さんの前まで来たんですが、閉まっているんです。」とのご依頼です。
空気圧不足と、製造時の不具合でしょうか?
チューブの繋ぎ目で縦割れのパンクです。
パッチ貼りで完了ですが、ちょっと後味が悪い修理です。

2016年11月11日 (金)

ホッチキス加工中-3

今日は、雨の金曜日で、修理のご依頼は、「霞ヶ関って、都内の霞が関ですよね?」とのお問い合わせだけでした、お伺いには繋がらず、自分の日となった一日でした。

冬に向けてオーバーズボンの購入と、仕掛のホッチキス加工の為の工具探しです。

ロイヤルプロにダイヤモンドビット付の電池式の安いリューターが有ったので、買ってきました。
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税抜き1,340円の10%引きでした。

ここまで、一時間くらい掛かりましたが、何とか穴が開きました。
161111_152430
まだ3φぐらいの穴です。

当初は4mmのキャップスクリューを使う予定だったのですが、ネジの長さが足りるものがなく、6mmx50mmのキャップスクリューに変更です。
161111_152840

穴を拡げて、下側のナットを固定すれば、加工としては完成ですがちゃんとチューブの強度が測れるでしょうか?

ホッチキス加工中

ホッチキス加工中-2

ホッチキス加工中-4

ホッチキス穴あけ完成しましたが・・・

2016年11月10日 (木)

何パンク?

今日の2件目のパンク修理のお客様です。

最初はチューブの劣化による割れかと思ったのですが、
161110_103801

ブリヂストンのちょっと厚めのスーパーチューブです。
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ほかの場所には劣化の兆候らしいものは有りませんでした。

タイヤ側をチェックすると、該当する位置に穴があります。
161110_104222_2

マイナスドライバーを押し込んだか、カッターの刃で押し切られたか、と想像したのですが間違っているでしょうか?

お客様に、駐輪場所を気を付けて頂いた方がいいですとお伝えすると、「いたずらがよくあると聞くので、注意します。」とのことでした。

2016.11.10の異物

朝一でお出かけの前のパンク修理だったので、タイヤに刺さっていたのですがその写真は有りません。

外した時には画鋲の針は曲がっていましたが、チューブの反対側まで穴が開いていたので刺さった後曲がったのだと思います。
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センターからずれていたのと、空気がなくなった後に走られたいなかったのだと思いますが、パッチ一枚で処置できるパンクでした。

2016年11月 9日 (水)

大統領選挙

今日は、風で倒れて曲がってしまったのか、跳ね上げると先端がタイヤに当たってしまう一本足スタンドの力業での修復一件です。

後ろのタイヤから音がするとのご依頼で、スタンドを下ろしたままチェックしたのですが異音はなく、ハブのガタつきもありません。
ブレーキも当たっている様子はなく、お客様からの、走った時に音がするとのお話で乗車確認をしようとスタンドを上げて、自転車を押したところでようやく気付きました。

昨日、穴あけが出来なかったホッチキスの穴あけに使えそうな工具を探しましたが、焼入れ鋼は放電加工か、研磨が標準の加工法のようです。

NACHIのアクアドリルEX 3フルートハードという焼入れ鋼用のドリル歯も見つけたのですが、他の材質に使えないのと、高価なので躊躇しています。

次の策として、リューターは持っていないのですが、ダイヤモンドバーで削ってみようかと思案中です。

検索しながら、今日は、一日TVで三昧です。
アメリカの大統領選挙の開票速報を見ていました。

大方の予想や、世論調査とは異なる結果でしたが、アメリカの根深い閉塞感が予想を裏切って噴出した結果のように思います。
積極的に投票したくない候補者同士の選挙戦ですが、英国のEU離脱と重なって、現状打破への政治への絶望感を感じた一日でした。

2016年11月 8日 (火)

ホッチキス加工中-2

朝一で異物パンク(異物残りなし)を済ませて、

幼児車を引き取りに来て頂き、

ホッチキスの加工の続きを始めたのですが、貫通穴が開きません。
上の握り部とステープルが入るレールには穴が開いたのですが、下のステープルを受ける部分がある金属部品が固くて、ステンレス用のドリルの歯を受け付けません。

鉄鋼用のドリルの歯も受け付けません。

セリエで買った100円ホッチキスなのですが、手ごわいです。
ちゃんと焼き入れされています。

切削方法を調べています。

調べ中にパンク修理のご依頼がありましたが、バルブ根元のパンクで、チューブ交換となりました。

ホッチキス加工中

ホッチキス加工中-3

ホッチキス加工中-4

ホッチキス穴あけ完成しましたが・・・

2016年11月 7日 (月)

ホッチキス加工中

ホッチキス(ステープラー)の加工中です。

161106_161232
ホットメルトでステープルを押す板が当たる金属板を張り付けました。

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溝の中でステープルを押す部品とバネも取り去りました。

161107_155006161107_174107
     加工前                            加工後
ステープルを押す板の出る量をを大きくするために
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      加工前                          加工中

板の出る量を規制している耳を削りました。

まだ完成していないのですが、
161107_181127
このように、チューブを噛み切ります。

構想としては、この後、ホッチキスの上から下まで貫通穴を開け、4mmのスクリューキャップとナットでホッチキスを閉じて噛み切るためのトルクをトルクレンチで測ります。

通常品の虫ゴムと、シリコーン虫ゴムの強度を比較するための冶具になる予定です。

ホッチキスの剛性と、トルクレンチの測定範囲でネジを通す穴の位置に悩んでいます。
とりあえず試すしかないのですが、指の力で噛み切れるので、支点と力点の距離の支点から1/4位の位置に開ける予定です。

チューブの厚みで、同じ素材でも噛み切る力は変わりますが、実用のための強度試験ならこんな方法もありだと思いますので、うまく測定出来たら、通常の虫ゴムと、シリコーン虫ゴムの強度比較をお伝えします。

ホッチキス加工中-2

ホッチキス加工中-3

ホッチキス加工中-4

ホッチキス穴あけ完成しましたが・・・

2016年11月 6日 (日)

シュワルベの販売店登録

シリコーン虫ゴムがなかなか先が見えないので、今の虫ゴムよりメンテナンスが楽な虫ゴムとしてシュワルベの英式バルブインサートも検討しています。

シュワルベの代理店 ピーアールインターナショナルにシュワルベの英式バルブインサートの購入のみでも販売店登録可能ですかと問い合わせたところ、
「販売店登録に取引条件は有りません。」とのことで、販売店登録に必要な申込書を送ってくださいました。

昨日、申込書に記載して返送しましたので今後、ピーアールインターナショナル取り扱いのシュワルベ、リキセンカウルなど、取り寄せが可能になります。

問題は、ピーアールインターナショナルの取り扱いの中に今はシュワルベの英式バルブインサートがないことで、本家のシュワルベサイトでは英式バルブインサートが商品設定されていることは確認したので、注文の可否を確認中です。

Englishvalvecore_1_2
シュワルベ バルルブインサート

内部構造は、今より虫ゴムについての知見がないときに「古い形?のスーパーバルブ」として記事にまとめています。
記事中に記載した通り、7年間の使用に耐えていますので、ゴムの材質も色や質感からブチルゴムではなさそうですし入手性や、価格の点も考慮してこのバルブインサートの使用を検討します。

2016年11月 5日 (土)

パンクチェック→漕ぎが重い

三輪自転車

リピータのお客様の三輪自転車

記事にしてはいませんが、空気の抜けが早い気がするとのことで、パンクチェックをさせて頂いて、今日で4回目のご訪問です。

今日もパンクしているとのことだったのですが、空気を入れられたとのことでした。
しっかり空気は残っているので、パンクではない気がして、お聞きしたところ、自転車の漕ぎが重いとのお話を頂きました。

念のため、3輪ともパンクチェックはしましたが、やはりパンクなしです。
3輪ともホイールを外し、チューブ単体で、通常の倍の太さまで膨らませてのチェックです。

ホイールを外したのは、確実なチェックをしたかったのもありますが、ホイールの回転チェックをすることも目的でした。

後輪は、軽く回っていましたが、前は両輪とも回転が重いです。
片側はグリス切れ、片側はグリスが残っていましたが、グリスが粘っています。

残ったグリスは洗い流し、両輪とも玉当たりの調整です。

BBのクランクシャフトにもガタがあり、左ワンで玉当たりの調整をしました。

チェーンも軽く清掃です。

結果は、かなり軽快に走るようになりました。

お客様には、結果をお伝えし、空気ももう少しタイヤが固く感じるまで入れて頂くよう標準空気圧のタイヤの硬さを確認していただきました。

これで、やっと気持ちよく乗って頂ける三輪自転車になったと思います。

3回目のパンクチェック時にもう少しお話をしっかり伺えば、前回で解決できたかなとちょっと悔やんでいます。

2016年11月 4日 (金)

製造起因のパンク?

ちょっと原因のはっきりしないパンクですが、製造時のピンホールを疑っています。

パンクとのことでお伺いし、指示いただいたのは後輪のエアー抜けだったのですが、チェックすると前輪もエアーがなく。水調べをしたらパンクでした。
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リム側で、チューブの繋ぎ目が集中したところで漏れています。

リムとリムバンドをチェックしましたが、パンクの原因となりそうな不具合は有りません。
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ゴムである以上、ピンホールと無縁というわけにはいかないのでしょうが、KENDAのチューブです。
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メーカー返品をして、解析をしないと真の原因はわかりませんが、こんなパンクを見るたびに、お客様への救済策がないものかと考えてしまいます。

購入後、一年未満であって、私が判断できる時は、それなりの対処をさせていただきますが割り切れない思いの修理です。

2016.11.04の異物

ご依頼時に、「画鋲が刺さってパンクしたんです」とのことでした。

まだ残っていました。
161104_180240

パンク後押して歩かれたため、リム側まで貫通した画鋲が、リム側に複数の穴をあけていました。
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     接地側                            リム側

接地面はハイパッチSで、塞げましたが、リム側は大判パッチで塞ぎました。

2016年11月 3日 (木)

リアハブ不具合検証

ハブを交換しました。
フリー内部の確認

に続く、第三弾です。

CYCLE DOCK まめ屋さんのFaceBook記事にも爪の形状でコメントし、「フリー内部の確認」記事でも爪の形状を問題視しました。

ラチェットの爪の不具合を疑った為、鑢で削って応急処置を施せないかと考えて爪の当たりを確認してみました。

結果としては、爪は設計の意図どうりの形状のようです。
161103_111104
分かりにくいと思いますが、ラチェットと爪の形状は、マッチしています。

爪の不具合ではなかったので、真の原因を探してみました。

気になったのが、フリーの歯のガタ付きです。歯の先端部で1mm弱ハブ軸方向に動きます。手で傾けて回してやると、歯飛びする感触を感じます。

爪がラチェットに潜り込むための設計位置よりガタ付きで外れてしまうようです。

フリー蓋のねじ込み規制用のスペーサーが2枚入っています。
161103_103121_1

薄いスペーサーを外しても、がたつきに大きな変化はありません。
厚いスペーサーを外すとフリーの歯がガタつかないところまで蓋を締め込めますが、更に回って、逆転時にかなり抵抗が出ます。
がたつきがが無いところまで、絞めてスプロケットを手で回すと、歯飛び感はほぼ解消します。

スペーサーの適当な厚さのものがあれば、応急的な対処は出来そうだったのですが、手元にはありませんので、やはり交換するしかなさそうです。

でも、歯飛びを起こす前なら、チェックしてがたつきを感じたら、余計なスペーサーがあれば抜いておく対処は必要そうです。

 

 

不具合の検証とは別ですが、このフリーハブで、ちょっと面白い機構を見つけました。

一般的なフリーでは、ラチェットの内外に2列のカップ&コーンベアリングが入っています。

このフリーはベアリングが一列です。
161103_114303
上から2番目のV溝にベアリングが入ります。

Photo

模式図ではこうなります。ベアリングに接する3点で、位置を保持しています。
ベアリングに力のかからないフリーならでは機構でしょうか。


2016年11月 2日 (水)

随分早い火入れです。

一昨年が12月28日

昨冬が1月3日ですから、ずいぶん早いのですが、昨日から火鉢に火が入りました。
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まだ冬用のオーバーズボンを買っていないこともあると思いますが、今年が寒さが早いのか? 歳で寒さに勝てなくなったのか、後者だとするとちょっと寂しくなります。

昨日幼児車が仕上がったので、今日は受験に使ったクロスバイクを触ろうかと思ったのですがだらだらと時間を過ごしてしまいました。

唯一、自転車屋らしいことをしたのは、シュワルベの英式バルブの購入だけで、販売店登録が出来るかピーアールインターナショナル に問い合わせをしたぐらいです。

修理のご依頼がないと、動くきっかけが掴めません。

2016年11月 1日 (火)

幼児車レストア完了

2回ほどブログに登場していた素姓の良い幼児車ですが、

今日は朝の雨と、火曜日ということから修理依頼はないかなと予想していたのですが、その通りで、作業が進みました。

完成です。
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ビフォアーはありません。
前後ハブの清掃・グリスアップ、ヘッドの清掃・グリスアップ、BBの清掃・グリスアップ済みです。

新しい部品を使ったのは補助輪だけです。

サドルトップは張替、グリップとブレーキレバーは、別な中古から移植です。
ブレーキレバーは、黒を使うことに抵抗はあったのですが、ハンドル径に合って、レバー位置が調整できるのはこれしかなく機能を優先しました。

泥除けステーは錆取り後、メッキ感覚で補修です。
泥除けも、元は白だったのですが、水色の水性アクリルで塗装しました。

忘れていました、ブレーキワイヤーも、中古からの移植です。

当店で販売する中古車はすべてこのレベルまでレストアしての販売になります。
ですから、古い自転車ほど、手間が掛かりますので作業費もかかります。

アマゾン 返金処理終了

「カラータイヤはお勧めしません。」の記事の
アマゾンで購入した、KENDA KWEST の700x28Cカラータイヤ ホワイト ですが

先週、29日に着払いで返送しました、今日メールが届き、送料は差し引かれることなく全額返金とのメールが届きました。

素早い処理ですが、この処理の速さはメーカーに確認しての不具合認定の有無はなさそうです。

ちゃんとメーカーに不具合の情報が届いてくれるといいのですが、

 

今回はAmazonからの購入だったので、注文履歴を見ると、一覧の商品のところに
Amazon01
商品の返品・交換のボタンがありました。

返品・交換にはおよそ一ヵ月の期限があるので、在庫として購入するのは考え物です。

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