エンド精度測定治具 構想その7 テーパー穴加工
6面体ブロックを削りだした後、一番精度を要求され、加工も面倒な、センターのテーパー穴を加工します。
一個の治具で、フォークエンドとリヤエンドの両方に対応させようとしていますので、面倒な加工をしていますが、2個作成し、フォークエンド用とリアエンド用それぞれ専用にするなら、ストレートシャフトに嵌め合いをして、固定するなり、ブロックに割を入れておいて、ネジで固定する等、もう少し、加工を簡略化する方法があります。
実際に使えるものが出来あがるのか、不安もありますが駄目なら別な方法を考えるまでです。取敢えず、現状の構想で、どこまで想像力を発揮して使えるものを作れるか、進んでみます。
手順の最初は、ロータリーテーブルの回転中心と、フライス盤の刃物の回転中心を正確に合わせます。
まず、てこ式ダイヤルゲージを使って、ロータリーテーブルの回転中心とフライス盤の回転中心を合わせます。
その後、フライス盤の回転中心と、ワークのセンターを合わせ、加工時には、ワークのセンターを基準にする事で、ローラリーテーブルのセンターが確認できるようにしておきます。
別途、テーパー穴の角度に合わせた、ブロックを作成しておき、ブロックの面をテーブルの移動方向に平行に正確に合わせ固定します。
ワークを固定した、ロータリーテーブルをブロック上に載せ、テーブルに固定します。
下図の通り、ワークのセンターに、フライス中心を合わせた後、0.8mm振ってやることで、テーパー加工のセンターと、フライスのセンターが合います。
実作業としては、センター合わせが作業の精度が良いのか、外形から基準点を取った方が精度が良いのか、この辺りになると、経験不足が、はっきり分かります。
自分としては、やってみないと分からない領域に入っています。
10φ程度のドリルで下穴を開け、ミーリング刃が4mmなら、5.03mmワークを右に振り、ロータリーテーブルを360°回転させてやります。
その後、ワークを左に8.45mm振って、テーブルを回転させれば、出来上がりになるはずです。
« クロスラインレーザーによるエンド精度測定治具 構想その6 | トップページ | エンド精度測定治具 構想その8 最終図 »
「エンド精度測定レーザー照準」カテゴリの記事
- エンド精度測定治具 構想その9 組立図(2012.11.18)
- エンド精度測定治具 構想その8 最終図(2012.11.17)
- エンド精度測定治具 構想その7 テーパー穴加工(2012.11.16)
- クロスラインレーザーによるエンド精度測定治具 構想その6(2012.11.15)
- クロスラインレーザーによるエンド精度測定治具 構想その5(2012.11.14)
« クロスラインレーザーによるエンド精度測定治具 構想その6 | トップページ | エンド精度測定治具 構想その8 最終図 »
コメント