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2015年6月12日 (金)

作業断念 修理技術の限界

SPECIALIZED TARMACのクランク交換と、それに伴うBB交換のご依頼を頂きました。

一昨日の記事で、クランクが外せなかったと記載しましたが、クランクは

KTCの9.5sq. ロングスピンナハンドルと9.5sq.ロングヘキサゴンビットソケット BT3-06L を使って、全体重を掛ける感じでやっと緩めることが出来ました。

OSBBのベアリングまでは外せたのですが、ヘッドワンポンチを46mmまで拡げて、叩いたのですが、OSBBカップが外せず、作業を断念し、お客様に、お詫びしました。

OSBBカップは、フレームにエポキシで接着されています。
詳しくは、こちらのブログをご覧ください。

当店の技術レベルでは、接着された部品を破壊せずに取り外すことは出来ません。
また、カーボンフレームに残ったエポキシ接着剤の残滓を、フレームの精度を保ったまま取り除くことも出来ません。

無理をせず、断念したのは正しかったのですが、悔しいです。
暫く立ち直れそうも有りません。

情報が少ない中で、お受けした修理なのですが、断念したとは言いながら、得るものは一杯ありました。

出来ない事もあるかもしれませんが、無理な作業はしませんので、お声をお掛け頂ければ、幸せです。

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コメント

Kさん コメントありがとうございます。

接着剤は、固定したい時には付かないで、剝がしたい時には外れないものだと思っています。
(今日もパッチ貼りを失敗しました。)

後日談は書かなかったのですが、スペシャ販売店でもOSBBカップは外さずシマノ用のアダプターで対応されたとお客様から教えて戴きました。

この記事を見て、OSBBの接着剥がしをネット検索してみましたが見つかりませんでした。(探し方が悪いんでしょうけど)

通常、分解整備できない方法はとれないのでロックタイト系でも弱接着のを使うと思うのですが、エポキシを使わないといけないなら剛性と強度が全く取れないのでしょうね。自動車でもレース車はともかく一般市販車では回転部に異種材料の組み合わせでは異音ガタでリコール出してますし。

SPECIALIZEDの販売店メカニック研修ではOSBB接着剥がしは教えてるんだと思いますが。

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