部活の遠征試合で、自転車で行くことが多いので、自転車の故障の応急処置を教えてほしいと、孫からの依頼です。
パンクした時に、直せるようにしたいらしいですが、はっきり言って、無理な相談です。
荷台、泥除け、スタンド、チェーンケース付きのシティ車が出先でパンクした時、どう考えてもこれだけの準備が要ります。
バルブ固定ナットを外すための 10mmスパナ
タイヤを外すための タイヤレバー
パンク箇所を見つけるための 水と水皿
タイヤの表面を削る為の ヤスリ
ハッチを貼る為の ゴムノリ
パンク穴を塞ぐための パッチ
空気を入れる為の 空気入れ
修理にお伺いする時は、加えて
パッチの着きを確実にするための バフいらず、ローラー台、パッチ押さえローラー
パンク穴をマーキングする ペイントマーカー
を持って行きます。
水と水皿については、音を聞いてみるとか、手を湿らせられれば、空気の流れを感じてパンク箇所を特定することも可能なのですが、それもチューブを単体で取り出せればの話で、シティー車でホイールを付けたままでは、見つかる方が偶然です。
話の組立としてはまず、
折角集まってくれているので、パンク修理を実際に体験してもらい、応急処置のレベルではないことを実感してもらいます。
その後、
修理にお伺いしてのパンクの半分以上がリム打ちパンクであること。
ついで多いのが、擦れパンクであること。
どちらも、空気圧が下がったタイヤ・チューブで起きやすく、しっかり空気圧を管理して、出かける前にしっかり空気を入れれば、まずパンクの心配はいらない事。
を話そうと思っています。
空気圧の管理がしっかり出来ていて、それでも異物を踏んでパンクした時には、パンク修理剤を使うという応急処置が有効ですと話を締めようと思います。
何人集まってくれて、何人が空気圧管理の大切さを分かってくれるでしょうか?
何人かでも、自分でパンク修理をする子が育てば、大成功なのですが・・・
【結果】
参加者は、中学一年生4人でした。
うち二人は、てきぱきと、タイヤを外し、チューブも取り出し、チューブのセット、タイヤ嵌めまでこなし、パッチ張りもOKでした。
残り二人は、ちょっと目が行き届かなかったのか、あまり楽しんではいませんでした。
でも、何とか、チューブを取り出し、タイヤを嵌めて、パッチ張りまで完了しました。
出先でやるのは無理でしょうというとみんな素直に納得していました。
締めに空気圧管理の大切さを話して、終了です。
【感想】
機会さえ有れば、子供たちは、物を触るのが好きなんだと感じられ、嬉しい一日でした。
ただ、本当に教えるなら、マンツーマンでないと難しいのかとも感じ、一人で面倒を見るのは、4~5人が限度と思います。
また機会が有ったらやってみたいです。
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