検索で良く見ていただく記事に「自転車のペダルが重い。」 という記事が有ります。
まだ早いですが、新入学の通学用自転車選びで漕ぎの重い自転車を買わない為の自転車購入法をアドバイスします。
皆さんの選択の基準の一つには3年間の通学に耐える丈夫な自転車があると思います。
丈夫な自転車は重いです。
とはいっても、自転車自体の重さのことで、漕ぎの重さとはあまり関係がありません。
最初の一漕ぎは重くても、漕ぐのを止めても進んでくれる距離が長いほど自転車は漕ぎが軽いです。
つまり、自転車が進むときに抵抗がなく進んでくれれば良いわけです。
確かめる一番いい方法は、自分が買おうとしている自転車に乗って確かめることです。
この時、同じ車種で試しても意味は有りません、自転車は一台一台調整の仕方で抵抗が違います。
平らな場所で、スピードが上がってから、漕ぐのを止めても少なくても20m以上走る自転車を選びましょう。
乗って確かめられない時は、前輪を持ち上げてタイヤを手で回して1分は回り続け、振り子運動をしてから止まることを確かめましょう。
*修正です。ハブダイナモ付きの車輪は1分は回りません。ハブダイナモ付きの前輪では確認は不要です。
*再度の修正です。1分は条件が厳しすぎるようです。30秒以上回ればOKに訂正します。
後輪は、スタンドが両足なら、ペダルを回して確認しましょう。
片足スタンドなら、やはりタイヤを浮かして回転を確かめましょう。
次に、ペダルを進むのとは逆に、指一本で軽く回せるか確かめましょう。
途中で重くなる時は、チェーンが張りすぎです。
【2017.05.30訂正】
自転車屋さんによっては、購入前に触らせてくれないところも多いようです。
触るのは、自転車屋さんに、確認してからにしてください。
念のための確認ですが、前のブレーキのゴム(ブレーキシュー)とリムの間隔が左右均等で、ブレーキレバーを握ってブレーキを掛けた時、ちゃんとリム(タイヤが嵌っている金属の輪)に当たっているかも確かめましょう。
ちゃんと調整している自転車屋さんなら、ブレーキシューを前方、上から見た時逆ハの字に調整してブレーキを掛けた時音がしないよう調整してくれています。
そして、最後に、自転車のハンドルと荷台をを10cm位持ち上げて、落としてみます。
「トントン」と軽い音しかしなかったら、完璧です。
安い部品を使っている自転車では、多少の「ガシャ」という音はしょうがないですが、「ガシャン、ガシャン」と音が響く自転車は、整備不良を疑います。
後輪を落とした時に、スタンドが出す音は勘弁してあげてください。
ここまでは、ちゃんと整備された自転車の選び方です。
ここからは、自転車の調整です。
自転車のエンジンはあなたです。
あなたの力を効率よく走る力に変えるために、自転車のサドルの高さ、ハンドルの高さをあなたの体格に合わせることが必要です。
自転車屋さんに、調整をしてもらいましょう。
調整をしてくれない自転車屋さんで買ったら、それはあなたの責任です。
ご自分で、調整をしましょう。
ちゃんとした自転車屋さんなら、サドルの水平や、ブレーキレバーの握った時の効きの感じもあなたの好みに調整してくれます。
これで、あなた用の素晴らしい自転車が出来ました。
ギシギシというスタンドや、ブレーキレバーのワイヤー取り付け部に注油してくれて、「月に一回は空気を入れてください。」「虫ゴムも寿命が有って、交換の目安は一年です。」「ワイヤーが伸びるので、再調整が必要です。ネジの緩みが出るかもしれないので、3カ月したら点検に持ってきてください。」
という自転車さんに当たったら、あなたは、幸せな自転車ライフを送れます。
変な音がするなと思ったら、ちょっとでも気になることがあったら、自転車屋さんに相談してください。
きっと、末永くいいお付き合いが出来ると思います。
そんな自転車屋さんにあったことがないという方の為に、自転車の組み立て調整を教えてもらった時の記事です。
まともな自転車屋さんは、お客様に安心して乗って貰うためにこんなにたくさんの調整をしてあなたに渡してくれます。
3月、4月は通学用自転車の販売で忙しくなります。
なるべく、繁忙期を外して、早めの購入をお勧めします。
どうしても、通学先の学校の都合で早めに買えないなら、ご兄弟のお下がりが有れば、5月過ぎまで、古い自転車で通学して貰うのもいい方法だとおもいます。
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