音鳴き対策にはバンドシューの溝切が有効
ドラム表面処理違い の記事で傷なし、変形なしのドラムでバンドに溝を付けていても、音鳴きしてしまいましたが、あれ以来、雨の日以外は、毎日30分程、ブレーキを当てながら走って、ドラムの表面の平滑化に挑んでいます。
グレーの部分がバンドシューが当たっているところで4割ぐらいしかありません。、
まだ、完全に音鳴きがしなくなったというところまでは到達していませんが、それでも、少しはブレーキのロックが無くなり、ブレーキの利きがコントロールできるようになって、手ごたえを感じています。
ドラム傷 | バンド溝 | ドラム変形 | 音鳴き |
有り | 有り | 有り | 無し |
有り | 有り | 無し | 未確認 |
有り | 無し | 有り | 未確認 |
有り | 無し | 無し | 未確認 |
無し | 有り | 有り | 無し |
無し | 有り | 無し | 手応え有り |
無し | 無し | 有り | 有り |
無し | 無し | 無し | 有り |
実は、一件ご要望が有って、出張修理ミニ工場 店長さんに教えて頂いた手法で対処したのですが、音鳴きが消えてお客様に喜んでいただけました。
溝の作り方は、工夫をしていただくとして、ドラムの回転方向にバンドシューに縦溝を作って、ドラムとバンドシューの接触面積を減らすことで、バンドブレーキの音鳴きは消すことが出来ると結論しても良いと思います。
メーカーの出荷性能としてはJISの雨天時制動力の縛りが有って制動力を下げる事は難しいと思います。
馴染みが出て、制動力が上がって音鳴きし始めた、バンドブレーキの消音対策には今後積極的に取り組んでいこうと思います。
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