構造からみた限界見本
今日は、2本タイヤ交換をさせて頂きました。
一本が丁度私の決めているタイヤの使用限界でした。
タイヤの性能から見た限界は、別な次元ですが、ここまで来ると、一回の急ブレーキでタイヤに穴が開きます。
見えている、繊維はタイヤ内で2層になっているケーシングが解けたものです。
ケーシングは織物ではなく、平行に並んだ糸が60度くらいの角度を持って重なっています。
一層が駄目になると、ゴムの引っ張り強さでしか糸の並びと直行する方向の拡がりを規制することが出来なくなりますから、一気にタイヤの破壊が進みます。
タイヤの使用限界は、
ブロックが無くなって、スリップや、異物を拾ってのパンクが起きやすくなる性能的な限界
ゴムの溶け、ひび割れなどの、ゴムの耐用限界
など、他にも基準は当然あります。
お客様の使用状況で、当然限界の判断も変わるわけですが、
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力太郎さん コメント有難うございます。
使って頂けるだけで、嬉しいですから、今後もお気兼ねなくお使いください。
タイヤの選定も難しいです。
価格が同じレベルなら、IRCを使いたいのですが、今は、価格優先で、自分の中で駄目出しをしたものを除外している段階で、シンコーになっています。
ひび割れしやすいとの評価もお聞きしていますので、タイヤ交換の頻度が多くなったらまた考えようと思っています。
投稿: あのこら | 2015年7月26日 (日) 07時13分
あのこらさん、こんばんは

事前に許可を得ないであのこらさんのブログ記事リンクで載せて…すいません
構造から見た限界見本
あ~なるほど!なと思いました。
ここまでタイヤを綺麗に使い切れるのは凄いと思いました。
使用限界って使う人の状況とかではっきりと理論に基づいてこれ以上使うとパンクのリスクや安全に乗れないと的確にアドバイスできるのは良いですね!
以前まだタイヤ交換まで使えると思ったのに
河川敷の砂利道を通った瞬間パンクした際はトレッド面に穴は無かったですがw
減るとパンクし易くなるリスクを身をもって感じました。
溝の残量があるけどゴムの変質が早くて駄目になるよりバランスよく減るタイヤが良いのかな?と
最近思います。
投稿: 力太郎 | 2015年7月26日 (日) 00時08分