12_カンパスーパーレコード リアディレーラー-3
昼の空き時間が取れず、更新が滞ってしまいました。今日から再開いたします。
今日は、リアディレーラーを完全に分解しました。
テンションスプリング等の細かな部品はなく、ハンガーと本体を繋ぐだけです。
材質はチタンで、6mm六角レンチでフレームから外すと、そのまま、ディレーラーからも外れます。
グリスは、薄く塗られているだけです。
上がハイ側、下がロー側の調整ネジです。
ネジは、同じものですが、バネの長さが違います。
調整、取り外しは、No3の-ドライバーで行いました。
設計意図が分らないのですが、 ロー側のネジの取り付けは、少し傾けてあります。
上の2枚の画像で見ると微妙ですが、明らかに曲がっています。
曲げる意図が見つかりませんので、使用中の変形だと思われます。
プレートストッパーピンを外すと、テンションバネの影響なく、6mm六角レンチで外すことが出来ます。
締め付けのトルクはそれほど掛かっておらず、プレートを手で固定することで外せました。
材質はチタンが使われています。
グリスは、薄く塗ってある程度です。
プレート軸のカラーです。プーリーを除くと唯一のプラスチック部品です。
このカラーで、テンションバネを押さえ込んでいます。
このあたりから、グリスの量が目立ってきます。
プレートストッパーピンがねじ込まれていました。
テンションバネ用の穴が2個あります。
テンションが弱いほうの穴が使われています。
グリスは薄く塗られている程度です。
これが、昔のカンパグリスの色でしょうか。
もったいないので、グリスはこのまま残します。
パンタグラフの戻しバネとバネ軸です。
バネは、ボールポイントの頭に引っ掛けてパンタ部から外に出しました。
バネ軸は8mmBoxドライバーで外しました。
パンタ部には、全くといっていいほど、遊びがありません。
それなのに、動きはスムーズで、すごい精度で作られた部品だと分ります。
同じものが使われています。
8mmのBoxドライバーで外せました。
ネジの受けのプレートはアルミにねじ切りしてありますが、軟らかさを全く感じません。
かなり、硬いアルミが使われています。
右側のプレートです。プーリー軸の受け部は、鉄部品を埋め込んでいます。
ガイドプーリーです。鉄フランジに、黄銅(かなり銅色が強いので、黄銅とは別の合金かも知れません)ブッシュの構成です。
油で濡れている程度の感触です。
下が、ガイドプーリー、上がテンションプーリーです。
ガイドプーリーの方が、山の形がはっきりしているようです。
左側のプレートです。
剛性を意識した、形状になっているのが分ります。
全部品を並べて見ました。
とにかく、メンテナンスがし易いです。
バネを嵌めるのに苦労をしません。
部品の精度があり、ネジの取り外し、取り付け時に、ネジを潰す心配をしないですみます。
アッセンブリされた部品を、最小限にしている点も 素晴らしいです。
ブログを休んでいる間に、某SISをメンテしたのですが、ブラックBOXが多すぎです。
メンテの楽しみがありませんでした。
今日は、欲求不満を解消した一日でした。
« 11_カンパスーパーレコード リアディレーラー-2 | トップページ | 13_シフトレバー-1 »
「1980年代カンパアセンブルロード車」カテゴリの記事
- 60_スペック表(2012.10.04)
- 59_フレームスケルトン(2012.10.03)
- 58_フレーム-2(2012.10.03)
- 57_フォーク-2(2012.10.03)
- 56_フォーク-1(2012.10.02)
コメント