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2014年7月23日 (水)

SANYOハブダイナモの分解

昨日記事にした、断線したハブダイナモですが、SANYO製です。
140723_130339

左のプラスチックカバーが本体と接していません。
140723_130419_2

分解手順は、まずはめてあるカバーを外します。
140723_130431

細めのドライバーなどを隙間から入れ、跳ね上げるように外します。

ナットを外します。
140723_130602

押さえの座金を外します。
140723_130730
ここから先の部品は、シリコーン系?の接着剤で防水も兼ねていると思われますが、固定されています。

端子の保護カバーを外します。
140723_130823

もう一枚あります。
140723_130936
配線に負荷を掛けない様外します。

ナットのように見えますが、はめてあるだけです。
140723_130942_2
この部品も外しておきます。

シリコンゴムのシートも外します。
140723_131102_2

これで右の本体カバーが外せる状態になります。
140723_131400
軸受は、シールドされたベアリングです。

カバーのナット状の部分は、面幅31mmですが、32mmのボックスで回します。
140723_131436
左程、硬くは締まっておらず、スパナで外せました。

ボックスでカバーを緩めるときは、気にする必要はありませんが、カバーを外す時は配線に注意します。

回転子が見えました。
140723_132214

目視で断線を確認するなら、ここまででOKです。

どうしても、回転子まで取り出したい時は、左側のナットを外します。
140723_130720_2

ベアリングの内筒に嵌め合いになっていますので、軸方向から、叩きます。
ベアリング交換が前提の作業です。
あまりお勧めは出来ません。
140723_132222
ボルトを痛めたくないので、ナットを掛けて、金づちで叩きます。

回転子まで取り出せます。
140723_150151
嵌め合いだと思ったのですが、違いました。
接着剤での固定でした。

ナットに座繰りがしてあります。組立時には注意が必要です。
140723_151511

シールドベアリングですし、各所シリコンシーリングで防水されていますので、基本的にはメンテナンスフリーの製品だと思います。

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コメント

あのこら様

コメントありがとうございます、
見落としていました(^_^;)失礼しました。

reta.oneさん コメントありがとうございます。

ベアリングは両側に有ります。
外したカバーにもう一個付いています。

ママチャリのサンヨーハブダイナモをグリスアップしたくてたどり着きました。
基本メンテナンス・フリーだろうとの記事が大変参考になりました。
ところで、記事を読んで疑問に思ったのですが。
このサンヨーハブダイナモはベアリングが片側しか無いのでしょうか?

LEDブロックダイナモ追記で
NSKL138-N [自転車用 LED発電ランプ グレー]
http://www.yodobashi.com/product/100000001003419523/

やすの様
あのこらさんのブログを拝見する一通りすがりのブログ読者ですが
よろしくお願い致します。
夜間走行でライトに関しては疎いので的を得たコメントはできませんが
http://ameblo.jp/rikitarou1979/image-12208078568-13768913828.html
1976年製のブリヂストンのスプリンターはダブルライトでダイナモも前二系統に出力できるように
ダイナモの出力仕様は6V-3.2w+3.2wの出力でごく一般的な2.4w仕様より使用する電球が3.0w球ですが
夜道で乗った時に明るいなと思いました。ただ漕ぐ時の抵抗が最近のLEDにローラーゴム仕様と比べると漕ぎ抵抗が大きくて一段軽くしないと乗り難かったです。

自転車メモなど(作成中)さんのHPでブロックダイナモの項目を拝見すると
http://www60.atwiki.jp/longmemo2/pages/107.html
ブロックダイナモ仕様でもLEDでローラーゴムで明るい製品があるようです。
http://www.yodobashi.com/product/100000001002857256/
サイクルハウスTOMOさんのブログ記事に
http://blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/97469b166d4abbf6b5f588d95fe5b9da
BD-L3の商品が紹介されていました。

個人的にはメリダスパノバを
http://ameblo.jp/rikitarou1979/image-12141360688-13598273324.html
シマノのハブダイナモ(6V-2.4w)仕様にして昔の電球仕様のオートライトで乗っています。
取付位置がフォークエンドの下から照射するので照射範囲は狭いですが電球色が遠くまで伸びるので青白いLEDと違って夜降雨があった時でも路面が認識しやすかったです。
最近、LED化したのですが意外と暗く照射部分が伸びないので困っていますが
LEDのオートライトは年々新しい製品の方が明るいなと感じたのは
BSのキャスロングDX仕様などに採用されている
http://ameblo.jp/rikitarou1979/image-12352015820-14131760370.html

HL240 LED オートライト は
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e258362637
3灯式のLED素子タイプですがハブダイナモの仕様が従来品と互換性ある6V2.4w仕様でも驚くほど明るかったです。
6v2.4w仕様のハブダイナモ仕様の前輪が必要ですがこのオートライトにしてから夜乗る時に暗くて怖いというのは無くなりました。

電気に疎いので現状で明るく改善させる妙案は思いつかないのですが
ブロックダイナモでも明るい仕様の製品に交換するか、ハブダイナモで明るいと評判のオートライトの製品を付けて試してみるのが良いのかな?思います。
参考にならずすみません…

yasuno様 コメントありがとうございます。
夜道が暗くて困っておられるとの事、お察しいたします。

私自身も、発電機には疎くて、あまり解決の手助けにはならないかもしれませんが、丸善電機という自転車の発電機のメーカーがアット@ランプという後付けできるオートライトを作っています。

今までに、いくつか取り付けたことが有りますが、LEDランプの所為も有るかもしれませんが、タイヤに押し付けるタイプの発電機よりは明るくなったと喜んでいただけています。

タイヤに押し付けるタイプの発電機との併用も出来ますので、こちらをお勧めしたいと思います。
https://product.rakuten.co.jp/product/-/53ef84e4b9e368eb2805c99e49f960fc/?scid=s_kwa_pla_spo

あのこらさまへ
発電機をせっかく分解したのですから発電能力を高めるように何か出来たら分解しただけの努力が報われるのではないかと思うのですが私は電気に弱くて理論はわかりません。ただ同じ回転数で2倍とか4倍、8倍の電力が出せたらゆっくり走っても十分なあかるさの照明が出来るような気がします。コイルの巻き数を増やして鉄心を分厚くし磁石をやたら強力にするとどうなるのでしょうか。貴殿のこれからの努力、精進を、結果を期待していいでしょうか。私の自転車は古いタイプのタイヤに軸を押し付ける発電機でこれで前照灯を並列に二つ、あと電池で働く点滅灯を前と後ろに1つずつつけていますが、とにかく夜道は暗くてよく見えません。夜はいつも危険を感じています。もっと明るいライトにしたいと思っているのであのこらさま、力太郎さま、効果の大きい改善をお願いします。  
投稿: やすの

通りすがりさん コメントありがとうございます。
断線は残念でしたね。

自転車は、専用工具も必要ですが、人の力であちらこちら分解できるのでいろんな工夫が出来るのが良いですよね。

修理や部品などで工夫されたアイデアがあったらお教えください。

似た構造のハブダイナモ分解したことがあります。
組み付け時に何度も断線して修理を断念して思ったのですが、
中のコイルからそのままの単線がソケットに直結な構造だったので、
若干電気がロスしそうですが途中でより線にできれば、
断線も大幅に減りそうなのに何でだろうと思いました。

分解清掃ついでに自転車部品を中身の構造を眺めたりして、
これがこうできればなぁとつい思い浮かべる事があります。

ぽーれん さん コメント有難うございます。
私は修理出来ませんでしたが。記事がお役に立って、修理出来たとの事、
我が事のように、嬉しいです。

いや~昼間に、前輪を外して整備して夜に走ったらライトが付かなくて焦りました。
そこでこのページを参考にハブダイナモを分解したら、端子からリード線が外れて
るのを発見し、半田付けしなおして点くようになりましたよ。
多分、前輪のナットを締めるときに内側も回ってしまい、引っ張られたんでしょうね。

ともあれ、同じサンヨーのハブダイナモだったので助かりました。
これでゴールデンウィーク中も安心して走れます(^^)

力太郎さん コメント有難うございます。
断線の原因を知りたかったのと、あわよくば、修理して使おうと思ったのですが、駄目でした。
シマノのHB-NX22に限らず、シマノ製品は探すと分解図が見つかります。
シマノのハブダイナモは、本体カバーの工具の掛かり部が8角なので、厄介です。

単体で重いのは、回転子と磁石が引き合っている所為で、軸がしっかり固定されていれば、離れた後引かれる力も働くので、発電していなければ、理屈では重さは感じないはずです。
手で持っていると、軸がぶれてしまうので、すぐ止まってしまいますが・・・

ハウジングに納まっていなくて剛性が低い分、アット@ランプの方が、わずかですが回転は重いです。

あのこらさん、こんばんは
サンヨー製ハブダイナモの分解、興味深く参考になりました。
前々から興味あったので面白かったです。
なかなか…凄いモノが
あの中に納まっているんですね!

最近、知人に貰ったシマノのHB-NX22というハブダイナモを分解しようと
思いましたが取っ掛かりが分からずにいてグリス給油のみで断念しましたが…

ハブダイナモ単体だと手で回してもちょっとしか動かないほど
回転が重いモノなのか?で疑問に思いました。

アット@ランプの方が回転は軽いですか?

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