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2012年9月の33件の記事

2012年9月30日 (日)

バルブ根元パンク 3例目-4

昨日、諦めかけた、バルブ根元パンクですが、諦め悪く、あがいています。

パンク修理パッチに、10mmポンチで穴を開けて、加硫接着剤と併用してみました。

結果は、失敗。

10mmは、バルブ根元のゴムの盛り上がり径に合わせたのですが、貼ってみると、バルブ径の8mmの方が、良かったみたいです。

バルブより、細い、7mm穴の方が、いいのか、思案してもしょうがなく、試してみるしか、ないのですが、7mmのポンチは、見たことがないような?

8mmポンチは手元にないので、明日以降、ポンチを入手して最後の挑戦をしてみます。

パッチに穴を開けるのが、ポンチでもかなり大変です。

もし、修理可能なら、ポンチの歯先を研ぎあげるなど、穴を開ける工夫もしなければいけないようです。

パッチの貼り付けに、ローラーを使っているので、貼り付けるのには、あまり苦労はしなくても良さそうです。

自分としては、ほぼこれでアイデアを出しつくした感じになります。

もし、いいアイデアがありましたら、コメント頂けると嬉しいです。

2012年9月29日 (土)

バルブ根元パンク 3例目-3

120928_180358実証の為のバルブ根元パンクを起こしているチューブです。

この画像では、パンクしている個所が判りません。

目視でも、確認できません。

 

 

 

 

120928_180435 バルブを倒してみると、亀裂が判ります。バルブの根元の1/3ぐらいに亀裂が入っています。

チューブがタイヤ内で、折り畳まれていました。

チューブが、タイヤに引かれて、移動し、バルブの根元に力が加わったことによる亀裂です。

 

 

 

120928_180749チューブを水調べすると、バルブの根元からのエアー漏れが確認できます。

かなり、大量に漏れています。

 

 

 

 

 

 120928_181632ホイールにセットしてもかなり大量に漏れています。

チューブが、リムに押しつけられることで、エアーの漏れが減少すると予想したのですが、予想は覆されました。

これでは、30分の放置では止まらないかもしれません。

 

 

 

 

一応、手順として

バフいらずでの表面清掃。

加硫接着剤塗布。

30分の放置

を行いました。

120928_191748漏れは、減少しただけで、止まっていません。
失敗です。

やはり、修理は無理なのでしょうか?

2012年9月28日 (金)

パンク修理跡検証(擦れパンク)

先日、擦れ跡がひどくて、中古品と交換したチューブです。

携帯のカメラでクローズアップできるか試していたら、こんな絵が撮れました。

120926_152824 10倍ルーペを透して、ハサミで切断したチューブの断面を撮ってみました。

四角い窓が1cm 窓の奥の灰色がチューブの断面です。

クリックして、拡大して頂くと、2層になっています。

下が、修理パッチ、上がチューブです。

しっかりくっついているのですが、中央に黒く見える空隙があります。

チューブが擦れて、抉られた溝とパッチは、貼りついていません。

この溝が、パッチより長かったら、当然、エアーが漏れます。

今までは、パッチを貼った後、水調べをして、空気の漏れがなければ、よしとしていましたが、この画像をみて、ちょっと怖くなっています。

修理方針を決めるのは、お客様です。

なるべく、ご丁寧に説明し、納得して頂いて、擦れパンクについては、チューブを交換する方が、正解だと思います。

2012年9月27日 (木)

バルブ根元パンク 3例目-2

120927_183854 加硫接着剤を塗布後1日放置した、テストピースです。

結果としては、手で引っ張って割れてしまいましたが、30分後に比べると、かなり接着強度は上がりました。

 

 

 

 

 

 

120927_185515 バルブパンクの場合、パンク部のゴムの厚さが、かなり厚くなります。
空気を入れても、パンク部分が、拡がる率が少ないと考えられますので、感覚で申し訳ないですが、このくらいの強度があれば、試してみる価値は、十分にあると思います。

後は、手元にある、バルブ根元パンクのチューブを実際に修理して、確認しますが、30分後に、チューブをセットして、空気を入れ1日後の強度を確認します。

明日、チューブをセットしますので、結果は、明後日まで、お待ちください。

バルブ根元パンク 3例目

修理出来ないパンク(バルブ根元パンク)の3例目です。

今回も、26x1 3/8のチューブです。

資料が手に入ったのですが、行き当たりばったりの試行錯誤では、芸がないので、

今回は、簡単なテストピースを作りました。

120926_163558バフいらずの、要否。

加硫接着剤の乾燥の可否。

時間による、強度の確認の3点を試してみます。

 

 

 

 

120926_170012_2 片手で撮ったので、ブレています。ご容赦。

30分後にチューブを引き延ばしてみました。軽く力を掛けた程度では、破断しません。

チューブを5%位伸ばしたところで、真中から、割れ始め、右、左の順で、割れました。

面白いのは、割れた後でも、面を合わせると、くっ付きます。

空気圧が高くない時に、バルブを倒さないと漏れない程度のバルブパンクには、応急処置としては有効だと思います。

一日放置で、強くなっているか、御期待下さい。

2012年9月26日 (水)

55_フレーム-1

最後の難関

フレームの調査に入ります。

サイクルツーリストの談話室では、少し、話が進んでいますので、

フレームについて、分かっている範囲を、整理しておきます。

フレームの製造は、(有)吉田自転車の川越工房。今はありません。

フルオーダーではなく、セミオーダーではないかとの事。

標準のパイプは石渡022と呼ぶ、クロモリダブルバテッドパイプ。

このパイプを使うと、シートポスト径が26.8mmになるが、手持ちのフレームはシートポスト径が27.0mmで標準パイプではない。

フレーム重量は、ヘッドワンなし、フォークなしで、1,880gでした。

フレーム小物、ラグについては、形だけで、判断することが、難しいため、もう少し、知識を仕入れたいと思います。

120926_160510_2 リアエンドは、
カンパニョーロ ショートロードエンド(1979年カタログ掲載)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120926_155955 ワイヤーリードは、分かりにくいですが、カンパの刻印があります。

 

 

 

 

120926_160153 後、現状ではっきりしているのは、このチネリのB.B.シェルだけです。

 

 

 

 

 

 

120926_160908_2_2ラグは、イタリアンカットラグに属するものだと思いますが、まだ知識不足です。素性調べは、もう少し、知識を得てからにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120926_160810 チェーン側の、シートステイ、チェーンステイ共、つぶしがあります。

【2016.02.21追記】
サイクルツーリストの談話室掲示板は、運営者の方がお亡くなりになり、ご家族のご意向で全て破棄されたそうです。(時期不明)
又聞き情報ですので、間違っているかもしれません。

雰囲気の良い、博学な方が集われている掲示板で、大変お世話になりました。
掲示板運営者の方のお人柄と、ご苦労に敬意を表します。

2012年9月25日 (火)

パンク修理時のタイヤへのマーキング

120913_091947 パンク再修理(9/11)でお約束した、タイヤのマーキングです。

しばらくは、マーキングが残りますが、トレッド部にマーキングしますので、しばらく走って頂くと消えてしまいます。

この修理は、異物によるパンクではなく、タイヤずれによるパンクでした。

かなり、広範囲にずれによるえぐれが出来ていたため、お客様に、ご了解を頂き、中古チューブとの交換をさせて頂きました。

2012年9月24日 (月)

リム噛みパンク

「パン!」と大きな音がしました。

周りで、子供たちが、何の音と騒いでいます。

かなり、響いたようで、依頼主の方も様子を見に来たら、私の姿が見えなかったそうです。

実は、近くの自転車屋さんにチューブを仕入に行っていました。

音の原因は、チューブ交換をしたMTBのリム噛みパンクです。
1年半ぶりでやってしまいました。
バルブの根元ではなく、バルブから20センチぐらいのところで、4センチほど噛んでいたようです。

チューブ交換の数もこなして、ちょっと油断が出始めたようです。

明日から、また初心に戻って、しっかりチェックします。

今日は、落ち込んだ一日です。

2012年9月23日 (日)

54_フロントホイール ハブ

フリーハブの分解清掃ですが、今日は、フロントハブです。

120923_153748パークツールのハブコーンレンチでは、厚みが厚くて、掛かりませんでした。

カンパのハブコーンレンチは、当然適合しました。

13mmです。

レンチの厚みは、2.2mmです。

 

 

 

120923_153415ロックナットは16mmです。

 

 

 

 

 

 

 

120923_162101ハブコーンのレース面はきれいです。

舌付き座金の厚みは2mmです。

ハブ軸には、カンパの刻印があります。

 

 

 

 

120923_154641ハブ内のグリスは、まだ固化していません。
色を見る限り、カンパグリスのようです。

リアハブとは、グリスの状態が違っています。グリスの色も違います。

 

 

 

 

 

気になって、調べ直したら、ロックナット裏に刻印がありました。

120923_171819 COMP 75の刻印です。

フロントとリアのハブは、同じロットではないのでしょうか?

リアのロックナットの刻印は

COMP 74でした。

結論を出す前に、ロックナットの刻印について、もう少し調べる必要がありそうです。

 

 

120923_161955玉受けのレース面はきれいです。

汚れを落としたので、ハブ自体少しきれいになりました。

 

 

 

 

 

 

120923_162505_2使用されているベアリング球は

7/32(5.55mm)が9個づつです。

 

 

 

 

 

 

自分の好きな、少し軽めの玉当たりの強さで調整し、組み上げましたが、ベアリングの遊びは、リアのようにはありません。

やはり、リアのベアリングには、一考が必要なようです。   

2012年9月22日 (土)

53_リアホイール ハブ

120921_125722 少し汚れを落としただけですが、39_ホイールの画像に比べ、きれいになりました。

フリーが簡単に外れた理由は、形にはなさそうです。
材質の固さが堅く、変形しないのでしょうか?

 

 

 

 

 

120921_125822 1本線が入れられています。
この線は、TNの部品箱 CAMPAGNOLO RECORD FLANGE PICCLE
によれば、BSC規格を表す線だそうです。

 

 

 

 

 

 

120921_143046 ハブコーンも、ロックナットも、適合するハブコーンレンチは14mmです。

調整には、14mmのハブコーンレンチが2本必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120921_143214_2 ギヤ側の部品配置です。

 

 

 

 

 

 

120921_143450_2 ロックナットにも、刻印があります。

 

 

 

 

 

 

 

120921_143914 舌付き座金が2枚入っています。

それぞれの厚みを測定しておきました。

 

 

 

 

 

 

120921_144153ハブコーンのレース面はきれいです。

ハブコーンにも刻印があります。 

 

 

 

 

 

 

120921_144442 ベアリングは片側9個

1/4インチサイズです。

 

 

 

 

 

 

120921_144527 グリスの使用量は、ごく少量でした。

 

 

 

 

 

 

 

120921_144616 ハブ軸にも、刻印があります。

 

 

 

 

 

 

 

120921_145553 反フリー側のスペーサー配置です。

 

 

 

 

 

 

 

120921_150018 1mmの舌付き座金、2.5mmスペーサーの構成です。

 

 

 

 

 

 

 

120921_150521 玉受けのレース面はきれいです。

 

 

 

 

 

 

 

120921_151141 カンパグリスを少量入れてみました。

 

 

 

 

 

 

 

元のセッティングが、かなりしっかりあたりを締めてあったので、いつもより、あたりを強く締めてみましたが、回転させると、ベアリングが遊んでいる音がします。

G3級に変えてみたいところですが、手持ちにはありませんので、組み立て時には、もう少しグリスを追加することにします。

ダストカバーは、意識して外しませんでした。
外さなくても、メンテナンスは、十分行えます。

ロックナット裏に74の刻印がありましたが、これが製造年でしょうか?

 

 

 

2012年9月21日 (金)

あのこら君について

Anocorakunブログのサイドバーに表示しているキャラクターですが、当店のマスコットキャラクターです。
名前は『あのこら君』と言います。
誕生日は、2011年3月1日、当店の営業開始日です。
性別は男の子
血液型は店主と同じB型でしょうか?

うちの娘の手書きキャラで、ブログ、WEBサイト、チラシ、営業車で活躍中です。

ほのぼのした、表情が大変気に入っています。

2012年9月20日 (木)

52_リアホイール リム

120920_163949_3 左がフロントのリム、右がリアのリムです。

サイクルツーリストの談話室で、ハトメ(裏側)の厚さを気に懸けて下さったので、3枚も載せてしまいました。

リムの重量がリアは325gあります。

フロントは262gでした。

押しだし成形時についたと思われる、マークも明らかに違います。

分かりにくいですが、左のリムの方が、タイ120920_164155ヤと接する面のカーブもややきついです。

 

 

 

 

 

 

120920_164020 

 

 

 

 

 

 

 

120920_164039 スポーク側から見ると、右のリムの方が、白っぽく、かまぼこ型の山も高く見えます。

同じような、金色のリムですが、後輪側については、強度を重視してリムを選択したのでしょうか?

後輪のスポークがフリー側と反フリー側で同じ長さ(首下304mm)が使われています。

ニップルは、前輪、後輪ともブレスニップルでした。

以前の記事で、ジュラルミンニップルと書いたのは、私の思いこみと、色が白く見えたせいで、改めて重さを測ると1個1gありました。

サイクルツーリストの談話室から頂いた情報で、同じメーカーで、重さの違う金色のリムを出していたのは、MAVIC (OR7or10)とのことでしたので、前輪がOR7、後輪がOR10と考えるべきだと思います。

前・後輪のラベルが違うのを嫌って、わざとラベルをはがされたのではないかと想像しました。

【2016.02.21追記】
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2012年9月19日 (水)

51_リアホイールフリー外し

120919_161840リアホイールの分解に入ります。

フリーは、サンツアーのマイクロライト6速です。

 

 

 

 

 

 

120919_162032 まず、フリーのギヤをチェックの為、1枚づつばらしていきます。

トップギヤはスプロケット外しで、それなりの力で外すことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

120919_162807セカンドのギヤは固く締まっていて、自分の力だけでは、歯が立ちません。

木工用のクランプを使って、スプロケット外しを締めあげていきます。

なんとか、外すことが出来ました。

 

 

 



120919_163040 後で、組み上げる時の為に、ギヤの向きを記録します。

トップは、13T です。

 

 

 

 

 

 

120919_163057セカンドは、14Tです。

 

 

 

 

 

 

 

120919_163120サードは、15Tです。

 

 

 

 

 

 

 

120919_1631404枚目は、16Tです。

ここまでは、ネジ切りのギヤです。

 

 

 

 

 

 

120919_163153 5枚目は17Tです。

ここから、はめ込みのギヤになります。

 

 

 

 

 

 

120919_163200 最後は、19Tです。

 

 

 

 

 

 

 

120919_163354 これが、昨日探していた、マイクロライトフリー専用、6本爪のフリー外しです。

 

 

 

 

 

 

 

120919_163439 フリーにはめます。

120919_163515工具を、クイックレリーズで固定します。

カンパのクイックは万一を考えて使いたくなかったので、古いSANSINのクイックを使い、少しでも、工具を押したかったので、大きな、座金を噛ましました。

 

 

 

 

 

120919_163559長さ25cmのスパナです。

もっと手こずる予定でしたが、すんなりと外れました。

 

 

 

 

 

 

120919_163706 無傷で、外せました。

120919_163726ネジ部に、しっかりと、グリスが残っていました。

ホイールを組んだ人に感謝!感謝!です。

 

 

 

 

 

 

手持ちの、サンツアーウイナーのアルミ歯がありますので、いつか、ギアの互換性を調べてみたいと、思います。

明日から、ホイールの分解、清掃に入ります。

 

 

2012年9月18日 (火)

工具探し

フロントホイールは簡単にバラしたのですが、リアのホールについては、なかなか分解する決心がつきませんでした。
39_ホイールで紹介したように、サンツアーのマイクロライトフリーが装着されています。

このフリーは、欲しくてしょうがなくて、オークションで手に入れたものを一個持っていますが、探している時に、フリーの工具が掛かる爪部分を折った出品をいくつか目にしました。

下手に分解して、壊すのが怖くて、手を出す勇気が出なかったのですが、ようやく分解する決心がつきました。

ところが、持っているはずの、マイクロライト用の6本爪工具が見つかりません。

自分の部屋がなくて、あちらこちらに、工具や、パーツを分散しています。

手持ちのパーツの整理も兼ねて、探し始めましたが、半分ぐらい整理しても、まだ見つかりません。

明日も、一日、工具探しになりそうです。
工具も、オークションで、随分時間を掛けて手に入れたので、絶対に捨てていないはずです。
一生懸命自分に言い聞かせて落ちつこうとしています。

2012年9月17日 (月)

リアボックス蓋の修理

修理訪問時に、使用している電動バイクですが、不注意でリアボックスの蓋を割ってしまいました。
買い替えも考えたのですが、修理屋としては、少しでも出来ることを増やそうと自分で修理することにしました。

120912_114555割れたのは、蓋のヒンジ取り付け部です。

蓋を閉める時に、本体と蓋の間にものを挟んでしまいました。

 

 

 

 

 

120912_115530修理に使った某社のFRP補修キットです。

バイク用品店で購入しました。

 

 

 

 

 

 

以前にエポキシで修理したのですが、120912_115904 さすがに、負荷が掛かる部分で、また割れてしまいました。 

 

 

 

 

  

 

120912_121306補修部分をサンドペーパーで研磨しました。

 

 

 

 

 

 

 

120912_131040表側は、アルミ箔とテープでマスキングしました。

 

 

 

 

 

 

 

120912_135639ガラス繊維と補修材で補強と割れの修理をしました。

カバーの内側で、本体と干渉するのが不安だったので、本来の半分の量の主剤しか使用していませんし、ガラス繊維も一枚しか使っていません。

また、割れたら、重ねて補修をしようと思っています。

仕上がった状態では、強度的に不安はありません。

材料がだいぶ余りましたので、機会を見つけて、いろいろ補修をして見たいと思います。

2012年9月16日 (日)

サルノコシカケ?

先日、修理にお伺いした際、近所で見つけました。

日中のまだ日差しがある中での修理でしたので、水分補給の休息をするため、木陰を探していて見つけたものです。

120911_101138 サルノコシカケは今まで見たことがあるものは、枯れた感じのものばかりだったのですが、
ちょうど成長中なのか、みずみずしい感じだったので、撮影しました。

2012年9月15日 (土)

バルブ根元パンク(バルブパンク) 2例目

修理出来ないパンク(バルブ根元パンク)の2例目です。

今回は、26x1 3/8のチューブです。

修理訪問時に修理が出来るか試すために、前回のテストで実施した方法から、一部修正しました。

修正点は、マスキングの廃止、放置時間を28時間→40分の2点です。

不具合が起きても、責任が取れるよう、自宅の軽快車の後輪にセットしました。

一旦外して、翌日、エアー漏れのチェックをしました。

リムナットが掛かっている状態では、漏れは確認できませんでしたが、リムナットを外して、バルブを倒してやると、「シュー」と空気が漏れました。

チューブを外して、バルブを強くこじると、バルブとチューブが剥離しました。

失敗です。

G17では、無理なようですので、次回、機会があれば、低温加硫接着材(エコ・セメント)で試してみます。

50_スポーク-2

競輪用パーツを扱っているお店で、セミエアロのスポークを見つけました。

形状としては、星のセミエアロの方が近いようです。

ホイールを組み直す際、新しいスポークで組み直すことも出来そうです。

2012年9月14日 (金)

49_ニップル

ホイールをフロントのみですが、ばらしました。
120914_165235夕陽の中で撮影したので、コントラストがくっきりしています。
いくつかは、Aの刻印が読めると思いますが、今は亡きアサヒのジュラルミンニップル(アサヒブレスニップルに修正。2012/09/20)
だと思います。

2012年9月13日 (木)

48_スポークテンション

120913_160625Parktoolのスポークテンションメーターで、数値を確認しました。
換算表にセミエアロスポークはありませんので、他のスポークテンションメーターでは互換性のない数値です。
 

 

 

 

 

 

120913_160713スポークの厚みがない方向にたわみを掛けて、測定しました。

 

 

 

 

 

 

 

120913_160733フロントホイール 
          10を中心として8-12の分布。

リアホイール
 フリー側     概ね13
 反フリー側   10を中心として8-12の分布。

2012年9月12日 (水)

47_タイヤ剥がし

ホイール分解の第一弾、タイヤ剥がしです。

120912_171020リムから、あっさりと外れました。
リムセメントが使われていますが、リムセメントに全く粘りがなく、かさかさ、ぼろぼろです。

何年ぐらい放置すると、こんな状態になるのでしょうか?

体感の為の試乗で、無理をしなくて良かったと思っています。

もっとも、空気圧さえしっかりしていれば、セメントなしでも乗れますから、さほど大げさに言うことないです。

リムからも、簡単に剥がれてくれますので、リムの清掃に、苦労しなくて済みそうです。

120912_173033 ハトメは、両ハトメで、、金に着色したメッキがされていたようです。

ニップルも少し面白い形をしています。

リムの幅は、
外:22mm
内:13.7mm(画像でエッジに見える部分)

リムの深さは約4mm

リムの高さは12.3mm(ハトメを含んで13mm)

です。

ルーペで確認すると、円周方向の縦線と直角に交わるように縮緬皺が見えます。

エアロスポークなので、テンションは測れませんが、いくらの数値が出るか、記録をしてから、スポークを外し、重量を測定します。

重量の測定が終わりましたら、また、サイクルツーリストの談話室に投稿をさせて頂きます。その際は、よろしくお願いいたします。

【2016.02.21追記】
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2012年9月11日 (火)

パンク再修理(9/11)

しばらくぶりで、修理の失敗をしました。

8月の下旬にパンクの修理をしたお客様から、またパンクしましたとのご依頼です。

前回、修理時にも、何度かパンクの修理をした跡があり、チューブがそろそろ寿命でしょうかと、お話していたのですが、

空気はしっかり入れて走っていますとのことで、タイヤ・チューブを完全にばらして、確認してみますと申し上げ、修理に入りました。

タイヤ内に、異物が残っていないか、タイヤをひっくり返して、指で探りましたが、それらしい引っ掛かりはありません。

チューブをよく確認すると、前回は、気に留めなかったのですが、パンクの修理跡が直線で並んでいます。

パッチを重ねて修理した痕もあります。

タイヤとの位置関係の当たりを付け、タイヤを折りながら確認していくと、指先にようやく、あたりがありました。
タイヤの外側を折ってみると、長さ2mm位のガラスの破片が見つかりました。

今回は、再修理の依頼を頂けたので、見つけることが出来ましたが、通常のパンク修理で、全て、ここまでチェックしていては、修理費用と見合いません。

従来も、異物によると思われるパンクは、タイヤの内側を指で探って、ざっと確認はしていたのですが、今回の修理は、それでも見逃すことがあるとの教訓です。

次回の修理からは、タイヤに、バルブ穴との位置マーカーを打って、修理を開始します。

異物によるパンクと確認できれば、パンク位置のタイヤの内外を重点的に異物チェックします。

ご迷惑をおかけしたお客様、申し訳ありませんでした。

46_ハンドル・ステム-2

34_ハンドル・ステムで、ハンドルはチネリ65クリテリウムと判定しましたが、サイズを測っていませんでした。

チネリの現行商品のサイズ基準がC-Cとなっているので、合わせて測定しました。

メジャーを当てて目視での測定ですが、

ハンドルバー径:25.4mm
クランプ径:26.0mm
ハンドル幅(C-C):395mm
ドロップ(C-C):148mm
リーチ(C-C):78mm(下ハン水平にて計測)

ハンドルステムは
ステム径:25.4mm
突出し長(C-C):100mm
です。

2012年9月10日 (月)

ホイール

ホイールの体感で比較した、ホイールですが、自分で組んだものです。

ハブ:32Hシュパーブプロ ボスタイプ
スポーク:星ダブルバテッド15x16
ニップル:アサヒジュラルミン
リム:スーパーチャンピオン アルカンシェル
フリー:サンツアーウィナー5速
タイヤ:ビットリアラリーチューブラー

という仕様です。

私の身長が169cm、体重63kの時代になるべく軽くとの思いで組んだものです。

出張修理の仕事を始めて以来、バイクが足になり、2年ぶりに乗りました。

自分の足で動くのは、やはり気持がいいもので、たまには、乗ってやらなければと思いました。

2012年9月 9日 (日)

45_ホイールの体感

ホイールを自分の自転車に装着し、実走して見ました。

タイヤの限界が判らないので、空気圧は8kに抑えましたが、現状のホイールとさほど変わらない走行感です。家の周りを5kほど、軽く走っただけなので、本当に性能差が出る、高速での巡行はしていません。

センチュリオン・ターボ7000の520サイズのフレームですが、金色のリムが違和感なくマッチし、すごく気に入ってしまいました。

120909_160421  

 

 

 

 

 

 

 

120909_160452  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取敢えず、乗り味は確かめたので、ホイールの分解整備に入ります。

2012年9月 8日 (土)

修理出来ないパンク テスト結果

修理出来ないパンクでバルブの根元のチューブからの剥がれは、修理出来ませんと書き、試してみますとお約束しました。

昨日から、今日に掛けて、テストをしましたので、結果のご報告です。

【TEST資料】

120906_124134 26x1.50-2.125 共和ミリオンチューブ

修理個所は、バルブ根元のチューブ剥がれ。

 

 

 

 

 

 

【修理方法】

120908_215931_2 1.マルニ バフいらずにより、被接着面の清掃。

2.汚れ防止と、接着力確認のためマスキング。

3.ボンドG17スプレーの塗布

画像は、塗布後の状態です。

このまま、28時間放置しました。

 

 

【修理結果】

120908_220153_2ホイールにはセットせず、チューブ単体で空気を入れて確認しました。

右の状態で、空気圧は2kgです。

バルブ・チューブの間で、剥離は見られません。

 

 

 

 

120908_220511 マスキングを剥がし、指で、バルブに負荷を掛けてみましたが、剥離は見られません。

結論としては、補修できました。

【考察】

チューブとバルブ部分の根元の剥離については、バフいらずと,G17で、補修可能。

補修に時間が掛かる。

実績が一例だけの為、再現性不明

【結論】

出張修理での対応は行いません。
リスクを承知で、依頼があれば、持ち帰りにて、対応いたします。
結果についての責任は負えませんので、修理費用は頂きません。その代り、結果についてはノークレームでお願いいたします。

2012年9月 7日 (金)

中古タイヤの活用

サイクルメンテ あのこら です。

修理にお伺いした際、手入れをすれば使えると思えるタイヤでも、交換を依頼されることがあります。

かと思うと、もう限界だと思えるタイヤに乗り続けておられる方もいらっしゃいます。

そんな状況で、中古タイヤの活用をしていきたいと思っています。

当店の近くで、すぐお伺いできるお客様に限ってですが、部品代は無料(当然です)で、より程度のいいタイヤの手持ちがある時は、交換をさせて頂くメニューを検討しようと思っています。

当分は、メニュー化せず、お客様とご相談させて戴きながら、進めていきます。

タイヤ以外でも、活用できるものは、活用していきます。

2012年9月 6日 (木)

修理出来ないパンク

パンクの修理でお伺いしても、修理出来ないパンクがあります。
今日は、その一例をご紹介します。
120906_124152
ごく普通のチューブに見えます。MTBで良く使われる、26x1.50-2.125のチューブですが、バルブを指で押してみると、ご覧の通りです。

 

 

 

 

 

120906_124134 

バルブの根元がチューブから剥がれかけているのが、分かります。
この状態になると、修理する術を持っていませんので、チューブの交換での対応となります。

何故、修理出来ないのか?

ゴムと金属を張り付けられる接着剤はあります。

例えば、G17なんかはかなり有名です。
でも、バルブの根元の修理に使った報告は見たことがありません。

修理して、時間が経過しないうちは、接着面積と接着の強度が足りないのだと思います。

折角、試験資料があるので、バフいらず+G17の一日放置で試して後日報告します。

2012年9月 5日 (水)

44_ヘッドパーツ-3

120903_142713_21 下ワンと上玉押しをヘッドワンポンチで外しました。

玄翁を使って叩きましたが、さほど強く叩く必要もなく、それなりの抵抗を感じながら抜けました。

BREV.CAMPAGNLO とITALYの刻印があります。

上玉押しは、鉄製、下ワンはアルミ製です。

 

 

120903_142907_2 下ワンのレース面は良好な状態です。

 

 

 

 

 

 

 

120903_142945_21-PATENT-CAMPAGNLO-ITALY-の刻印があります。

 

 

 

 

 

120903_143043 上玉押しのレース面は良好な状態です。

 

 

 

 

 

 

上玉押し、下ワン共、嵌めこみ部径は30.2mm、ITA規格です。

2012年9月 4日 (火)

チューブの寿命

120903_110706 以前に、タイヤの寿命の記事を書きましたが、今日は、チューブの寿命です。

画像をクリックして拡大画像で確認して頂くと分かりますが、下のチューブはえぐれて、厚みが薄くなった穴が、帯状に繋がっています。
上のチューブは、比較用のまだ寿命がきていないタイヤです。

この様に、チューブが痛む原因は、パンクしたチューブで、そのまま走り続けられたことです。

 

難しい、話をしますが、自転車のタイヤは、車輪の金具(リム)にはめられているだけで、どこも固定されていません。
チューブに、空気が十分入っている時は、空気の圧力で、金具に強く押し付けられ、動きにくくなっているだけです。

チューブの空気が少なくなると、簡単に金具の周りで、動き始めます。

では、チューブはどうでしょうか?チューブは、空気を入れるバルブの部分で、金具に固定されています。
タイヤが動くと、タイヤに引きずられるように動き、バルブの部分で、折り畳まれ、たたみ目が、タイヤとこすれて、えぐられていきます。
更に、引きずられて、たたみ目が移動しながら、えぐられると、この様な状態のチューブが出来あがります。

パンクに、気づいたら、無理に自転車を動かさず、近くに自転車さんが見つかれば、パンクした方の車輪を持ち上げて運んで戴くのが、最善です。

近くに自転車さんがなかったら、出張修理に声を掛けて下さい。

住所が判れば、最高ですが、近くの目印になる建物をお教えいただければ、その場所までお伺いできます。

2012年9月 3日 (月)

カテゴリーを整理しました。

元々は、修理の失敗の記録で始めたブログですが、いろんな記事が混在してきたので、カテゴリを整理し、カテゴリ別のインデックスを追加しました。

近々、カンパアセンブリロードの記事タイトルも内容に合わせて修正しておくつもりです。

2012年9月 2日 (日)

43_ヘッドパーツ-2

ボールレースリムバーが届きました。

120901_135824 予想以上に大きな工具です。

6本の爪で下玉押しを掴みます。

 

 

 

 

 

 

120901_135921 がっちりと掴まえたところです。

すごく安心感があります。

 

 

 

 

 

 

120901_140301 見にくいですが、引き抜き終わりました。

思ったより、あっけなく抜けました。

 

 

 

 

 

 

120901_141052 内径:26.4mm

下玉押しは、ITA規格です。

 

 

 

 

 

 

120901_141115 下玉押しの裏側です。

PATENT CAMPGNYLO ITALY CAMPGNYLO <C>

の刻印があります。

 

 

 

 

この為だけに、ボールレースリムーバーを買った訳ではありません。

めったに使うことのない工具ですが、近いうちに、工具の貸出サービスをしたいと検討中です。
自分で、メンテナンスしたいけれど、工具を買うには高すぎるとお考えの方に、活用して戴ければと思っています。
川越市近辺で、お困りの方は、 サイクルメンテ あのこら までご連絡ください。

2012年9月 1日 (土)

番外編

一昨日、サイクルロードの談話室(記載ミスです。右に謹んで訂正いたします。)サイクルツーリストの談話室に手懸り不明のリムについてお教えを乞うお願いをいたしました。

アクセス解析を見ると、多くの方が気に掛けて下さり、ブログの記事にアクセスをして下さいました。

また、お二人の方から、解明につながる貴重なお教えを頂きました。

まだ、こちらの都合で、解明のための作業は進んでおりませんが、皆様にお礼を申し上げます。

ヘッドパーツの分解も工具待ちでしたが、入手の目途が着きました、先に進めそうです。

【2016.02.21追記】
サイクルツーリストの談話室掲示板は、運営者の方がお亡くなりになり、ご家族のご意向で全て破棄されたそうです。(時期不明)
又聞き情報ですので、間違っているかもしれません。

雰囲気の良い、博学な方が集われている掲示板で、大変お世話になりました。
掲示板運営者の方のお人柄と、ご苦労に敬意を表します。

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