荷台 溶接外れ
ちょっと内容不明のご依頼だったのですが、お伺いしてみると
荷台のステーのに繋がるアングルの溶接外れでした。
大きな後ろ籠に荷物を一杯乗せて走られるお客様です。
溶接外れ以外には、荷台に格段の不具合はなかったので、溶接外れの部分をタイラップで縛ってみたのですが、今一強度の不安が残ったので、外側の2個所だけは、ステンレスワイヤーで縛り、結び目をはんだ付けで処理しました。
インナーワイヤープライヤーで縛り上げ、トーチを使ってはんだ付けです。
あわよくば、接合部まではんだが入ってくれればと思ったのですが、錆が有って回ってくれませんでした。
それでも、不安はなく使って頂ける固定が出来ました。
点検でBBのガタが有り開けてみると、リテーナーの破損とグリス切れです。
リテーナー交換で対処し、回転を確認している時に後輪の振れを見つけ、スポークをチェックすると案の定スポーク折れです。
スポーク交換と振れ取りをして、修理完了になりました。
後輪の振れをみて、ようやく荷台の溶接外れの理由が分かった気がします。
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力太郎さん コメントありがとうございます。
荷台の溶接外れは、けつ上げの失敗以外で見たのは初めてです。
クラス18の荷台に場合によっては20K以上の荷物を載せられるそうで、後輪の振れでストレスが掛かったのかなと思っています。
スポークは、めったに緩むものではないと思っていたので、多々発生すると書かれているのが意外です。
力太郎さんには釈迦に説法になるでしょうが、ネジが緩むのは、ネジ部に掛かる締め付けトルクが低下した時ですから、もう少し、全体の張力を強くしてやった方が良いのかもしれません。
隣り合わせの2本のスポークを親指と人差し指で挟んで、固いと思えるぐらいまで張ってみてください。
投稿: あのこら | 2016年2月25日 (木) 21時57分
あのこらさん、こんばんは!
自分も荷台の溶接外れと聞いて?でしたが
やはり…積載が多い自転車はBB共々、掛かる負担が大きいみたいですね!
自分も積載はあまりしないですが、乗っている人間が重いので…
走るほどスポークの緩みは多々発生するので注意しています。
とはいえ、この前メリダのスポーク折れがスプロケット側のハブ軸に掛かる先のフランジが飛んで無くなって
異音に気付きましたが
もう少し早くに緩みに気付いていたらと思いました。
あのこらさんにお伺いしたいのですが
スポークの金属疲労で折れる以外では
スポークのテンションが緩んだ時点でスポークを適切に張り直せば?
問題なかったのでしょうか?
後輪スポークに関しては少し整備を怠ったのが拙かったなと思いました。
後輪は14番のステンレススポークで真鍮ニップル36本だったので
一本ぐらい折れても走り続けると思いましたが
段々、走れない状態になるのが感じられたのは初めての経験でした。
投稿: 力太郎 | 2016年2月25日 (木) 21時12分