擦れパンク防止タイヤの提案
タイヤでの突き刺しパンク防止策として、トレッド部を厚くしたパンクしにくいタイヤという商品が有ります。
実際には、タイヤが固いせいか、空気圧不足での擦れパンクや、リム打ちパンクなどが良く起こります。
リム打ちパンクを防止するために、タイヤの耳を厚くしてチューブをタイヤで包んでしまう発想のタイヤもあります。
パナレーサー デリバリープロ
IRC 足楽PRO
シンコー JETDAIii NEUE
等
擦れパンク防止タイヤとしてはタイヤ裏側をフラット加工して、チューブを削らないようにしたタイヤが有ります。
パナレーサー スーパーハードタフネス
IRC 高密度ケーシングが該当?
シンコーでは該当品を見つけられませんでした。
当店では、なるべく、擦れパンクを防ぎたいので、タイヤ内に、タルク粉(ベビーパウダーの原料です)を入れてタイヤとチューブの滑りを良くしています。
タルク粉には、こんな弊害もあります。(タルク粉の功罪 参照)
リム打ちパンクも、擦れパンクも空気を月一回以上補充して、適正空気圧を保持してやれば殆ど防げるのですが、それでも、パンク修理のご依頼の大半がリム打ちや擦れです。
擦れパンクを起こす時は、こんな風にチューブがタイヤ内で変形しています。
これだけチューブがタイヤで引っ張られています。
タイヤはもっとずれて、チューブを削っています。
タイトルの提案ですが、
こんなように、タイヤ内にバルブの通る穴を開けたフラップを付けて、バルブでタイヤの独り歩きを防ぐことはできないでしょうか?
タイヤを固定することが、究極の擦れパンク対策だと思うのですが、バルブの折れやタイヤの外れなど、別なトラブルが起きるでしょうか?
擦れパンクが無くなると、パンク修理での不安が一気に解消されます。
自転車タイヤのメーカー様、ぜひご検討ください。
« 2016.02.24の異物と見つからなかった異物 | トップページ | スローパンクで再修理 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 休業日に考えたこと(2023.05.27)
- ChatGPTはすごいです。(2023.05.26)
- Mercedes-Benz Hybrid Bike アシストモータ分解手順(2023.05.11)
- 5月3日は臨時休業します。(2023.05.02)
- 3月5日 臨時休業いたします。(2023.03.03)
隅除輪業さん コメントありがとうございます。
拙いブログを読んでいただいているとの事、感謝です。
・ビードロック
・ビードストッパー
知りませんでした。
サイトで検索して見てみましたが、ビードストッパーが面白いですね。
自転車程度の駆動トルクならもう少し軽く作れそうですね。
投稿: あのこら | 2016年2月25日 (木) 19時32分
初めまして
いつも楽しく拝見させていただいております。
オートバイですと
・ビードロック
・ビードストッパー
という仕様があります。
・コストアップ
・重量増
・ホイールバランスの悪化
という副作用はありますが、軽快車は標準装備してほしいなぁと思ってます。
投稿: 隅除輪業 | 2016年2月25日 (木) 17時26分