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2014年3月 6日 (木)

異物?パンク

今日は、原因が分からないパンクに遭遇しました。

チューブには、しっかり穴が開いていましたので、パッチでエアー漏れがないことは確認しています。

原因が分からないとしたのは、チューブに穴が開いた原因です。
先日、異物の除去忘れの失敗をしましたので、手順通り、エアーバルブの処で、タイヤにマーキングをして、タイヤ内の異物、タイヤ外の異物のチェックをしましたが、目視でも、触診でも、異物は見つけられませんでした。

ただこの画像を見ると、異物が残っていたパンクを疑います。
140306_163842
過去に、2回のパンク修理の履歴があり、今回のパンクも、同じ線上にあります。
古い話ですが、小さなガラスの見落としで再修理になったことがあります。
思い出しながら、念を入れてチェックしたのですが異物は見つかりませんでした。

気になるのが、タイヤ内側のケーシングの模様です。
140306_172628
上の画像は、チューブにやすりをかけた後なので、不鮮明ですが、ほぼ同じ位置に転写したと思えるケーシングの模様がありました。
ただ、触診では、チューブを傷つけるような、違和感はありません。

お客様には、ご説明し、チューブとタイヤの位置を大きくずらしておきました。
タイヤと、チューブの間に、タルク粉も入れましたのでしばらくは大丈夫だと思います。

これで、パンクするようなら、タイヤを交換したほうが良さそうですが、まだ、このケーシングの所為だとは、確信が持てません。

不具合個所を修復しても、同じ原因で再発するようなら、修理とは言えないと思っています。
使い方であれ、部品の仕様上の限界であれ、不具合に至る原因をなるべく取り除くことが
私の中での修理のポリシーです。
毎月19日の空気を入れようキャンペーンも、私の中では、修理の一環です。

修理に掛ける費用と、不具合を起こさない為の手間、再発防止のための部品コストのバランスは使用される状況によっても当然変わってきます。
なるべく、コストを掛けないで、お客様の使用状況に合わせた、再発防止策をご提案していきたいと思います。

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コメント

軽快車を修理していると、バルブとメーカーロゴの位置が合っているタイヤのほうが珍しいので、白のペイントマーカーでタイヤにバルブ位置をマーキングしてからパンク修理にかかります。
パンク位置が見つかったら、チューブのバルブと、タイヤのマーキングを合わせて、パンク箇所の周囲を重点的に異物チェックします。
ただし、軽快車の場合、パンクして空気が入っていない状態で乗り続けられ、タイヤ位置が動いて、それに伴い、チューブが畳まれていることが多く、マーキングはしても、かなり広範囲にチェックしないと異物が見つからないことがあります。

あのこらさんのお人柄、感心致します。それだけに、そこを評価できるお客様ばかりである事も祈ります。

私はチューブ交換はしても、パンク修理をした事がほとんどありません。参考にさせて下さい。私がやっている事は、アラミド繊維を使い始める前に習慣になった、タイヤに残る異物やダメージ位置確認をし易くする為、タイヤにプリントされているメーカーロゴ中心をバルブ位置に合わせる事くらいです。

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