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2016年3月26日 (土)

痛めてしまった工具 続報

新しい工具が仲間入り(2016.03.18)
工具を痛めてしまいました。
左ワン 外れました。

でお伝えした、OCS(セレクター)BB外しの代替え工具ですが、私の使途には、ちょっと工具の強さが足りませんでした。

工具に使われている、鋼の種類も判りませんしやろうとしていることが、実現できる保証もなかったので、予備も含めて、新たに2個購入しました。

やりたかったのは、浸炭焼き入れです。

以前にも、自作工具実施しましたが、この自作工具は実はあえなく破損しています。
浸炭できていなかったのか、焼き入れがうまくいかなかったのか工具に必要な硬さになっていませんでした。

今回は、もう少し念を入れて、浸炭に必要な温度と時間を調べました、
浸炭のための温度は、「表面硬化熱処理を使いこなす - 川重テクノロジー」によると850~950℃です。
前回同様、安定した熱源を考えて、七輪に木炭で行いましたが、木炭の燃焼温度は、炭火道:木炭の燃焼温度によると楢(なら)切炭・黒炭で870℃だそうですから浸炭温度としてはクリアーできています。

時間については、前回参考にさせていただいたミニ旋盤の作り方のサイト には40分と書かれているぐらいしか見当たりませんでした。

前回は、4時間ぐらい、火の中で放置しましたが、今回は、炭がオレンジがかった赤色を保つのを確認しながら炭に点火後、1時間ほどで切り上げました。
取り出すと、缶の中では、炭が黒さを保っていましたが、工具は赤く光っていました。

その後、工具を炭の中に置き、ガストーチで加熱して、赤く灼けた状態で、てんぷら油の中に放り込みました。

工具に、カッターの刃で傷を入れてみましたが、
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購入した後、傷んだ部分をやすり掛け          黒皮を剥がした、浸炭焼き入れ後

傷は付かず、表面の硬度は上がっていることが確認できます。

実際には、固く締まったワンを外してみないと効果があったかどうか分かりませんが、多少の改善は出来たようです。

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