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2012年11月16日 (金)

エンド精度測定治具 構想その7 テーパー穴加工

6面体ブロックを削りだした後、一番精度を要求され、加工も面倒な、センターのテーパー穴を加工します。

一個の治具で、フォークエンドとリヤエンドの両方に対応させようとしていますので、面倒な加工をしていますが、2個作成し、フォークエンド用とリアエンド用それぞれ専用にするなら、ストレートシャフトに嵌め合いをして、固定するなり、ブロックに割を入れておいて、ネジで固定する等、もう少し、加工を簡略化する方法があります。

実際に使えるものが出来あがるのか、不安もありますが駄目なら別な方法を考えるまでです。取敢えず、現状の構想で、どこまで想像力を発揮して使えるものを作れるか、進んでみます。

手順の最初は、ロータリーテーブルの回転中心と、フライス盤の刃物の回転中心を正確に合わせます。
まず、てこ式ダイヤルゲージを使って、ロータリーテーブルの回転中心とフライス盤の回転中心を合わせます。
その後、フライス盤の回転中心と、ワークのセンターを合わせ、加工時には、ワークのセンターを基準にする事で、ローラリーテーブルのセンターが確認できるようにしておきます。

別途、テーパー穴の角度に合わせた、ブロックを作成しておき、ブロックの面をテーブルの移動方向に平行に正確に合わせ固定します。

ワークを固定した、ロータリーテーブルをブロック上に載せ、テーブルに固定します。

下図の通り、ワークのセンターに、フライス中心を合わせた後、0.8mm振ってやることで、テーパー加工のセンターと、フライスのセンターが合います。

_6 実作業としては、センター合わせが作業の精度が良いのか、外形から基準点を取った方が精度が良いのか、この辺りになると、経験不足が、はっきり分かります。

自分としては、やってみないと分からない領域に入っています。

10φ程度のドリルで下穴を開け、ミーリング刃が4mmなら、5.03mmワークを右に振り、ロータリーテーブルを360°回転させてやります。
その後、ワークを左に8.45mm振って、テーブルを回転させれば、出来上がりになるはずです。

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