ハブダイナモ断線
パンク修理でお伺いしたのですが、タ・チ交換(タイヤ・チューブの業界語)となりました。
ここまでは、良く在る事なのですが、「実はライトが着かないんです。」との事、チェックしていくと、別なハブダイナモでは、ちゃんと点灯します。
修理としては、ホイールを組み直し、ハブダイナモを交換しました。
交換したハブダイナモの発電できない原因を探るべく、ハブダイナモを分解しましたが、回転子から出ているコイルの両端とも断線していました。
長く見える銅線が、グランド側です。
対角線位置で、短く光っているのが、ライトに行く線です。
本来、このように繋がっています。
グランド側は、端子部分も破断しています。
原因は、ハブダイナモ内部への水の侵入による、錆発生で、回転子と磁石が固着し、ハブ軸は固定されたまま回転子が回ったことによるものです。
回転子上で、ナット(回転子)の回り止めに配置された出っ張りです。
良く見て戴くと、ナットが当たる部分が削られています。
回転子の外側もこんなに錆びています。
回り止めが機能していれば、コイルを巻きなおしてでも修理しようと思ったのですが、さすがにこれでは修理しても安心して使用できません。
暫く置いて於いて、ジャンク品で使えそうなダイナモを見つけたら、2個1で再生してみようかと思います。
いろいろ面白かったので、分解の仕方は改めて記事にしようと思います。
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