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2012年8月の15件の記事

2012年8月30日 (木)

42_クイックレリーズ-2

お約束した、クイックレリーズの分解画像をアップし忘れていました。120830_162650

全部ばらした状態です。

レバー止めネジの袋ナットのメッキがはがれて、輝きがありません。

目立った錆びはなしです。

 

 

 

 

120830_162702_2 コニカルナットの内側にVIVA刻印があります。

東京サンエスの軽合金ナットと確認しました。

 

 

 

 

 

120830_163233_2 シャフトの頭に、

BREV CAMPの刻印があります。

カンパらしからず、生地のままですが、刻印を打っていることで、部品単位で、カンパ製品と確認できるのは、勉強中の身にはありがたいです。

2012年8月29日 (水)

41_スポーク

ホイールのスポークについてですが、

「これはエエよォ」(おすすめグッズのインプレ日記)

の記事で、そっくりなスポークを見つけました。

セミエアロスポーク、刻印のAがアサヒスポークの刻印とも合致します。

2006年の記事で、受注生産(納期2カ月)と書かれていますが、80年代前半にも製作されていたのでしょうか?

http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-22.html

会社そのものがなくなったので、問い合わせも出来ませんし、年代については、もう少し調査が必要です。

2012年8月25日 (土)

いたずらパンク

リピータでご依頼を下さるお客様から、「前のタイヤがパンクしました。」とのご依頼です。

120825_161854一週間前に、交換をさせていただいたばかりで、再修理の不安を抱えながら、チューブを引き出してみると、初めて見る大きな傷です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120825_161832_1 タイヤと、チューブの位置合わせをして見ると、ご覧の通り、タイヤが裂けて、タイヤビードも切れています。

裂け目が、側面に掛かっています。

カッター等の鋭利な刃物を刺した、いたずらではないかと思われます。

ビードが切れているため、使用不能です。

チューブは修理し、タイヤは交換しました。

東上線、霞が関駅付近にお住まいの方が、ご覧になっていましたら、ご注意ください。

40_クイックレリーズ-1

39_ホイールで疑問符を付けたクイックレリーズですが

TOEIランドナー用の部品集めてます(ハブ用のクイックレリーズ)に詳しい記述を見つけました。

以下引用です。

そんな時代(70~80年代)に、軽量車を組むとなると、クイックレリーズについて出来ることといったら、せいぜいコニカルナットとクイックハウジングを軽合の物に変えることでした。
イタリアのFTやVIVA(東京サンエス)から発売していた軽合のコニカルナットとクイックハウジングがそれです。」

コニカルナットとクイックハウジングは軽量化のために、VIVA(東京サンエス)に変更されています。

シャフトが、カンパ純正かどうか、明日、分解して確認します。

2012年8月24日 (金)

39_ホイール

今日は、分解前のホイールです。

前輪、後輪とも、同じリム、ハブ、スポークが使われています。120824_143442
後輪のハブです。

RECORD刻印とカンパ地球マーク刻印です。

ハブ中央にグリス注入穴、キャップには、グリスの出口穴があります。

 

 

 

 

 

120824_143530 スポーク穴数は28Hです。

スポークはAマークが打たれた扁平スポークです。

 

 

 

 

 

 

120824_143635 リヤスプロケットは、SUNTOUR MICROLITE 6速です。

気持のいいラチェット音がします。

このスプロケットは、かなり早い時期に気が付いていたので、ブログのタイトルをフルカンパロードとせずにカンパアセンブルロードとしました。

何故、MICROLITEなのか?クリップの選択と併せて、オーナーの意図が表れているパーツなのだと思いますが、まだ、その意図を明確には汲み取れていません。

 

 

120824_143645  タイヤはVITTORIA PROのスリックです。

それなりに劣化はしていると思うのですが、

保管状態が良く、乗れそうなので、一度はフレームに組んで、乗り味を確認したいと思っています。

 

 

 

 

 

120824_143725 リムは、ラベルが剥がれて(剥がされて)いて、製品名が私の知識では分かりません。

700Cチューブラーのゴールド、ハトメありの28Hリムでスリックタイヤを履かせて、エアロスポークを使うとなると、当時を知る人にとっては、候補のリムが浮かぶのだと思います。

もし、候補のリムをご存じの方がいらっしゃいましたら、お教えいただければ幸いです。

 

 

120824_144535 フロントホイールのハブです。

こちらもRECORD刻印と、地球マークがあります。

 

 

 

 

 

 

120824_143831_3 クイックレリーズです。

レバーは、ストレートのカンパレバーなのですが、環付きナットのデザインがカンパらしくありません。

画像はなしですが、ナット内側にVIVAの刻印があり、材質がアルミです。

レコードハブにアルミのクイックも釈然としない部分があり、調べ始めたのですが、まだ謎です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホイールについては、当分、楽しめそうな予感です。

2012年8月23日 (木)

工具発注

カンパヘッドパーツの取り外し用に、

下玉押し用のリムーバ工具 HOZAN C-440 

へッドワンポンチ HOZAN C-365 

を発注しました。

発注先は、U-cycle いつも自転車部品の購入でお世話になっている卸屋さんです。

工具が届くのが楽しみですが、2~3日は掛かると思うので、それまでは、CRCを吹きかけて、少しでも外れやすくしておきます。

2012年8月22日 (水)

38_ヘッドパーツ-1

120820_105358_2_2 ヘッドパーツのロックリングです。

1インチのコラムでENGLANDの刻印があります。

JIS規格のヘッドパーツのはずです。

 

 

 

 

 

120820_105358 舌付きの回り止めワッシャーもアルミ製です。

 

 

 

 

 

 

 

120820_105406 上ワンです。

玉当たり面は無傷です。

 

 

 

 

 

120820_122023外観は。それなりに傷があります。

 

 

 

 

 

 

120820_105337 上下リテーナーです。

しっかりと、カンパの刻印があります。

 

 

 

 

 

 

120820_105243下玉押しを外していません。フォークコラムと一緒に写しました。

下玉押しのつばが大きいのと、下手に外して、歪ませるのが怖くて外せていません。

もう少し、工具を調べ、別なフォークで外すことを試してから、外してみようと思います。

それまで、規格の確認はお待ちください。

 

 

 

 

120820_105536上玉押しと、下ワンです。

これは、工具を購入して、外します。

 

 

 

 

 

 

 

 

嵌め合い部の規格は、部品を外すまで、確認を待って下さい。

ヘッドパーツについては、最後の確認まで、もう少し時間が掛かります。

 

2012年8月21日 (火)

37_サドル

シートポストを外したので、今日はサドルです。

120820_122142 サンマルコ・コンコール スーパーレガロ

アルミワイヤーベースです。

 

 

 

 

 

 

120820_122232_2  後ろ姿です。

 

 

 

 

 

 

 

120820_122305_2  ちょっと前上がりに見えますが、実際にはほぼ水平に、ピップアップした姿勢で取り付けられています。

 

 

 

 

 

 

色は、3枚目の画像が一番良く再現しています。

長く販売されていた製品のようで、製造年代の調査中です。

2012年8月19日 (日)

鍵が掛かった後輪のパンク修理

本日は、面白いパンク修理をしました。

ご依頼を受けてお邪魔したのですが、自転車を使われている方が鍵を持って外出されたようで、リング錠の鍵が掛かったまま後輪のパンク修理をしました。

普段と手順の違った処を書き留めておきます。

タイヤ外しは、さほど苦労なく終わりました。

チューブの取り出しは、錠のステーが邪魔でしたが、なんとか引き出すことが出来ました。

いつもの手順では、ここから空気を入れて、水調べをするのですが、

今回は、空気を多めに入れて、手探りで漏れ個所を調べました。

以前にも、パンクの履歴があるチューブで、多分、パンク後に自転車を引きずられたのだと思いますが、チューブに削れ跡があり、パッチの脇から漏れていました。

修理のミスではなく、チューブの弱りで、再度パンクしたものと思います。

パッチの上から、再度のパッチ修理です。

さすがに不安なので、修理後は水調べをしましたが、全周一気にとはいかず、2回空気を抜き、チューブを移動して、場所を変えてまた水調べとなりました。

いつもの倍ぐらい時間が掛かりましたが、なんとかなるものです。

36_シートポスト

シートポストを外しました。

120818_173431 溝付きの一本締めです。

 

 

 

 

 

 

 

120818_173456 反対側からの画像です。

 

 

 

 

 

 

 

120818_173508 ヤグラの正面です。

BREV.INTER.

CAMPAGNOLOの刻印があります。

 

 

 

 

 

120818_173555 後からとりました。

27の刻印があります。

シートホスト径は27φです。

後日、画像をUPしますが、シートチューブの内面に塗装を残し、27φに合わせたようです。 

 

 

 

120818_173633 下端を見る限るでは、パイプカットはされていません。

水が入ったのか、軽く鉄錆を拾っています。

円周状に縦線が刻印されています。この刻印がMAXラインだと思います。

 

 

 

 

120818_173921 13mmのBOXレンチでヤグラ部を分解しました。

ボルトと、ヤグラ上面のネジ穴は遊びがありません。専用のタップで規格外のネジ穴加工されていると感じました。

NCのフライス盤での加工なのか、驚くほどぴったりヤグラとの面合わせが出来ています。

 

 

 

120818_173930 それぞれのパーツを裏返しました。

 

 

 

 

 

 

 

個人的には、2本締めのシートピラーが好きです。ですが、こうやって分解してみると、カンパは造型ではなく、メンテナンスし易く、動く時は滑らかに、固定は確実に、細部にだわった製品を作っているのだと感心させられます。

こちらのサイトから、1977年から生産されたとの情報を頂きました。

http://www.sideriver.com/bicycle/guidenavi/guide004/061_090/guide004vol074.html

ありがとうございます。

2012年8月16日 (木)

35ブレーキアーチ-3

ブレーキについてですがティーエヌの部品箱様の記事から、1970年代後半のレコードスモールアーチと判断させていただきました。

参考にさせて頂いたサイトはこちらです。

http://iyasukoken.kt.fc2.com/campa/br/br3/br3.html

http://iyasukoken.kt.fc2.com/campa/br/br2/br2.html

フレーム当てラバーが付くのはスモールアーチのみ。

アーレンキーナット式の固定は、70年代後期。

ブレーキアーチの造型が新型。

ブレーキアーチのQレリースの形状がフラットなのは70年代。

等非常に参考になる記事を拝見しました。

34_ハンドル・ステム

今日は、カンパではなくチネリです。

ハンドルステムとハンドルです。120816_140348

ハンドル下に差し替えのドライバーが映っていますが、無視して下さい。

ハンドルは、独特の曲がりをしています。

チネリ65クリテリウムではないかと思います。

ハンドルバーの右のエンドに65の刻印があります。

kpon11 さんのブログに、バーも紋章マークだからおそらく70年代の製品都の記述を見つけました。
120816_133946 ハンドルバーの紋章マークです。
kpon11 さんのブログによれば、ステムのマークが旧型との事です。 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
120815_165203 ステムを分解しました。
ロードに憧れていた20代に、カタログで存在を知り、どうやってハンドルと固定するんだろうと悩んでいた謎が、ようやく解けました。
抑え金具をくさび金具でステムの中でハンドルを押しつける構造です。
 
 
 
 
 
 
 
120815_165632 正面から見ると、エンドミルで、長穴加工がしてあります。
マークが付いている理由も良く分かりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
120815_171810 CINELLI MILANOの刻印があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
120815_171846 MAXラインの刻印がないのかと思ったら、
|< MINIMUN INSFRTI∩Nの刻印がありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
120815_172031 BREV.31958
MADE IN ITALI の刻印を見つけました。
9が上下逆に刻印されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
120815_172200 驚いたのが、引き上げ臼です。
切り込みに合わせたキーがなく完全な円錐台です。
テーパーの嵌め合い構造ですので、ある程度、引き上げボルトを締め込んで、テーパーを摺合わせて置かないと、共回りして、いつまでも固定が出来ません。
臼を外したかったのですが、引き上げボルトの先端のネジが潰してあり、臼の落下防止になっているようなので、無理に外すのはやめました。
ステムは、チネリ1レコードステムのようです。
           

2012年8月15日 (水)

33_ブレーキアーチ-2

一か月半ぶりのカンパネタです。

ブレーキを取り外したところで長期休養でしたが、今日は、ブレーキを分解しました。

分解に使用した工具は、7mm、8mm、10mmのBOXレンチと13mmのスパナです。

120815_133825 前ブレーキの分解画像です。

アジャストボルトの欠品は前回お伝えした通りです。

分解してみると、造型、材質、仕上げ、精度に驚くばかりで、世界一高い価格のブレーキであったことに納得させられます。

今、オリジナルのアジャスターが猛烈に欲しいです。

 

 

 

120815_133938   ギザワッシャーの表裏です。

刻印側は、異常なしですが、裏側のメッキが割れて剥がれかけています。錆びはないので、元のメッキの付きが悪かったようです。

8/16差し替え済み画像です。

ダイヤコンペのギザワッシャーへの交換という選択肢もありますが、性能以前の問題で、カンパはオリジナルで組んでおきたいと思わせるところにもカンパブランドのすごさを感じてしまいます。

 

120814_160920 ブレーキシャフトには曲がりはなく、きれいな状態です。

PATENT刻印のみで、面取りがされています。

 

 

 

 

 

120814_170445 裏のゴムの余計な接着剤は取り除きました。

 

 

 

 

 

 

120814_173826   後ブレーキの分解画像です。

前後で互換性がないのは、アーチのゴムとシャフトのみです。

 

 

 

 

 

120814_173927 後のシャフトも、曲がりなく、きれいな状態です。

 

 

 

 

 

 

120814_173839 後のギザワッシャーはメッキの剥がれはなく、きれいな状態です。

 

 

 

 

 

 

年代については、まだ調べきれていません。もう少し調べてみます。

2012年8月13日 (月)

本日の出張修理

お盆休みで、暇になると思い、午前中は会計ソフトの手直し、午後はブレーキの分解予定だったのですが、会計ソフトの手直しが思ったより手ごわく、午後までずれ込んだところで、パンク修理の依頼が入ってしまいました。

実際には、パンクではなく、虫ゴムの劣化が原因のエアー抜けでしたが、念の為、チューブを取り出し、水調べまで行いました。前輪スタンドが役に立ちました。

サドルにたばこで穴を開けられたとの事で、サドル交換も承りました、部品を取り寄せ、後日交換にお伺いします。テリー型サドルの飾りリベット付きです。

修理を始める直前に、鍵交換のご依頼の電話があり、お急ぎの様子だったので、よその出張修理屋さんを紹介しました。

出張修理のご依頼は、時間が重なることが頻繁にあります。

リングジャパン様からは、当店の近くの修理の紹介をして頂いており助かっていますので、当店でもお客様のご負担がなるべく少なくなるよう、お客様のお近くの業者様のご紹介をさせて頂いています。

2012年8月12日 (日)

ブログ再開

1980年代カンパアセンブルロード車のブログが途中で中断したままになっており、申し訳ありません。

自分用に作った青色申告ソフトを自転車店の統合管理ソフト(売上・顧客・在庫管理が出来る青色申告会計ソフト)に造り直しているのですが、評価をお願いすることになり、操作説明と更新管理のホームページを作っていました。

まだまだ、作業終了までは時間が掛かりそうで、不具合を潰しながら、作業中です。

暑さのせいで、体を動かす作業がおっくうで、ブログの更新も止まっていましたが、ようやく涼しさを感じる時もある気候になりましたので、またブログを再開します。

ブレーキの続きは、すぐにとはいかないかもしれませんが、取敢えず再開宣言です。

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