スポーク清掃、ニップル交換
スポーク清掃の結論を先送りしていた前輪ですが、保管中に、ご覧の通りニップル飛びがおきました。
否応なしに、ニップル全交換が必要になりましたので、スポークもついでに清掃します。
上が清掃前、下が清掃後です。
思ったほどきれいになりません。
ステンレススポークかと思っていたのですが、鉄のメッキスポークでした。
ところどころ、錆びもあり、錆び落としして、防錆材を吹きました。
ニップル交換して、振れ取りも終わりました。
錆び落としもしたもので、スポークが先ほどよりは、きれいになっています。
ニップルとスポークの間には、撥水効果も期待して、シリコーンオイルを滴下してあります。
前輪に合わせて、後輪もニップル交換、スポーク清掃します。
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画像のURLを貼り間違えました。
https://anocora.cocolog-nifty.com/photos/nipple/151122_161208.jpg
投稿: あのこら | 2015年11月22日 (日) 21時05分
アンコウさん 再度のコメントありがとうございます。
自分の中で、当たり前に思っていただけで、アンコウさんの疑問にお答えできるすべがなかなか見つからず、自分でも勉強になりました。
首折れしたニップルの画像をアップしておきます。
折れ口の錆が分かって戴けますか?
https://anocora.cocolog-nifty.com/photos/nipple/151122_161208-thumb.jpg
ただ、錆が、内側からはっせいしたのか、外側からなのかによって、対処法が異なるので、アンコウさんご指摘のリムとニップル間の防錆処理も必要な気がしています。
投稿: あのこら | 2015年11月22日 (日) 20時48分
あのこらさん、ご指摘ありがとうございます。
ネジの理論につきましては、ご紹介戴いた文献にて勉強させて
戴きます。
確かに屋外保存で、鉄ニップルだと、同種金属(鉄)ですので、
固着の問題、鉄故の錆の問題がありますね。ブラスのニップルは
固着防止、錆低減とかの効果があり、弱いながらも採用されて
いるのかもしれません。
確かに角度が付くことで、リムから応力を受けるのはニップルの
方です。折れる方向に力が掛かりますね。スポークは曲がって
張られている訳ではないので、通常通りの張力が掛かっている
ことになります。
納得致しました。ありがとうございました。
投稿: アンコウさん | 2015年11月22日 (日) 18時39分
アンコウさん コメントありがとうございます。
どうお返ししていいのか、悩んだので、コメントのお返しが遅くなりました。
順序が違いますが、まずニップル飛びの現状についてお答えします。
シティ車では、スポーク折れと、ニップル飛びの発生確率は概ね同じぐらいです。
スポークに関するトラブルは、首折れ、ニップル飛び以外にも、ネジ部での破断、ニップル抜けがあります。
意味合いがちょっと違いますが、スポークとニップルが固着して、スポークを緩める際にネジ部で破断することも割と多いです。
シティ車で、スポークがらみのトラブルが起きるのは、過積載(荷物の運搬、子供乗せ、二人乗り)と、錆なのか、金属疲労なのか経年でのトラブルと、リング錠との干渉です。
今回のニップル飛びは、経年での疲労だと思っています。
前回の子供乗せでのニップル飛びは、特異なケースで、曲げの力も加わった応力の集中だと思っています。
それと、シティ車特有の事情として、室外保管、ノーメンテがあると思います。
古い鉄スポークの自転車では、ニップルとスポークの接点がほとんど錆びています。
ニップルの裏まで錆びたスポークもそれなりにあります。
【室外保管で、雨にあたると、ニップルとスポークのネジ部に水が溜まりやすい構造ですから、錆びの発生原因ととらえて、シリコーンオイルの撥水効果に期待して注油しました。】
ここまでは、全般的な話ですが、ニップルの材質による事情もあります。
鉄ニップルではニップル飛びは少なく、どちらかというとブレス(真鍮)ニップルのほうが、ニップル飛びの遭遇確率は高いです。
ただし、鉄ニップルとブレスニップルの使用比率は把握できていません。
ブレスニップルのほうが、強度的には弱い印象を持っています。
【細いスポークではなく、ニップルが壊れる理由づけになっていますか?】
注油することでスポークとニップルが滑りやすくなるのは確かです。
注油してやらないとニップルをしっかり絞めてやることができません。
ただ、滑りやすくなることで、ネジが緩みやすくなるかというと、ちょっと違います。
ネジとナットの締結力が弱くなって緩みます。
締結力が弱くなるのは、スポークとニップルで考えると、スポークが弾性限界を超えて伸びてしまうと、締結力が落ちます。
ネジは油を塗って摩擦が減っても、自然に緩まないように設計されているそうです。
http://global.yamaha-motor.com/jp/profile/craftsmanship/technical/publish/no38/pdf/ts_03.pdf
プレップは存在は知っていますが、まだ試したことは有りません。
今は、アサヒの通販でも買えるようなので、防錆効果が期待できるなら、試してみようと思います。
投稿: あのこら | 2015年11月21日 (土) 18時43分
あのこらさん、こんばんは~。
小生は自転車屋さんではなく、特に詳しい訳でもないですが、
スポークのネジ部に注油すると、ニップルがスポークとの間で
滑りやすくなるので、緩みの原因になるのでは?と危惧して
おります。
むしろ、緩み止め効果がある「プレッブ」を塗布し、注油する
箇所は、リムとニップルが接する部分ではないでしょうか?
組み立て後は油をふき取ることが前提とは思いますが。
それから、太さが異なるものが壊れる時は、普通は細い方が
壊れるのではないでしょうか?スポークが折れるならともかく、
スポークが大丈夫で、ニップルが折れるというのは、どうも「?」
ですね。リムに擦れた部分から疲労でクラックが拡がって、
破断したのでしょうか?
なんだか不思議な現象です。ニップルの破断は、小生は
初めて耳にしましたが(スポーク折れは日常茶飯事と思いますが)、
自転車屋さんでは、よく経験するトラブルなのでしょうか?
テンションが高くてニップルが破断するくらいなら、その前に
スポークのネジ部が、なめてしまいそうです。スポーク周りの
トラブルだと、スポークのハブ側の頭が飛んでしまうのが、
一般的な筈です。一般的でない壊れ方をするのは、何か
特異な原因がありそうです。
投稿: アンコウさん | 2015年11月21日 (土) 01時25分