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2014年8月の44件の記事

2014年8月31日 (日)

パッチ剥がれとチューブの耐光性

一週間前に、パンク修理でお伺いしたお客様から、また空気が抜けてしまったとのご依頼でした。

お伺いして、パンクチェックをしましたが、前回貼ったパッチの脇から、エアー漏れです。

擦れパンクだったので、パッチシートを7cm位の大きさに切り出して貼ったものです。

貼った直後の水調べでは異常がなかったのですが、一週間で剥がれたようです。

パッチは張った後は、加硫が進み、貼り付けの強度が上がっていくと思っていたのですがちょっと認識を改める必要がありそうです。

今回は、修理ミスをお詫びし、チューブ交換で対処をさせて頂きました。

今回は、もう一つ、おまけのミスが有ります。
バイクで修理にお伺いする際に、タチ交換に備えて、タイヤとチューブを持って出でますが、一ヶ月程、タイヤとチューブを外に出しっぱなしでした。

そのチューブを、今回のチューブ交換で使用しましたが、チューブが裂けていました。

チューブには、全く耐光性が無いことが、良く分かりました。
部品として持ち歩くチューブも遮光を考えます。

【9/3追記】
140903_090646
暫くの間、ソケットレンチのケースを使います。
チューブが3本は収まります。

自転車とJISマーク

来年の自転車技士認定試験に向けて,JIS規格の勉強中です。

自転車技士の資格は

「完成車JISマーク表示、SGマーク表示,BAAマーク表示及びSBAAマーク表示自転車の最終組立及び点検調整は、自転車技士又は従来の自転車組立整備士が行うことが条件となっています。」

に基づいて、技能、知識が定められた基準に適合しているか、認定試験を受けて付与されるものですが、BAAマークを目にすることは有りますが、JISマークについては、あまり目にしたことが有りません。

そう思って、振り返ってみると、自分が小学生、中学生だった頃(40年以上昔の話です)、身の回りには、JISマークがあふれ返っていたような記憶が有ります。

JISマークを見なくなったのは、国内のJIS認定工場で生産される製品が少なった所為だとは理解しています。

自転車本体においては、JISに代わる品質保証マークとして、BAAが有りそうですし、部品については、VIAマークが有ります。

品質保証マークの有無より、メーカー、ブランドを信じて購入するケースが多いと思いますが最近は、ちょっと?になってきました。

JISマークなどの復権はあるのでしょうか?

2014年8月30日 (土)

メンテナンススタンド更新

今まで、後輪を外す作業をする時は、箕浦 DS-20N-W2スタンドを使っていましたが、自転車のサイズが大きかったり、小さかったりした時や、電動アシストには使えないことから、チェーンステーとシートステーで保持できるこちらのスタンド(MINOURA DS-530 スライドフック式スタンド)に交換しました。
Ds530


一番の心配は、バイクで持ち運べるかどうかだったのですが、ちゃんと持って行けそうです。

140829_152323

全ケース付きの24インチの自転車にも使えました。
140829_153057

用途としては、後輪を取り外した際の、本体の保持だけですから、十分に使用できます。

明日8月30日は都合により休みます

明日(8月30日)は、知人の法事が有り、お休みをさせて頂きます。

申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

お急ぎの修理は、「自転車出張修理のぴよちゃん」が有ります。

             080-4896-1270

明後日から、新学期です。

通学の自転車のチェックはお早めに!

2014年8月29日 (金)

リヤキャリー交換

少しづつ、持って出たい部品や工具が増えてリヤキャリーの中の整理がつかなくなり、工具、部品探しに時間が掛かる様になってきた為、リヤキャリーを交換しました。

バイク用のリヤキャリーではなく、ちょっと丈夫そうだった整理箱です。
140829_150731
左程大きくは見えませんが、容量が5割増し位になったようです。

後は,サイクルメンテあのこらのシールを貼って、中に入れる工具と部品の収まりを検討します。

完成形です。
まだ中身の収まりは悪いです。
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2014年8月28日 (木)

バルブ抜け

今日は、初体験の故障修理です。

修理そのものは、いつもやっていることなのですが、珍しい故障です。
140828_172033
なんだか判りますか?

もう少し、全体を見ると、
140828_172045
これでも、判りにくいですが、チューブからバルブが抜けていました。

バルブの根元のゴムがチューブが引っ張られることで、破断するのは、時々目にするのですが、接着部が剥がれて抜けたのは初めて見ました。
140828_172155_2



バルブの根元を見ると接着剥がれだということが良く分かります。

バルブ根元のパンク修理が、まだ確立できていませんので、チューブ交換で対処しました。

2014年8月27日 (水)

お届け完了

修理のリピータのお客様にご購入頂き、本日お届けしてきました。

お約束は昨日だったのですが、パンク修理に手間取り、今日に延して頂きました。

雨間を見てのお届けのつもりで、自転車に乗って出ました。

お客様のお宅に到着した時には、少し雨が強くなりましたが、無事ご乗車して確認をしていただきました。

手塩にかけた贔屓目かも知れませんが、スムーズに走るいい自転車に仕上がったと思いながらのお届けでした。

シティ車でも、しっかり調整して、転がり抵抗の少ないタイヤを履かせる意味はあると思えた自転車散歩でした。

2014年8月26日 (火)

パンク修理3回やり直し

雨の中、パンク修理をしに行きました。チューブを見た瞬間に嫌な予感が走ったのですが、それ以外にもいくつか要因が重なったようです。

ゴムノリの劣化?マルニの緑缶をエコセメント缶に移して使っていたのですが、溶剤が飛んで粘度が高くなっていました。

湿度が高い中で、糊の乾きが不十分だったようです。

スネークバイトだったので、広く貼ろうとパッチシートから切り出したのですが、パッチシートが、雨に濡れていたようです。

明日から、ゴムノリを新しい缶に変えます。

雨の日のパンク修理には、パッチシートを使わないか、パッチシートの保管法を検討します。

バイクのキャリーボックスが,一杯一杯になってきたので、きゃりーボックスの大容量化を検討中です。

2014年8月25日 (月)

溝付ブレーキシュー

昨日、脆くも仮定が崩れた変形ドラムに、過去のテストで、回転方向に溝の付いたブレーキシューを組み合わせてみました。

使いまわしの画像ですが、こんな溝が出来ています。
140823_211530

今日は、あいにくの雨模様で、それほどのテストは出来ませんせんでしたが、家の周りを二回りしても、鳴きの発生は有りません。

                                                                       
ドラム傷 バンド溝 ドラム変形 音鳴き
有り 有り 有り 無し
有り 有り 無し 未確認
有り 無し 有り 未確認
有り 無し 無し 未確認
無し 有り 有り 無し
無し 有り 無し 未確認
無し 無し 有り 有り
無し 無し 無し 有り


今のところ、音鳴きの外的な要素としては、傷、溝、変形を考えていました。
ドラムの変形なしで、テストをすれば、概ね結論が出そうですが、一応残った未確認を全部潰そうと思います。

ドラムに傷を付けると、どうしても、傷の周囲に盛り上がりが出来て、バンドシューを削ってしまいますし、叩くと、ドラムに変形も起きそうなので、まずは、新しいドラムで、試します。

テスト用のドラムが無くなりましたので、入手まで、暫くお休みになります。

2014年8月24日 (日)

ドラム変形による音鳴き解消、仮説崩れる

テストを始めて以来、音鳴きの解消は、ドラムの変形によるものだと、仮説を立てていたのですが、脆くも崩れました。

今日、傷を付けずにドラムを変形させてみました。
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4箇所、凹ませて変形させています。

ホイール側までは、変形していません。
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ドラムと、シューの当たり面は無傷です。
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ご近所を二回り(20回位のブレーキ操作)で、あっさりと音鳴きしました。

今までの作業の結果としては、音鳴きは消えているので、ドラムを傷つけることによって、音が消えたと考えるのが妥当だと思います。

後は、先日のブレーキシューの削れです。

ドラムに傷を付けなくても、削れたシューなら、音鳴きしないのか、折角削れたシューがあるので、確認をしてみます。






2014年8月23日 (土)

シューの状態

先ほどの記事で、ドラムに結構傷が付いていたので、シューの状態が気になりました。

結構えぐれていました。

これでは、ブレーキの寿命が短くなります。
140823_211530_2

傷を減らすか、傷を浅くする工夫が要りそうです。

ドラムの状態

処置前後のドラムをスキャンしたものです。
Photo
左が処置前、右が処置後です。

同じサイズにするために、スキャンしたのですが、少しサイズが変わってしまいました。
オレンジは、追加した円です。

処置前と、処置後で、ドラムが歪んでいるのが判りますでしょうか?

ノギスで測ると、外形の広いところ、狭いところで0.5mm位の差があります。

ドラムのブレーキシューが当たる面には、こんな傷がつきました。
140823_191758

本当は、傷をつけたくなかったのですが、注意が足りませんでした。

傷で音が消えたのか、歪ませたことで音が消えたのか、これでははっきりしません。

傷の周囲の盛り上がりを削るか、傷をつけずに、ドラムを歪ませて、もう少しTESTを継続します。

2014年8月22日 (金)

対策後テスト5日目

TEST5日目です。

今日も、ブレーキを当てながら、走りました。

下りでのフルブレーキも、平地でのブレーキも鳴きません。

ブレーキを当てながら走ると、昨日より、音は激しいのですが、なじんで音が出てきたのか、ブレーキの抵抗に馴れて、少しづつ、ブレーキの当てが強くなっているのか、疑問に思い始めました。

当てながらの走行で、音が強くなったのは,無視しようと思います。

通常使用では、音は解消しています。

明日、時間が取れれば、ブレーキを分解して、ドラムの状態を確認します。

明確な違いが示せるようなら、ドラムの画像もアップする予定です。

高齢者仕様自転車

自転車安全整備士・自転車技士の来年度受験に向けて、自転車のJIS規格に目を通しています。

ママチャリという馬鹿にしたような言い方が嫌いで、ブログの中では軽快車という言い方をしてきましたが、JISの分類ではシティ車が規定された呼び方でした。
今後は、シティ車という呼び方を使っていきます。

以前のことですが、ご近所のお客様の自転車を前輪26インチ→24インチ ヤグラ返しによるシート下げで足着きの良い自転車に改造したことがあります。

JISの規定では、シティ車のサドルの高さが75cm以上と規定され、ペダルの接地角も25°以上と規定されています。

あまり、速度を出さず、足着きの良い自転車を求められる、小柄な高齢者の方には、向かないと思います。

今後の高齢化社会に向けて、高齢者仕様自転車が有ってもいいのでは、と規格を見ながら思いました。

高齢者向けの安全な乗り物としては、セニアカーが有りますが、歩く程度の速度に制限されているようです。

自転車と、セニアカーの間に高齢者仕様自転車、電動アシスト3輪車などが普及して、選択肢が拡がればいいなと思います。

実は、セグウェイなど、結構高齢者向けの乗り物のような気がするのですが、なかなか公道走行が認められないのがもどかしいです。

少しでも、外に出られて、社会との関わりを持つことが、高齢者の活力を保つ助けになると思う、高齢者一歩手前のこの頃です。

2014年8月21日 (木)

対策後テスト4日目

TESTも今日で4日目です。

ブレーキを当てながらの10分間の走行が、どの位の加速TESTに相当するのかはわかりませんが、鳴かなくなったブレーキを鳴くようにした走行時間と、同じ位の走行時間が過ぎました。

下り坂で、トップスピードまで加速してのフルブレーキで、ロックはしませんでしたが、少し鳴きました。

ブレーキを当てながらの走行でも「キュッキュ」という鳴きが「キューッキュ」という鳴きに変わってきました。

対策をしても、なじむと鳴きが出るのか、処置の強弱の差が鳴きに表れているのか、不明です。

明日一日、ブレーキを当てながらの走行をしたら、分解してドラムを確認してみようと思います。

ドラムを確認することで、また新たな発見があるといいのですが・・・

久しぶりに使いました。

パンクということで、お伺いしたのですが、虫ゴムの不良でした。

昨夏は、あまり気にしなかったのですが、今年は虫ゴムの不良(寿命)に良く遭遇します。

以前にも、書きましたが、虫ゴムの寿命は1年ぐらいです。安い部品ですから、定期的に交換しましょう。

虫ゴム交換は、サービスメニューなので、無償で前後とも交換します。
規定空気圧を確認して入れるための対応です。

パンクチェックも、虫ゴム交換も順調に終わったのですが、各部点検中に、クランクのがたつきを見つけてしまいました。

結果は右ワンの緩みだったのですが、左ワンからチェックする時に、本当に久しぶりにこの工具を使いました。
140821_102100
ピンスパナです。

前回は、いつ使ったのかも忘れましたが、これに代わる工具はないので、常備しています。

少しづつ、工具や部品が増えて、スクーターのリヤボックスの整理がつきません。

リヤキャリーを追加しないと、工具探しの時間が馬鹿になりません。

2014年8月20日 (水)

対策後テスト3日目

今日も、ブレーキを当てながら、10分程乗ってきました。

悔しいですが、昨日より、状況は悪くなりました。

「キュッキュ」という音が大きくなり、発生時間も長いです。
意識して、ブレーキングした時には、まだ発生していません。

ブレーキメーカーからは、過去に検証済みで有効性が確認できなかったとの回答と併せ、「メーカーの保証が出来なくなります。」とのご注意を頂きました。

それなのに、諦めず、今日、お客様のブレーキに鳴き止め処置をさせて頂きました。
音は、小さくなったのですが、完全には消えませんでした。

今は、どうすれば、作業を標準化して、常に、音を消せるかを考え始めました。

そんな訳で、作業法を公開するには、まだまだ時間が掛かりそうです。

2014年8月19日 (火)

対策後テスト2日目

軽くブレーキを当てながら、10分ぐらい走りました。

夜だったのですが、まだ気温が高く、汗だくです。

ブレーキの当て方によっては、軽い擦り音はしますが、意識してブレーキを掛けた時には、ロックも、音鳴きもありません。

下り坂のカーブにもかなり速度を出して侵入しましたが、後輪のロックが無いので、ライン取りがすごく楽にできます。

速度のコントロールがしやすい点と、整備性から、キャリパーブレーキが最高のブレーキだと思っていたのですが、安価で、ノーメンテナンスを加えると、このブレーキが最高評価です。

外観のスマートさを考えると、さすがにロードに使うのに勇気はいります。

毎月19日は、自転車の空気を入れる日です。

今日19日は、自転車の空気チェックと空気入れの日です。

「毎月19日は、自転車の空気入れをしましょう。」

今日も自転車に、10分だけ、愛情を注いで下さい。
自転車の、パンクの8割は「リム打ちパンク」と「チューブ擦れパンク」で占められています。
どちらも、空気をしっかり入れる事で、かなり防げます。
異物を踏んで起きる、パンクも、空気がしっかり入っていると、路面との接地面積が少なくなるのと、タイヤが異物を弾いてくれる事で、いくらか防げます。

スライム(パンク防止・修理剤)という商品があります。

押しピンや、細い針金などで空いた穴には、効果がありそうですが、大きな穴には効果がありません。
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空気圧が下がっていた為、段差で潰されて起きた例です。

過信しないで、定期的に空気をしっかり入れて下さい。


不調な空気入れも、口金交換や、パッキングの交換でなおる場合があります。

空気が軽く入れられる、スペシャルGバルブ同等品など、百均でも売られています。

親指でタイヤの側面を押しても、ほんの少ししかへこまない程度まで、空気を入れてください。
自転車に乗った状態で、タイヤと路面の接する長さが10cm程度が体重で補正した最適の空気圧です。
(軽快車の場合です。スポーツタイプでは、タイヤの適正空気圧が異なります)

【2014.10.13追記】
2014.10.13のブログのとおり、スペシャルGバルブの今後の使用は断念しました。

2014年8月18日 (月)

鳴き対策実施

音鳴きするブレーキを作るのに、時間が掛かってしまいましたが、昨日、出張修理ミニ工場 店長 さんにお教えいただいた方法で、音鳴きを消すのに成功しました。

一旦、音は消えていたのですが、なじませてブレーキを掛けると、ロックする状態まで鳴きを再現できました。

音鳴きが消えるとともに、ブレーキのロックも解消し、制動にも不安がなくなりました。

今回、音を出すまでに4日程掛かりましたので、更に4日程、ブレーキが鳴きださないか、試してみます。

貴重なノウハウを有難うございました。

2014年8月17日 (日)

バルブいたずら

後輪のバルブコアをいたずらで、抜かれたそうです。

場所は ベルク  川越東田町店 押して帰ってこられたとの事で、パンクしていました。

ご自宅でなくても、修理にお伺いします。

空気が無い状態で、自転車を動かすと、余分な修理が発生しかねません。

ベルク  川越東田町店 では以前にリング錠の鍵抜きのいたずらでお伺いしたこともありました。

ちょっとの間と油断せず、施錠して、鍵は抜いておきましょう。

今日のお客様の自転車は、以前にも記事にしましたが、バルブを抜かれないようにダブルナットにしておきました。
131114_185933

川越市内には、自転車の出張修理が、当店だけではなく、もう一軒あります。

どちらか、手の空いてるお店にご依頼ください。

自転車修理のぴよちゃん
埼玉県川越市南台3-4-1
営業時間は9:00~21:00  (時間外は要相談)
年中無休 TEL 080-4896-1270

と当店 サイクルメンテ あのこら が出張で修理にお伺いしています。

MonthCalendar での日付選択

前回の記事では、DateTimePickerコントロールを使ってDetaGridView内の日付けデータを入力することを、試みましたが、実装方法に確信が持てないのと、カレンダーコントロールを表示するまでの手順の多さが気に入らず、もう一つのカレンダーコントロール MonthCalendarを使うことに挑戦してみました。

まず、選択したセル位置に合わせて、MonthCalendarを表示することからです。

旧@IT会議室 > Insider.NET > DataGridView内のカレントセルの表示位置が知りたい

を参考に、日付のセルの右に表示するところまで、進みました。

    Private columnIndex As Integer
    Private rowIndex As Integer
の変数は、別なイベントでも使いたかったので、Private変数にしました。

Manth
選択した、セルの日付をカレンダーコントロールへの反映、MonthCalendarの表示・非表示の切り替えも実現しました。

選択した、日付のセルへの反映、選択後のカレンダーコントロールの非表示はこちらです。

右クリックでの、カレンダーコントロールの非表示も実装しました。

フォーム内にデータグリッドビューが二つあるので、共通化が残る課題です。

*当日追記
共通化については、セル関連の変数の共通化で対処しました。

2014年8月16日 (土)

リヤカー牽引具

修理にお伺いした先で、珍しいものを見せて頂きました。

リヤカーの牽引具です。
140812_114849
上に引くと、シャフトが抜けるようになっていました。
キャリヤが邪魔で、実際にリヤカーを取り付けることは出来ませんが、愛着のあるパーツを、新しい自転車に移植されたようです。

2014年8月15日 (金)

リング錠、ばね切れ?

きっかけは、パンク修理のご依頼だったのですが、2台自転車をお持ちで、もう一台の自転車のリング錠が閂の先が、受けに納まらなくなっていました。

昨年の9月に、当店で交換したリング錠だったので、気になって修理しようとしたら、閂が戻りません。戻しのバネが切れているようです。

防犯を考えて、無垢の閂のリング錠だったのですが、本体の歪みを直すと、閂が落ちて来ます。
140815_100956
ご覧のように、閂が途中で止まります。

スポークの破損や、最悪後輪のロックで事故の可能性を考え、当店の責任で新しいリング錠に交換しました。

原因が気になったので、分解してみました。
カシメのお尻を削り取ります。
140815_101634

中のバネは、伸びて切れていました。
140815_102908
材質不良で、錆びて切れたのなら、使用を中止しようと思ったのですが、その心配はなさそうです。

想像ですが、組立か、部品不良で、コーナーにバネが引っかかった為、取り付け部が伸びたようです。
140815_102946

コーナー部への注油は難しいですが、ロックした状態で、バネに注油をして取り付けを行います。

2014年8月14日 (木)

バンドブレーキ音鳴り待ち -2

今日も、音鳴りをするバンドブレーキを作る為に、自転車に乗ってきました。

走り出してすぐには、ロックする感覚があり、音鳴きが起きましたが、軽くレバーを引いてロックしない程度に、ドラムとシューを当てながら走っていると、ロックせず、音鳴きもしなくなりました。

下り坂で、ブレーキを掛けると、音鳴きしましたが、平たん路では、強く握って止まる寸前まで音はしません。

スタンドで立てた状態で、後輪をかなり早く回転させてブレーキを掛けても音は出ません。

目標は、スタンドを立てた状態で、音鳴りするまでなじませることです。

後一日、二日?は、なじませて音を出すための準備期間になりそうです。

虫ゴムの寿命

たまたまなのか、暑さの所為なのか、判りませんが、同じような修理が続いたので記事にしておきます。

状況はこうです。
空気が減っていたので、空気を入れたら、バルブのところから空気が勢いよく漏れて、空気が溜まらなくなった。

お聞きすると、自転車を買ってから、虫ゴムの交換はしたことが無いそうです。

虫(バルブコア)を抜くと、こうなっていました。
140814_110150

全体を覆っている虫ゴムが切れて脱落しています。
本来は、こんな風に、覆っています。
140814_110205
上が正常です。

虫ゴムの寿命は、風説によると1年ぐらいだそうです。
なかなか結果は出ませんが、「長寿命虫ゴムの検討」を続けています。

虫のくびれと横にあいている穴にゴムが掛かっていれば、大丈夫なので、応急処置としては、残った車輪から虫(バルブコア)を抜いて、虫ゴムを半分に切って使う方法があります。

出来れば、自転車屋さんにも、100均にもありますので、1年ごとに交換してやってください。

交換の仕方は、こちらが参考になります。

2014年8月13日 (水)

バンドブレーキ音鳴り待ち

消音対策をTESTするために取り付けたバンドブレーキですが、速度が落ちて、停止する寸前には、音が出るようになりました。

ただ、ブレーキレバーを握っただけで、後輪がロックするようなブレーキの利きには至っておらず、甲高い「キーッ」という音はまだ出ていません。

音鳴りさせるためには、まだまだブレーキとドラムをなじませないといけません。

今日も、なじませるために、30分ほど、自転車に乗り、少し進んではブレーキを掛け、またブレーキを掛けることを繰り返して、100回ぐらいはブレーキを掛けたでしょうか。

いままで、新品状態のバンドブレーキ装着車に乗ったことが無かったのか、音鳴りしないバンドブレーキの利きがすごく意外です。

バンドブレーキは、音鳴りをして、すぐ後輪がロックしてというイメージだったのですが、今の状態は、メタルリンクブレーキやローラーブレーキの利きと同じ感じで、ロックしないでジワッと利く感じです。

この状態を知らないと、音鳴き対策をした時に、効きが悪くなったと感じてしまったかもしれません。

新しい状態(ロックも音鳴きもしない)のバンドブレーキの利きを体験できたのは、いい経験です。

汗をかきながら、自転車に乗っていますが、少し健康にもいいかもしれません。

DateTimePickerコントロールで日付の選択

思うように進んでいない、統合管理のVB.netへの移行ですが、悩みが一つ解決しました。

カレンダーコントロールという日付をカレンダーから取得する機能があります。

フォームに配置したコントロールBOなら、何も考えずに使えるのですが、今回はデータグリッドビューの中で使いたかったので、手こずりました。

実装の為の方法は、方法 : Windows フォーム DataGridView Cells でコントロールをホストする にコードの記述があるのですが、何をどうすればいいのか、まったく理解できませんでした。

説明の中に何箇所か書かれている「クラスを定義する」という言葉に従って、
Photo
クラスを追加し、前述のサイトに記載されているコードを張り付けてやったら、ちゃんと動作しました。
Public Class Form1の記述は削除しました。

一度、デバッグ操作をしてやらないと、選択できなかったのが、不可解ですが、
_2
CalendarColumnの選択が出来ました。

このように実装できたのですが、
_3
カレンダーが出るまでに、3回クリックしなければならず、クリック回数を減らせる方法を探しています。

2014年8月12日 (火)

パンク?

「パンクしたんです」とご依頼を受けて出かけました。

タイヤがスライム(パンク防止・修理剤)にまみれていました。

チューブを取り出すと、
140807_144655

バルブの根元が裂けています。
バルブ根元のパンク修理をやろうかと思ったのですが、擦れでチューブが薄くなっているところもあり、リム打ちのパンクもありました。

流石に、パンクの修理は諦め、チューブ交換で対処しましたが、スライム(パンク防止・修理剤)の掃除の方が大変でした。

お客さまには、月一回の空気入れをお願いしました。

2014年8月11日 (月)

バンドブレーキの消音

音鳴きしている、バンドブレーキの消音方法について、出張修理ミニ工場 店長 さんのご了解を頂き、バンドブレーキメーカーの唐沢製作所に消音の方法を記載した問い合わせを8月10日に送らせて頂きました。

唐沢製作所として、「製品化の可能性、特許・実用新案取得の必要性が無い。」との返答でしたら、修理法を公開させて頂きます。

ちょうどお盆休みですから、回答にもそれなりの時間が掛かると思います。

昨日(8/10)は雨で作業は出来ませんでしたが、以前に音鳴りがするとの事で交換したバンドブレーキを廃材の中から一昨日(8/9)ようやく見つけました。

放置していたので、状態が変わって音鳴きが消えていました。

2個あったのですが、2個とも鳴きません。
140811_175051_3

改めて見ると、バンドにいろいろ工夫されているのが判りました。
140811_175122
新しい方は、バンドに切り込みが入っています。

古い方も、バンドの縁が直線では有りません。
140811_175254

古い方は、KARASAWAの刻印がありました。
140811_175306

形状や、ドラムの刻印が同じなので、どちらも唐沢製作所のバンドブレーキだと思います。

音鳴りをするまで、自転車に付けて時間待ちです。

結果は、もう少し時間を下さい。

2014年8月10日 (日)

スポークネジ切り 完成

20インチホイールインモーターのホイールで、#13 126mm ネジ径も#13のスポークが折れていた自転車用に、やっとスポークを作成しました。

以前の記事にも書いた通り、ネジ切りはHOZAN C-700の#14,15用のネジ切り駒を使用しました。
出荷調整されているアジャストナットを緩めて、ローラー間隔を広げました。持ち帰った、折れた#13のスポークのネジ径に併せて、アジャストナットを調整します。

スポークをスポークカッターで切断後、砥石で端面の仕上げと、長さ合わせをしました。
140809_171220

3本折れていたので、3本作ります。
140809_173144

ちょっと悩んでいたねじ切り部の長さ合わせですが、8.5mm厚のナットを使いました。
140809_173549_2

ネジ部の切終わりです。
140809_173944
バイスには挟まず、手持ちで切ってしまいました。

ローラー部を2回通して、3本の出来上がりです。
140809_175454

うれっこサイクルさんで購入した、#13のニップルにスムーズに入る事を確認して、スポークづくりは終了です。

【2015.11.05追記】
今は、スポークカットはスポーク切断 の記事のとおり、電工ペンチでカットして端面仕上げなし、ねじ切り駒は#13を使用し、ニップルは、ユーサイクルさんから星のニップルを仕入れています。

2014年8月 9日 (土)

ゴーヤ・ハム・玉子

我が家の夏の定番料理です。
今日で3回目の登場です。

いつもは、グリーンカーテン用に植えたものを収穫するのですが、今年は、ゴーヤの蔓の生育が悪く、まだ収穫できていません。

材料です。
ゴーヤ 1本

ハム薄切り 1パック(6~7枚)

玉子 3~4個

調味料 XO醤 小さじ1
     塩    少々

ゴーヤは半割にして、綿を取ります。綿が残ると食感が悪いので、しっかりこそげ取ります。

1~1.5mm位に、なるべく同じ厚さで薄目にスライスします。
140807_190415

ハムは6等分します。
140807_190437

玉子は溶いて、XO醤を加えてかき混ぜます。溶けなくて構いません。
(玉子にうま味がないと、おいしく出来ません。XO醤が無ければ、ウエイパーや化学調味料でも大丈夫だと思います。)
140807_190503

材料の下ごしらえが終わったら、中華鍋に油を回して焼きます。油を少し残して、卵を先に少し固まる程度までスクランブルし、別な容器に取っておきます。
140807_193237


油を足して、ゴーヤを炒め、少し火が通ったところで塩を足し、全体に塩味を付けたら、ハムを入れます。

ハムに火が通ったら、取り分けておいた卵を加え、更に炒めて、卵が固まったら出来上がりです。
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お皿に盛りつけて
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ビールを飲みながら、二人で完食しました。
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2014年8月 8日 (金)

自転車のペダルが重くなった

「自転車のペダルが重くなったんですが?」とのご依頼です。

昨年の11月にも、同様のご依頼で、対処させて頂いたお客さまです。

前回は、後輪のブレーキ調整と、玉当たりの調整をし、前後ホイールは、フォーク、フレームのセンターに合わせ、空気充填で対処しました。

今回も、まず目についたのは、空気圧不足です。

前回は、ホイールの面合わせをしなかったので、こんな状態です。
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画像では、判りにくいですが、後輪が右に振れています。

前輪が右に倒れています。

調整をしてこうなりました。
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まだ、空気は入れていません。
調整で、自転車が前に進んでくれるようになったと確認できたので、お客様に、この状態で、「変わりましたか?」と確認をしていただきましたが、「うーん、変わってないです。」とのお答えでした。
ちょっとがっかりでしたが、規程まで空気を入れてもう一度確認して頂くと、「軽くなりました」とのお答えでした。

空気圧が、2Kなかったので、規程の空気圧で、タイヤの硬さを確認して頂き、しっかり空気を入れて頂くよう、お願いしました。

ブレーキシューが当たっているとか、チェーンの張り過ぎとか、異常がなければ、やはり空気圧が一番自転車の漕ぎの軽さに繋がるようです。

2014年8月 7日 (木)

スポークネジ切り

#13のニップルの入手目途がつきましたので、スポークカットをしてみました。

HOZANのスポーク切りでカットした切り口です。
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スポークネジ切り器の説明では、切り口を丸くカットするように書かれていますが、試しにそのまま、ネジ切りをしてみました。
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矢張り、先端は丸くした方が良さそうですが、スポーク切りで切っただけでも、ネジを切ることは出来ます。

気を付けたのは、スポークを、ネジ切りのローラーを押し込む位置まで深く入れることです。

スポーク切りで切っても、#13のスポークを切るには結構力が要ります。

スポークの固定に結構力が必要で、固定が甘いとねじ切り時に、スポークが回ってしまいます。

スポークのネジのJIS規格は以下の通りです。
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ネジ部の長さも9mmとJISで決まっていますが、
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9mmのネジ長を正確に切る方法が、未確定です。



ブレーキ鳴き消音テスト 中止

自転車用のサーボブレーキ、電動バイクのドラムブレーキ(名前が違っても、構造は同じ)とアンチシーズを使った消音の為のTESTを重ね、次は、本命のバンドブレーキの予定でしたが、TESTは中止します。

中止の理由は東京都練馬区を中心に、オートバイ、自転車、車イスの出張修理をされている出張修理ミニ工場 店長 さんからのコメントです。

「バンドブレーキのドラムに傷をつける」という方法を教えて頂いたのですが、

コメント以外に、メールで、詳しいノウハウを教えて頂きました。

すごく納得できる方法で、アンチシーズ塗布のような一時的な対処ではなく、恒久的な効果が期待できる方法です。

製品に応用も可能で、特許取得も期待出来る内容ではないかと思っています。

WEB等で、周知されていれば、方法を記載しようと思ったのですが、同様の記述は見つけることが出来ていません。

教えて頂いた方法で、バンドブレーキの音鳴きの対処は致しますが、詳細はご勘弁をお願いいたします。

2014年8月 6日 (水)

ブレーキ鳴き消音テスト -2

最近、時々鳴きを発するようになった、電動バイクの後輪ドラムブレーキにアンチシーズを試してみました。

ドラムの内周にアンチシーズを少しとり、指で全体に塗り拡げました。
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作業をしたのは昨日です。

鳴きについては、いつも起きるわけではないので、効果ははっきりとは確認できません。

制動については、急制動を掛けても、ブレーキがロックしなくなりましたので、制動力の低下は明らかにあります。

使えないのかというと、そうではなく、コントロールしやすいブレーキになった印象です。

この記事は、あくまでもTESTです。結果を保証するものでは有りませんし、内容に責任は持てません。

真似をされる場合は、自己責任でお願いいたします。

【2015.04.12追記】
下り坂での、制動に不安を感じましたので、ドラムをパーツクリーナーで清掃し、シューも表面をやすり掛けして清掃しました。
テストは終了します。お勧めしません。

2014年8月 5日 (火)

#13スポーク

折り畳み電動アシストタイヤ交換の記事で、未処置のスポークですが、スポークのネジ切り器が到着しました。
付属のネジ切り駒は、メーカーの指定では、#14、#15用ですが、自己責任で使用する分には、#13のスポークでもネジを切れることを確認しました。

スポークを作って、修理にお伺いするには、スポークのカット、ネジ切り、ニップルへの入りの確認がいります。

#13のスポークはあるのですが、新たにネジ切りした#13のスポークに合うニップルが有りません。

? 意味が分からない文章です。

実は、手元にある、#13のスポークはこんな形をしています。
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転造でネジを切るので、ネジ部の外形がスポークより太くなるのですが、先端部だけ#14の太さにしてから。転造したのか、あるいは、切削でねじ切りをしたのか、ネジ部だけが#14の太さです。

ということで、手持ちの#13のスポークについているネジでは、今回作ろうとしている、#13のスポークにニップルが合わないんです。

これが、新たに#13のネジを切ったものです。
まだスポークのカットはしていませんので、ネジ径の違いが判ります。
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うかつなことに、今日まで、気がつきませんでした。

#13のニップルの入手をしないと、スポークが作れないと判った次第です。

リヤブレーキ効き改善試行-1

お引渡し時に、効きが今一と評価された、リヤブレーキですが、インナーワイヤーを引きが軽いと評価されている、BBBのテフロンコーティング品に交換してみました。

近辺の自転車屋さんのめぼしいところを回ったのですが、ようやく3軒目で見つかりました。

鶴ヶ島よりの自転車屋さんBOUNCEさんで見つけました。

KHS F-20Rのオーバーホールでお世話になるのは、2回目です。

黒のコーテングで、確かに良く滑りそうです。
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結果は、確かに、引きは軽くなった気がするのですが、これならというところまでの改善には至っていません。

オーナー様の職場での交換となり、お忙しい中でしたので、ご乗車頂いての感想はまだですが、次の手を準備します。

今のブレーキシューは、取り付け角度の調整が出来ず、リムに対して当たり面の調整が出来ていません。

トーイン調整が可能で、現行のブレーキシューと変えても違和感のないものを探したら、BBBのロードストップ デラックス BBS-01DAというブレーキシューを見つけました。

またBOUNCEさんに探しに行きます。

器物損壊罪

刑法261条 条文

前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する。

これは、明らかに、条文に該当すると思います。
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新狭山駅の駐輪場で被害に遭われたそうです。

前輪、後輪とも、カッターで切られています。

新狭山駅周辺の方は、お気をつけてください。

*犯人へ*
軽い気持ちでやったのかもしれませんが、これは、器物損壊罪に該当する犯罪です。捕まったら、犯罪者です。
いたずらでは、終わりません。

2014年8月 4日 (月)

自転車技士 過去問? 合格点に至らず 

自転車屋の資格 - Bekkoameというサイトに過去問らしい設問があったので解いてみましたが、64点で不合格でした。

間違えたのは、以下の6問です。

第1問 自転車は種類によってサドルの最大地上高が決められています。
下の中から正解を一つ選んで下さい。

第2問 JISで性能や構造が決まっている一般用自転車はどれですか?

第12問 自転車に関する事で下の中から間違いを選択してください。

第13問 水濡れ時の制動性能は16km/hの時に
何m以内で停止しなければならないでしょうか?

第14問 BC 3/8とJISで規定された呼び名の部品はどれですか?

第15問 車輪組に関する事で下の中から間違いを選択してください。

14問と、15問は、間違えたのがちょっとショックです。

JISのD9301に一般自転車のJIS規格が規定されています。

日本工業標準調査会のページのJIS検索でD9301を入力すると、閲覧可能ですが、インターネットエクスプローラで開かないと私の環境では見ることができません。

 

時間はたっぷりあるので、構造と安全に関する規定から、読んでいこうと思います。

2014年8月 3日 (日)

タイヤカーカス切れ

「パンクしたので修理お願いしたい」とのご依頼で出かけました。

パンと破裂音がしたそうです。

タイヤのトレッドはまだしっかり残っていたのですが、タイヤをチェックすると、カーカスが見えています。
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購入されたのは、今年の3月だそうです。
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パンク箇所とタイヤの破断箇所は一致しています。
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急ブレーキによるタイヤの摩耗は有ります。
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摩耗でカーカスが出たのではなく、カーカスが破断したため、タイヤに穴が開いたと思われます。
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カーカスは織り目が直行する2枚の布で出来ていると思っていたのですが、1枚しかないように見えてしまいました。

サイトの問い合わせ窓口に、解析用試料として必要ですか?と問い合わせをしています。
必要と言われれば、解析結果の連絡があるかもしれませんが、不要と言われればそれで終わります。

円安に転換後、自転車の品質が低下したと思っていましたが、まざまざと見せつけられました。

修理用のパーツも、しっかりチェックしないと、お客様の信頼をなくしてしまいます。

2014年8月 2日 (土)

自転車安全整備士・自転車技士が国家資格ではない理由?

自転車安全整備士・自転車技士についてNETでいろいろ調べています。

TSマークという自転車に張るシールがあります。自転車安全整備士が点検をして、必要な部品を交換して、安全な自転車と認めて、貼ります。
このマークがついた自転車に乗っている人が、万一事故を起こした場合に、保険で補償が受けられる制度です。

JISマークやBAA、SGといった、品質検査をされた結果のシールが張られていることが、TSマークの前提かと思って調べたのですが、そのような記述は見つけることは出来ませんでした。

(ここにもきっといろんな自転車販売店、メーカーの確執があったのだろうと想像しています。)

本題ですが、そんな調べ物の最中に

「国と特に密接な関係がある」公益法人への該当性について 」という記述を、安全整備士の認定団体の「公益財団法人日本交通管理技術協会」と自転車技士の認定団体「日本車輛検査協会」で見つけました。

いずれも、該当しませんとの表示です。

密接関連公益法人一覧 はhttp://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/000287167.pdf
に在りますが、国家資格の美容師、整体師、無線技士などの認定団体は該当していました。

公益財団法人日本交通管理技術協会の理事は、こちらで公開されていますが、お巡りさん関係が目につきます。

日本車輛検査協会は経済産業省との関わりの深い協会です。

「国と特に密接な関係がある」公益法人への天下りには、いろいろ手続きが必要そうで、それを嫌って、国家資格にしないのかななどと、うがった見方をしてしまいました。

こんなことを書いたら、面接で落とされるでしょうか?

2014年8月 1日 (金)

ブレーキ鳴き消音テスト -1

ブログに訪問してくださった方で、「ドラムブレーキ鳴き」で検索された方がいました。

他にどんなサイトが検索に掛かるのかと見てみたら、バイクのドラムブレーキの消音対策がいっぱいありました。

ひょっとしたら、今まで、これは構造上消せませんと言っていた自転車のバンドブレーキの消音対策にも使えるのではと思い、開いた中に、アンチシーズを使い消音しているサイトがありました。

自転車にも可能なのか、テストをしてみます。

音鳴きしているドラムブレーキ付の自転車はないので、取り敢えず制動テストです。

ドラムブレーキのドラムです。
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テストに使った、ParkToolのアンチシーズです。
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ドラムの内面に塗布します、銀色のペーストなので、差がよく分かりません。
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全周に塗布した後、ウエスで軽くふき取りました。

組み上げてテストしてみましたが、目一杯漕いだ状態から、リアブレーキだけで、2m位の制動距離で停止します。

制動に問題はなさそうなので、修理訪問用に使っていて、雨の後などに音鳴きし始めた電動バイクのリアブレーキで、消音効果を試してみます。

いずれバンドブレーキでも試しをしてみます。

再度、販売いたします。

駅前に放置されたようで、放置自転車として撤去した旨、連絡がありました。

お名前も、ご住所も不明だったため、ホームページにて撤去された旨表示していましたが、預かり期限になってもご連絡がなく、代わりに引き取ってきました。

前籠に、ガス検針の連絡が入っており、住所が判明したので、引き取ってきたことのご報告と自転車の今後をご相談しましたが、不要になったとの事で引き取らせて頂きました。

再度、販売させて頂きます。

修理してから半年が経過していますが、防錆剤の効果はまだ継続しているようで、防錆剤を吹いた部分の錆の発生、進行は有りません。

塗装部分の艶は、さすがに落ちてきていますが、それ以外は、順調です。

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