ケーブル・ワイヤーの伸び
先日、チェーンの伸びの理由を解説しましたが、その時お約束したワイヤー・ケーブルの伸びの解説です。
ブレーキケーブル、シフトケーブルともアウター、インナーケーブルから構成されています。
実際には、インナーとアウターの間にライナーという滑りを保つためのプラスチックチューブが入っているものの方が多いのですが、この図では簡略化してライナーを除いています。
緑がアウター、赤がインナーです。
図はちょっと極端ですが、カーブ部分でインナーとアウターが擦り合って、お互いが摩耗するとインナーの通る円周が短くなって、見かけ上インナーケーブルが伸びたように見えます。
実際には、ここに至る前に、インナーケーブルは撚り線ですから、撚り線の馴染みや、曲がりに対する馴染みもあります。
こんな理屈で、自転車のワイヤーは、購入後1~3カ月で伸びに対する調整が必要になります。
面倒だからと、点検しないまま乗り続けない為にも、なるべく近くの自転車屋さんで購入することをお勧めします。
« ブレーキが利かない | トップページ | シリコーン虫ゴム エアー抜け-2 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 一件、うれしいキャンセルです。(2021.02.27)
- ショートヘッドアーレンキーは自作しました。(2021.02.23)
- また一店、自転車屋さんが閉店されました。(2021.02.21)
- ちょっと気になるダブルクロス組(2021.02.18)
- 今日は写真撮影の日(2021.02.14)
コメント