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2016年2月25日 (木)

スローパンクで再修理

リピータのお客様から「パンクの修理をお願いします。」とのことで、一度修理にお伺いし、パンク箇所が見つからずパンクしていないようですと様子を見て頂いたお客様から、1週間後に「やっぱり、3日ぐらいで空気が抜けるんです。」とのことで再修理にお伺いしました。

借り物の画像ですが、私の携帯では、なかなか上手く撮れないので、サイクルサービスおおいえさんの スローパンク記事からお借りしました。
160225_171400
こんな感じで、ぽつりぽつりと泡が上がります。

自分のやった修理でしたので、パッチ貼りの不良も疑い、
パッチを剥がしにかかって、チューブを破ってしまいました。
160225_171400160225_171438
パッチを剥がす手がかりを作ろうと、パッチの縁からやすりを掛けたのでチューブの破れは諦めて、チューブ交換で対処させて頂きましたが、パッチはしっかりと張り付いていました。

それで見つけた、内部のチューブ割れです。
160225_171451

元のパンクは擦れパンクで、修理時に亀裂がなかったことは確認していましたので、この亀裂はパンクのパッチ修理後に発生したものです。
亀裂に沿って少しパッチの剥がれも確認できます。

出張修理を初めて間もないころ修理させて頂いたものなので、3年以上経過していますが、この頃使っていたゴム糊はマルニの緑缶です。
パッチはずっと使い続けているハイパッチSです。
この当時はまだフランベはしていませんでした。

チューブの銘柄はミリオンです。
パンクの修理手順も含め、チューブの銘柄での発生に差があるのか、今後も遭遇したら記録していこうと思います。

今回の再修理の原因は、空気の抜ける状況をご確認せず、エアー量が足りなくてパンク箇所を見逃したものです。
今後は、パンク修理後のあるチューブでのパンクは漏れが見つからない時は、ホイールを外し、チューブ単体にしてしっかり空気を入れて水調べします。

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パッチ・チューブ割れ」カテゴリの記事

コメント

パッチ剥がすときはパッチをライター等で炙って(泡が出るくらいまで)から
熱いうちにラジオペンチで剥がすといいかもしれません
水平方向は後日裂け目が広がってくるので傷の両末端をニッパー等で丸く抉り取ると傷が広がりませんが
あまり冒険してもお客さんには不都合をあたえるので交換も選択肢に

名前なしさん コメントありがとうございます。
早速試してみましたが、面白いようにパッチを剥がす事が出来ました。
貴重なノウハウをありがとうございます。

以前から、パンク修理後の経年変化で、チューブの水平方向に裂け目が拡がるのが不思議で、気掛かりだったのですが、普通に起きることなのですね?

独学で修理業を始めて5年目、いまだに試行錯誤の連続で、危なっかしいところばかりです。
自分のやり方をお客様に押し付けているとも思っているのですが、なかなか交換するべきかどうかの見極めが出来ていません。
出来るだけお客様のご負担を少なくと思っているのですが却ってご迷惑をおかけすることもしばしばで悩んでいます。

今後とも、些細なことでも、ご指導いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


こんばんは~。
 空気が抜けるが分かるのに3日くらい掛かるパンクですと、確かに
見逃す確率は高いでしょうね。
 チューブラーに使われる天然ゴム?のチューブですと、翌日には
空気圧が落ちますから、乗るたびに空気を入れますが、一般車ですと、
それでは無理がありますからね。タイヤ・シーラントを入れておけば、
穴が塞がる程度のパンクでしょうけど。

 ゴムでも当然ですが、疲労により伸びが悪くなって亀裂が生じたり、
経年変化による劣化も起こります。使用状況、管理状態も人それぞれ
ですので、「何年、何Kmで交換」とも決められないですが、ある程度の
ところでチューブを交換するのが安心なんでしょうねぇ~~。

 3年経ったチューブなら交換とか、パンク修理は2回までで、それ
以上はチューブ交換・・とか、一つの目安を決めておくのも良いかも
しれません。クルマでも車検の度に、パッキン類の多くは交換に
なりますし、ワイパーのゴムも毎年交換しますから、自転車のチューブ
も同様に考えていいように思います。

 クルマと違って、自転車にはお金を掛けたくない・・というお客さんが
多いのが悩みかもしれませんが。

アンコウさん コメントありがとうございます。
見逃さない為には、チューブにしっかり空気を入れて膨らませてやるだけなんですが、ホイールを外さないと入る空気の量に限度がありますので、すべてのパンク修理で実施するのは難しいところです。
パンクの状況を詳細にお伺いして、水調べの手順を考えるようにしていますが、ご不在で状況が確認できない時もあり・・・
と書きながら、閃きました、スローパンクが発生する場所は、バルブ近辺や、パッチ跡などチューブが厚くなっているところですから、そこを水調べするときだけ、空気を追加してやることにします。
このやり方では、製造時のピンホールによるスローパンクは見逃しますが、状況を確認できていれば、それも見つけられると思います。
閃いたのはアンコウさんのおかげです。ありがとうございます。

シティ車に乗られているお客様がチューブに求められる性能は、空気の保持だけですから、修理で回復できれば修理したいと思ってしまいます。
空気圧の管理の仕方でも、チューブの疲労度は変わってきますから、作業をする際の見極めを少しづつ修正していきます。

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