ブレーキワイヤー太鼓抜け
「走っていて、ブレーキを掛けたら、突然、プチと音がして、ブレーキが利かなくなったんです。」
とのご依頼で、お伺いしました。
交換前のブレーキワイヤーと、前輪のブレーキシューです。
ブレーキシューは、一部が壁になって残っていますが。完全に、山がありません。
ワイヤーのブレーキレバー側です。
ブレーキレバーに、太鼓が残っておらず、錆での腐食も見られません。
太鼓抜けだと判断しました。
*太鼓というのは、ケーブルの端末で、ブレーキレバーに掛かる部分です。
*こちらが参考になります。オクノグローバルテック株式会社
ブレーキシューの制動力が低下し、それを補う為に、レバーを強く握られたことが一因と思いますが、太鼓抜けには、初めて出会いました。
ブレーキシュー(ブレーキのゴム)の山がなくなると、雨の日など、ブレーキの効きが悪くなります。山がなくなる前に交換してください。
ブレーキシューは、自転車店、ホームセンターの自転車コーナーで購入できます。
交換に必要な工具は、10mmのスパナだけです。
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アンコウさん、コメントありがとうございます。
壁があった分、ぱっと見、山が残っているように見えました。
かなり重い荷物を運ばれるそうで、余計前輪ブレーキに負荷が掛かったのだと思います。
投稿: あのこら | 2013年12月18日 (水) 19時07分
こんにちは。
こんな凄いブレーキシューは、初めて拝見しました。
たぶん、摩耗した分、ブレーキのストロークが大きくなるので、インナーワイヤーが伸びきったのと同じ状態になり、レバーがハンドルに当たるまで引いても、ブレーキが効いていない状態ではないでしょうか?ワイヤーの張りだけ直すと、確かにタイコに負荷がかかりますね。
自転車にはクルマと違い車検はありませんが、時々は各部のチェックが必要ですね。
投稿: アンコウさん | 2013年12月18日 (水) 15時42分