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2013年12月の35件の記事

2013年12月31日 (火)

フレーム

フレームは、エンド部に少し錆が見られます。
錆を落とすと、塗装が剥がれてしまうので、このまま清掃して、防錆処理をします。
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シートステーのリング錠取り付け部に、塗装剥がれが見られます。
こちらも、タッチアップ等はせずに、そのまま、防錆処理で仕上げます。
タッチアップ等の、塗膜修正は大の苦手です。
こんな時は、siriusさんの技術がうらやましいです。
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全体に、軽度の汚れが付着していますが、清掃してどこまで綺麗になるでしょうか?

洗剤で洗って、水切りし、防錆処理をしたら、こんな状態です。
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少しは、綺麗になったでしょうか?

2013年12月30日 (月)

塗装失敗

ハンドルステムの再塗装です。

フォークコラムの内側に入りますので、古い塗装を剥がします。
下地はアルミです。
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マスキングテープがないので、ビニールテープでマスキングします。
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塗膜が厚くなるのは嫌だったので、下地の防錆塗装は省略です。
うまく行ったかなと思ったのですが、塗装が剥がれてしまいました。
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もう一度、塗装を剥がして、脱脂から手順を踏みます。

2013年12月29日 (日)

ハンドルステム 臼取り出し

固着していたハンドルステムの臼ですが、無事に外すことができました。

使ったのは、BMXスタイルのハンドルポストと下玉押しの圧入工具です。
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ハンドルポストの側面を圧入工具の受けに使いました。
BMXのハンドルはクランプ径が22.2mmでちょうど、一般車のハンドルポストの径と一致します。
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圧入工具を、通常とは逆方向にフォークコラムにセットし、ハンドルを挿入し、臼とネジで繋ぎます。

圧入工具を回していくと、外れました。
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臼は、ご覧の通り、錆びついています。
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組立時にグリスが足りなかったと思います。
錆を落とせば、そのまま使えそうです。

フォークコラムの内側の錆も落として、清掃しました。
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問題がひとつ残りました。
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ハンドルクランプによる傷が付きました。
当初から、再ペイントの予定でしたので、さほどショックはありませんが、クランプの内側を研磨しておくべきでした。

2013年12月28日 (土)

ハンドルバー・フォーク

ボトムブラケットを外し終えたので、ハンドルと、フォークを外しました。

ハンドルは多少錆が出ていますので、錆を落としました。
左が錆落し後、右が錆落とし前です。
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塗装の剥離まではしていませんが、全体の錆を落としました。
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錆止めをまず吹きました。
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塗装して仕上がりです。
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何とか、あまりムラが目立たず塗装出来ました。

フォークは、油拭きしたら、この程度に綺麗になりました。
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小傷は少しありますが、後は、錆止めをして、ワックス掛けをして、組み上げたいのですが、ひとつ問題が残りました。
ハンドルポストの臼がフォーク内に残ってしまいました。
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組立時にグリスアップされていなかったのかも知れません。

とりあえず、潤滑油は吹いてあります。時間を置いて、叩いてみて外れなければ、グリスアップして置きたいので、何とか工夫して引き抜いてみます。

2013年12月27日 (金)

ボトムブラケットオーバーホール

前輪、後輪と順調にオーバーホールは完了し、一番大事な回転部、ボトムブラケットのオーバーホールに着手しました。

何で締めたのかと思うぐらい、ロックリングが硬く締まっています。
左ワンのロックリングは、潤滑油とハンマーを使って、外せましたが、右ワンは、工具がハンマーで叩けるようには掛かりません。

左ワンのロックリングに工具のすべり跡が付いてしまいました。
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取り敢えず、潤滑剤を吹いて、放置したのですが、駄目でした。
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ロックリングを緩めるのは諦めて、右ワンをチェーンケースごと取り外すことにします。
左ワンを外し、リテーナー、BB軸を抜きました。
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右ワン用の治具を5/8インチ高ナットとネジで固定します。
高ナットはボールレース面に直接当たりますが、ベアリングの軌道部分には影響を与えません。
延長パイプを噛まして、全体重をかける感じで、ようやく緩みました。
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ここまで無理をして外す必要はなかったかもしれませんが、先日の破損寸前の右ワンが記憶に残っており、大事な部品なので、確認をしました。
チェーンケースのロックリングも無事緩みました。

高ナットはこんな感じで使っています。
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結果としては、グリスの固化が見られますが、部品としては異常なしです。
フレームの清掃後、グリスアップして組み付けます。
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2013年12月26日 (木)

前輪のオーバーホール

前輪のオーバーホールが終了しました。

オーバーホール前のリムの汚れです。
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黒く見えるのは、ブレーキシューの削りカスです。

前輪アルミリムの清掃」記事の通り、研磨剤なしのナイロンたわしで清掃します。
今日は自宅での作業なので、洗剤も使用しました。

スポークも清掃したので、全体を水で流します。
水滴をふき取った後、ドライヤーで乾燥します。
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感想後、防錆処理をしたら、この位まで、綺麗になりました。
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ハブのグリスアップと、玉当たりの調整をします。
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振れ取りは不要なレベルだったので、後輪同様、タイヤ内面にタルク粉処理をして、タイヤを取り付け、オーバーホール終了です。
後輪より、日に当たったのか、雨に打たれたのか、タイヤの汚れは落ち切れませんでした。

前後輪のタイヤローテーションも一応考えたのですが、トレッドの残り具合には差が無かったので、ローテーションはしていません。
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明日(27日金曜日)休業します。

勝手で申し訳ありませんが、

明日27日(金曜日)は、休業させていただきます。

夕方5時以降の修理でよろしければ、対応させていただきます。

よろしくお願いいたします。

2013年12月25日 (水)

26インチ中古自転車販売

めったにやりませんが、まだ購入されて3年の自転車を頂きましたので、販売します。
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限定1台、手渡しの為、川越市上戸近辺にお住まいの方限定です。

黒の塗装部分の艶が無くなり、ハンドルは錆が浮き始めています。
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錆落し、再塗装、清掃、磨き、防錆処理、回転部のオーバーホールを行い、できるだけ、気持ちよく乗っていただける状態まで復元しようと思います。
オーバーホール済みの販売価格を4,500円に設定します。

まずは、後輪の整備からです。

ハブのグリスが切れ掛かっています。
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グリスを入れます。
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防錆剤を吹き付けます。
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振れはしっかり取られているので、タイヤを組み付けます。
タルク粉(シッカロール)を入れて、チューブとタイヤの擦れを防止します。
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後輪の出来上がりです。
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順次、整備の様子を記載していきますので、購入を御希望される方は、サイクルメンテ あのこら まで、御連絡下さい。
先着1名様限りです。

2013年12月24日 (火)

ボトムブラケット破損寸前

「ペダル付近から、ガラガラと音がして、壊れそうで怖くて乗れません。」との御依頼です。

多分、BBのリテーナーベアリングの破損だろうと、当たりを付けて行ったのですが、もう少し重症でした。

十年近く、乗られている自転車だそうです。

リテーナーは、右側(チェーン側)が破損していました。
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BBシャフトの玉あたりは妙な磨耗をしています。
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気になって外した、右ワンはご覧の通り、破損寸前です。
クリックして、画像を拡大していただくと判りますが、BBの端面と右ワンのネジなし部分が平行ではなく、ワンが変形しています。
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これで、破断しかかっているのが、判ります。
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右ワンの破損を見かけたり、リテーナーの破損に当たると、強度が低いのか、使われている頻度が高いのか、大体このタイプの右ワンです。

高校生男子が、乗ると、乗り方によっては、3年持たないようです。

こんなに空けたのに

朝のお題をクリア中です。普段は、ビンゴが揃うまで空けないのですが、ビンゴを見逃してしまって、試しに、全部空けてみました。

6箇所リーチですが、ビンゴしませんでした。
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2013年12月23日 (月)

高齢者用自転車

後輪のハブを内装3段に変更させていただきました。

スプロケットはフルカバーのチェーンケースだったので、ケースに収まる最大の18Tを付けました。

「坂があって、自転車で登れない。」との御要望にお答えしたものです。
「自転車が随分軽くこげます。」と喜んでいただいてのですが、本当に、これで良かったのだろうかと悩んでいます。

細かなことですが、ハブに合わせて、ブレーキもサーボブレーキからローラーブレーキに交換しました。
少しでも、漕ぎ出しを軽くする為、リムがステンレスだったので、アルミリムに変更もしました。

御要望に対しての、改善方法は間違っていない自信はありますし、お客様にも納得していただけました。

ただ、お客様に、確認の為、乗っていただいた際、お客様が走られるスピードがあまりにも遅かったのです、多分、10k/hも出ていません。
バランスを何とか保たれている状況です。
坂道の途中からの発進は、無理な体力とお見受けしました。

何度か、今ままで、乗られていた26インチの自転車で転ばれたとのことで、足付を考えて24インチの自転車に、買い換えられたそうです(当店の販売ではありません)。

転倒を防止できて、坂道を登れる自転車として、「電動アシスト3輪自転車がありますよ」とは値段を考えると言い出せませんでした。

機会を見て、坂道を不安なく走っていただけているか、確認させていただこうと思います。

2013年12月22日 (日)

リムバンドテープ

「リムテープ切れ」の記事で、リムテープ交換の為、後輪を外したと書きましたが、こんなリムテープを常備することにしました。
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いつも部品をお願いしている問屋さんに、取り寄せ依頼をしたら、通常在庫品にして下さるとの事。

最近リムテープの注文が増えているそうです。

これで、ホイールを外さず、リムテープ切れの修理が出来ます。

入手希望の方は、こちらに注文してあげてください。

2013年12月21日 (土)

イグニッションキーアセンブリ交換

出張修理に使用している電動バイク EM-1ですが、既報の通り、イグニッションキーをOFFにしても、電源が切れなくなり、部品手配をしていました。

今は、会社がなくなった、エコ・トレードが輸入元で、タイセイエンター様から購入し、修理部品の手配は、タイセイエンターさんが継続して下さっています。

外観は変わってきていますが、同じ部品が使われており、後継機のようです。

元々は、新聞販売店、銀行などを顧客として意識されていたようで、1回の充電で100K走行可能とカタログスペックは記載されています。

自転車の出張修理には、前カゴにケミカル類、リヤのカーゴに工具や修理資材を入れ、タイヤ、ホイールなども持って行ける様、多少の工夫をしています。

夜間の修理訪問も走行音が気にならず、路上で地図を確認するのも楽ですごく気に入っています。
時々、電池切れで押し歩きになるのが、唯一の難点です。

もう一点、気に入っている所が、あります。
まだ、タイヤ交換はしていませんが、エンジンが無いので、自分でメンテナンスが可能な所です。

今回も、イグニッションキーアセンブリは、部品を送って頂き、自分で交換しました。

まず、前カゴを取り外します。
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カゴ取り付けのキャリアを外します。
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 前照灯のカバーを先に外して、おく必要がありました。
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 結線部の画像を記録しておきます。
 黒線2本が左右のウインカーです。
 点灯を確認しながら、接続した方が良いです。
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前カバーを外します。
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やっと、中が見えました。
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今回の交換部品(左)です。互換性は確保されていますが、少しずつ進化しているようです。
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作業そのものは、1時間足らずで終了です。
無事に動作するようになりました。

2013年12月20日 (金)

インナーワイヤー端末処理

インナーワイヤーの端末処理は、ワイヤーキャップを基本にしています。

アウターに、インナーワイヤーを通すときは、ワイヤーのカット前に通すのが基本ですが、時々、カット済みのインナーを通さざるを得ない時があります。

カットしても、先端がほつれていなければ、スムーズに通りますが、先端がほつれていると、ライナー入りのアウターだと、ほつれたワイヤーが、ライナーに刺さり、通せなくなる時が有ります。

カットした、ワイヤーを通すときは、半田で固めてから通すと、トラブルを回避できます。

インナーワイヤーは、殆んどステンレス製なので、ステンレス用のハンダを準備します。
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フラックスを塗ります。
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出先での修理の場合、ガストーチでハンダを熔かします。
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ハンダが、しっかり回ったら、ハンダ処理をした所でカットし、フラックスの酸を水で流した後、適宜、余分なハンダをヤスリで削ります。

2013年12月19日 (木)

リムテープ切れ

雪になりそうな雨の中、日暮れです。

パンクとの御依頼で、お伺いしましたが、虫ゴム切れのようです。

虫ゴムの切れがあっても、パンク修理の御依頼の場合、チューブのパンクチェックをするのが基本作業です。

チューブを、引き出すと、一緒にリムテープが出てきました。

リムテープの破断、結構遭遇するようになりましたが、本来、そんなに切れるものとの認識はありません。

某、自転車販売店の自転車に多いような気がします。
もう少し、ほんの少しでいいですから、自転車に愛情を持って作って欲しいと思います。

チューブにパンクはありませんでしたが、リムテープ交換の為、後輪のホイールを外しました。

手が冷え切ってしまいました。ちょっとつらい修理でした。

雨の、日没で画像はありません。

明日、明後日臨時休業させていただきます。

母の法事の為、明日20日、明後日21日は臨時休業とさせて頂きます。

22日は、通常通り営業の予定です。

毎月19日は、自転車の空気を入れる日です。

今日19日は、自転車の空気チェックと空気入れの日です。

「毎月19日は、自転車の空気入れをしましょう。」

今日も自転車に、10分だけ、愛情を注いで下さい。

自転車の、パンクの8割は「リム打ちパンク」と「チューブ擦れパンク」で占められています。
どちらも、空気をしっかり入れる事で、かなり防げます。

異物を踏んで起きる、パンクも、空気がしっかり入っていると、路面との接地面積が少なくなるのと、タイヤが異物を弾いてくれる事で、いくらか防げます。

実は、タイヤの寿命も、しっかり空気を入れることで延びます。
空気が少ないと、タイヤのゴムの折れ曲がりが大きくなります。
タイヤの天敵は、日光と空気圧不足です。

不調な空気入れも、口金交換や、パッキングの交換でなおる場合があります。

空気が軽く入れられる、スーパーバルブなど、百均でも売られています。

親指でタイヤを押しても、ほんの少ししかへこまない程度まで、空気を入れてください。
自転車に乗った状態で、タイヤと路面の接する長さが10cm程度が体重で補正した最適の空気圧です。
(軽快車の場合です。スポーツタイプでは、タイヤの適正空気圧が異なります)

2013年12月18日 (水)

錠入れ替え完了

永く、引っ張ってしまいましたが、ようやく完了しました。

跳ね上げたサドル、これがガチャリンコのロック状態です。
センタースタンドも上がらず、走行不能です。
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キーを差し込みます。
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右に回してやると、ロックがはずれ、サドルが下がります。

ちゃんと、下がりました。鍵も抜けます。
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いろいろ、手は掛けましたが、乗れるように交換した部品は、ブレーキケーブルとガチャリンコの錠だけです。
部品代としては、併せて1,000円掛かっていません。
動かなくなったと諦めずに、声を掛けてみてください。

軽快車の部品は、案外安く手に入ります。

今回のガチャリンコのような、メーカーの保守部品扱いのものは、自転車の販売をしていない為、入手に手間取ることがありますが、助けてくださる販売店もありますので、入手は可能です。

手に入れ難いために、困ると、こんな工夫もします。
鍵無しガチャリンコの応急対処法を手に入れた、今回のジャンク自転車(乗車可能になりました)に感謝です。

2013年12月17日 (火)

ブレーキワイヤー太鼓抜け

「走っていて、ブレーキを掛けたら、突然、プチと音がして、ブレーキが利かなくなったんです。」

とのご依頼で、お伺いしました。

交換前のブレーキワイヤーと、前輪のブレーキシューです。
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ブレーキシューは、一部が壁になって残っていますが。完全に、山がありません。

ワイヤーのブレーキレバー側です。
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ブレーキレバーに、太鼓が残っておらず、錆での腐食も見られません。
太鼓抜けだと判断しました。
*太鼓というのは、ケーブルの端末で、ブレーキレバーに掛かる部分です。
*こちらが参考になります。オクノグローバルテック株式会社

ブレーキシューの制動力が低下し、それを補う為に、レバーを強く握られたことが一因と思いますが、太鼓抜けには、初めて出会いました。

ブレーキシュー(ブレーキのゴム)の山がなくなると、雨の日など、ブレーキの効きが悪くなります。山がなくなる前に交換してください。

ブレーキシューは、自転車店、ホームセンターの自転車コーナーで購入できます。
交換に必要な工具は、10mmのスパナだけです。

2013年12月16日 (月)

八万ロック取り出し 錠完成

U字ロックから八万ロックの部品を取り出しました。
ガチャリンコの八万ロックは外径が17.8mm
U字ロックの八万ロックも外径は17.8mmでした。
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左がガチャリンコ、右がU字ロックのものです。
外筒の形状と高さが違っています。

試行錯誤しましたが、この、鍵で回る軸(押し込みピンを含む)だけ、前の錠と交換しました。
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組み上げると、こうなります。
ピンや、バネが飛んでしまい、探すのが大変でした。
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軸の長さと、ロック板が掛かる切欠きの面幅も違いますが、ロック板の掛かる高さは同じです。
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軸の加工をして、交換用錠の完成です。
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後は、組み立てて、動作確認ですが、一部、ガチャリンコ内の部品の位置が戻せなくなりました。

明日以降、部品の位置を戻します。

2013年12月15日 (日)

5.7K押し歩き

どっと疲れています。

左の肩が重いです。

またやらかしました、スクーターの電池切れです。
充電してから、50K位しか走っていないはずなのですが!
スタートキーをOFFにしても電源が切れず、ライトがつきっぱなしになっている所為かも知れません。

取り敢えず、キー周りのアセンブリを交換して、それでも駄目なら、電池の予備を手配するようです。

押して歩いた距離は5.7K、時間にして約1時間です。
老体には、堪えます。

大きな地図で見る

そういう訳で、今日は、自宅での自転車いじりはお休みです。

2013年12月14日 (土)

U字ロック到着

オークションで100円で落札、送料500円のU字ロックです。
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使えれば儲け物、使えなければ、また次を探すまでですが、このやり方だと、修理法として確立できないのが難点です。

必要なのは八万ロックだけなので、心置きなく壊せます。
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外筒のプラスチックを金のこで、十字に切れ目を入れ、マイナスドライバーで、強引に剥がしました。

あわよくば、入手した鍵に合せて、ピンの組み換えで対処できないかと考えていたのですが、新しい鍵は、内径が古い錠の軸より細く、嵌りません。
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やはり、このあたりは、鍵屋さん毎に、寸法が微妙に違うようです。

うまく交換できればいいなと思っている、八万ロックがこれです。
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重ねてみると、外形はほぼ同じ、長さは、まだ取り出せていないので、判りません。
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明日、取り出して、使えるかどうか、確認します。

2013年12月13日 (金)

いろいろ

本当は、昨日アップする予定だった変形リムです。
順調に走っていた、ドイツ製の軽快車ペガサスのカギ紛失事件等があり、錠を取り外していて、撮影するのを忘れていました。

さすがに、此処まで変形していると、修理をすることが出来ませんでした。
とは言いながら、しばらくは捨てずに、修復できないか、試してみます。
支点と力点が見えれば、逆に力を加えることで、戻るはずなのですが、無理でしょうか。
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こちらは、ドイツ製の軽快車ペガサスの錠です。
交換用の錠が入手できない為、自分で鍵が作れないかと、修復を考えながら外したものです。
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パナソニックの自転車用の錠を使えるようにする為のU字錠は、無事落札できました。
こちらも、届いたら、分解しなければいけません。

自転車錠の構造に大分詳しくなれそうです。
ピッキングでカギを開ける錠前屋さんに、尊敬の念を抱く自転車屋です。

事情が有って、ガチャリンコのサドルとスタンドを繋ぐワイヤーも交換するのですが、
7mmボールエンドの1.6mm複撚りワイヤーです。
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こんなケーブルは手持ちがありません。ブレーキケーブルを使おうとしたのですが、抵抗が大きく、使用できませんでした。
取り敢えず、シフトケーブルのインナーで代用します。

2013年12月12日 (木)

修復不能なリム

「ちょっとひどい転び方をしてしまって、前輪の泥除けが変形してしまったんです。」とのことでお伺いしました。

他にも修理箇所があり、そちらを終わらせ、泥除けの変形を直して、前輪のタイヤとの当たりを確認しようとしたら、リムが振れています。

泥除けの変形がひどかったので、どんな転び方をされたのかお聞きしたところ、自転車と前輪が衝突したとの事でした。

振れ取りで直るだろうと高をくくって、振れ取りを始めたのですが、振れが取れるどころか、どんどんひどくなります。
振れとりでの修理を諦めたときの画像です。
始めた時は、1cmぐらいの振れでした。
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新しいリムと交換し、ホイールを組み上げ、取り敢えず、乗れる状態にはしましたが、さすがにこの季節、身体が冷えてしまったので、完全な振れ取は後日の昼にやらせていただくことにしました。

夜間の屋外でのホイール組みはさすがに辛いものが有ります。

2013年12月11日 (水)

互換錠の調査

盗難防止を考慮して、手順は公開しませんが、錠部分を取り外し、シートは、乗車できる位置に戻すことが出来ました。
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使われているのは、自動販売機、コインロッカー、業務用ゲーム機などに使われる、八万ロック(チューブラー錠、エースキー、丸鍵)と呼ばれる錠ですが、調べてもなかなか、同じ外形の錠にたどり着けません。
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他のサイトに比べて、安いサイトを見つけたので、外形は合っていませんが、中身が交換可能か更に分解してみました。
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長さは、規格があるようで、一致していますので、希望的観測で、購入の可否、送料を確認しましたが、業務用品の販売サイトのようで、梱包手数料が1200円別途必要との事で諦めました。

今は、自転車・バイク用のU字ロックに八万ロックを使った商品が多く、オークションでU字ロックの入札中です。
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U字ロックを分解して、八万ロックを取り出すつもりです。
ピン数等不明のままですので、どうなるでしょうか?

2013年12月10日 (火)

最大の難関 対処方針検討

泥除け、チェーンケースの清掃も終わりました。
ポリカーボネート製のようで、清掃だけで光が戻りました。
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前カゴの変形も修正し、錆止め処理をしました。
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後ブレーキは、少し当たっていたので、調整しました。
ケーブルのアウターも交換です。
変速ワイヤーはまだ痛んでいませんので、そのまま使用します。
変速操作は問題なく出来ました。
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後輪にスタンドがないので、スタンドの厚み分、矢印のスペーサーが入っています。
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最大の難関が、これです。
鍵がないので、乗れません。
近くの鍵屋さんに相談してみましたが、作れないと断られました。
鍵番号が不明なので、スペアキー の取り寄せも出来ません。
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1.純正部品の取り寄せ。
2.普通のシートポストへの変更。
3.錠の交換
4.鍵なしで乗れるように改造する。

1は、一番現実的です。一応、入手出来るルートのあてもありますが、費用が一番掛かりそうです。
2は、同じサイズのシートポストは有りました。PROMAX(プロマックス)アルミ シートポスト
軽くなりますし、価格も手ごろです。
問題は、センタースタンドが使えなくなることです。
鍵と、スタンドを交換すると、それなりの金額になります。
3は使える錠が入手できるか、現時点では不明です。
こんな候補は見つけました。C-701型カムロック
シートポストの交換より、価格も抑えられます。
4は、最後の手段です。
とはいっても、実現の可否は現状では不明です。

3.のカギ交換を本命として、まずは、錠の取り外しを考えます。

2013年12月 9日 (月)

ペダルキャップ、チェーン清掃その後

右のペダルペダルキャップ脱落ですが、やはり気になって手近で使えるものがないか探してみました。

何とか使えそうだったのが、これです。
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白く見える方のキャップは、軽快車のクランクキャップです。

少し、削ってやる必要はありましたが、脱落せずにはまっています。

色違い、形違いも嫌なので、両方ともクランクキャップに変えました。
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11月29日のチェーン清掃で、ブラシ洗いとパーツクリーナーを吹いて洗浄したチェーンですが、灯油に浸けて置いた結果、こんなに汚れが出ました。
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まだ、多少汚れが見えますので、ひっくり返して一日漬け置きして、装着しました。
多少、伸びていますが、使用に問題なしです。

2013年12月 8日 (日)

グリップ・グリップラバー

だいぶ終盤に近づいてきました。

汚れたグリップですが、ゴムのべた付き、硬化は感じませんので、取り合えず清掃してみます。
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ハンドソープと、ブラシを使ってみました。まだ濡れているので、一部変色しているように見えます。
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汚れを落としきることは出来ませんでしたが、このままで使います。

内装三段のグリップ変速のグリップラバーが、傷んでいます。
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ディンプルが無くなってきています。
ゴムの表面も溶け始めているようです。

交換しても、大した金額ではないのですが、なるべく少ない出費で再生がどこまで出来るか考えていますので、使えるか使えないかの判断に迷います。

修理にお伺いしたときでもそうなのですが、破損していれば、交換します。
一度だけ、手術で延命したことがありますが、その時も、後日の早い時期の交換をお勧めはしました。

基本的には、部品交換をなるべくせずに、修理で対応するのが基本姿勢です。

ブレーキのアウターケーブルは、見栄えと安全性の観点から交換しました。
今回は、機能と安全性には問題がないので、もし、この自転車をお譲りすることになったら、部品交換については、お客様の判断を仰ごうと思います。

2013年12月 7日 (土)

リヤフェンダーステー

前輪前ブレーキボトムブラケットクランク、と順調に点検、組立が進みました。

後輪の組立に進みます。

フェンダーステーがご覧の通り、変形しています。
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ステーは手で曲がりますが、取付金具の変形の修正をする必要があります。

ご覧のように、フライス盤をプレス代わりに使いました。
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チャックには、8mmのキャップスクリュー(6角ネジ)を軽く咥えています。
万力の平面部を使って、フライスで押してやります。

このぐらいまで修正できました。
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実は、苦手な修理・・で作った道具も、このようにプレスしました。

2013年12月 6日 (金)

苦手な修理、克服

自転車の修理をしていて、「この修理が得意です。」といえるものはないのですが、苦手な修理はあります。

中でも、一番苦手なのが、内装変速機のスプロケットを止めている、Cリング嵌めです。
いつもは、ドライバーを使って、四苦八苦しながら入れるので、調子が悪いと、この作業だけで10分以上掛かる時があります。
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今日は、ちょっと工夫して、1分掛からずに、苦労せず嵌めることができました。
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空気入れの口金を削って、平らにし、Cリングが掛かる窪みを付けました。
窪みといっても、傷程度です。

Cリングを、手で拡げ、工具に引っ掛けます。
引っかかったのを確認したら、工具の口を広げ、Cリングの径を大きくしてやります。
適当な大きさで、Cリング受けの溝に嵌め、戻してやると、この通り嵌ります。
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一部、嵌りきらなかったので、ドライバーで押し込みました。
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ちゃんとセットできました。
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これで、苦手な修理が一つ減りました。

探せば、市販の道具があるのかもしれませんが、私は見つけることが出来ず、自作しました。

同じように、苦手にされている方は、参考にしてください。

2013年12月 5日 (木)

クランク、ペダル清掃、点検

クランクと、ペダルの清掃、点検をしました。

クランクは、錆が浮いていますが、曲がり、チェーンリングの磨耗は見られません。
折角ばらしたので、錆取もしました。
錆びているところが、錆取前、光っているところが錆取後です。
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この後、ペダルも外して、全体の錆を取り、先日からお気に入りの防錆スプレーを吹きました。

ペダルは少々問題ありです。
右のペダルのキャップがありません。
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手持ちで適合するキャップはありません。
自転車(軽快車)の中では、チェーンに次いでオイル切れを起こしやすいところです。
残念ですが、今回は回転に不具合は起きていないので、このまま使用することにします。

左ペダルの玉押しに、僅かですが、虫食いが起きていました。
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こちらは、軽快車では問題にならないレベルと判断しました。

回転部を、分解しましたので、組立をします。
滑らかで、ガタツキのない玉当たりの調整が一番肝心なのですが、画像や言葉でお伝えする技量がありません。

分解された後、組立で悩まれるのが、ベアリングをどうやって入れるかだと思いますので、その方法をお伝えします。
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ご覧の通り、グリスでベアリングを保持して組み立てます。

自転車以外では使うことの少ない組み立て方法だと思いますが、自転車の回転部を分解したときは意外と役に立つ方法です。
ちょっと記憶に留めて於いて下さい。

2013年12月 4日 (水)

一段落

BB(ボトムブラケット)の工具がようやく届きました。

仮締めしていた右左のワンをお客様の要望で、グリスアップして本締めしました。

やっと乗ることが出来たお客様の第一声が「サドルの下に何もないみたい」でした。

試しに乗せていただきましたが、確かに違います。
軽い。
力が逃げない。
表現力の乏しさを感じますが、確かに、別次元の乗り味です。

軽快車に105ですか?という方も居られるでしょうが、これはやってみないと体感できないと思います。

軽快車にロードパーツのアセンブル決して意味のないことではありません。
ジオメトリが違う、重さが違う、精度が違う、でもそれ以上にパーツの違いが軽快車とロードの乗り味を変えていると思い知らされました。

今回変えたのはクランク・BBセットとチェーンだけです。
あまり重要視されないですが、ボトムブラケット大事な部品です。
Productimagemediaimagescyclingprodu

2013年12月 3日 (火)

前ブレーキ

前ブレーキは、さすがにケーブルは交換したほうが良さそうです。
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画像が良くないですが、ブレーキシューの山はまだ残っています。
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ブレーキ本体は、結構錆ていますが、動作に不安はありません。
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ケーブルだけ換えれば、使えると判断しました。

ケーブルを交換し、本体の清掃をしました。
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2013年12月 2日 (月)

BBチェック、清掃、グリスアップ

今日は、BB(ボトムブラケット)の清掃とチェック、グリスアップをしました。

BBシャフトの玉押しに虫食いがあります。
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ベアリング、玉受けとも錆、虫食いはなく、軽微なものと判断しましたので、このまま組み上げます。

新しいグリスを入れました。グリスガンがあるとやはり楽です。
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BBは、清掃とグリスアップだけで終了です。

2013年12月 1日 (日)

前輪のチェックと清掃

後輪と同様に、前輪もスポークを外して、チェックと清掃をしました。

不具合があったのは、此処だけです。
虫ゴムの劣化による切れ
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パーツを清掃して、再組立しましたが、ちょっと気になる製品を見つけて試しに使ってみました。
こんな防錆剤です。
クリアーな皮膜を作る塗料?です。
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使ってみると、乾きも早く、濡れても、塗膜の厚さのむらができにくいようです。
乾いた後、べたつきません。
塗布後          乾燥後
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実際の効果を確認しないと、修理時には使えませんが、この自転車なら、いろいろ試せます。
半年ぐらい様子を見て見ます。

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