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2016年1月26日 (火)

ペダル(漕ぎ)が重い自転車を買わない為に

検索で良く見ていただく記事に「自転車のペダルが重い。」 という記事が有ります。

まだ早いですが、新入学の通学用自転車選びで漕ぎの重い自転車を買わない為の自転車購入法をアドバイスします。

皆さんの選択の基準の一つには3年間の通学に耐える丈夫な自転車があると思います。
丈夫な自転車は重いです。
とはいっても、自転車自体の重さのことで、漕ぎの重さとはあまり関係がありません。

最初の一漕ぎは重くても、漕ぐのを止めても進んでくれる距離が長いほど自転車は漕ぎが軽いです。

つまり、自転車が進むときに抵抗がなく進んでくれれば良いわけです。

確かめる一番いい方法は、自分が買おうとしている自転車に乗って確かめることです。
この時、同じ車種で試しても意味は有りません、自転車は一台一台調整の仕方で抵抗が違います。
平らな場所で、スピードが上がってから、漕ぐのを止めても少なくても20m以上走る自転車を選びましょう。

乗って確かめられない時は、前輪を持ち上げてタイヤを手で回して1分は回り続け、振り子運動をしてから止まることを確かめましょう。
*修正です。ハブダイナモ付きの車輪は1分は回りません。ハブダイナモ付きの前輪では確認は不要です。
*再度の修正です。1分は条件が厳しすぎるようです。30秒以上回ればOKに訂正します。

後輪は、スタンドが両足なら、ペダルを回して確認しましょう。
片足スタンドなら、やはりタイヤを浮かして回転を確かめましょう。

次に、ペダルを進むのとは逆に、指一本で軽く回せるか確かめましょう。
途中で重くなる時は、チェーンが張りすぎです。

【2017.05.30訂正】
自転車屋さんによっては、購入前に触らせてくれないところも多いようです。
触るのは、自転車屋さんに、確認してからにしてください。

念のための確認ですが、前のブレーキのゴム(ブレーキシュー)とリムの間隔が左右均等で、ブレーキレバーを握ってブレーキを掛けた時、ちゃんとリム(タイヤが嵌っている金属の輪)に当たっているかも確かめましょう。
ちゃんと調整している自転車屋さんなら、ブレーキシューを前方、上から見た時逆ハの字に調整してブレーキを掛けた時音がしないよう調整してくれています。

そして、最後に、自転車のハンドルと荷台をを10cm位持ち上げて、落としてみます。
「トントン」と軽い音しかしなかったら、完璧です。
安い部品を使っている自転車では、多少の「ガシャ」という音はしょうがないですが、「ガシャン、ガシャン」と音が響く自転車は、整備不良を疑います。
後輪を落とした時に、スタンドが出す音は勘弁してあげてください。

ここまでは、ちゃんと整備された自転車の選び方です。

ここからは、自転車の調整です。
自転車のエンジンはあなたです。
あなたの力を効率よく走る力に変えるために、自転車のサドルの高さ、ハンドルの高さをあなたの体格に合わせることが必要です。
自転車屋さんに、調整をしてもらいましょう。

調整をしてくれない自転車屋さんで買ったら、それはあなたの責任です。
ご自分で、調整をしましょう。

ちゃんとした自転車屋さんなら、サドルの水平や、ブレーキレバーの握った時の効きの感じもあなたの好みに調整してくれます。

これで、あなた用の素晴らしい自転車が出来ました。

ギシギシというスタンドや、ブレーキレバーのワイヤー取り付け部に注油してくれて、「月に一回は空気を入れてください。」「虫ゴムも寿命が有って、交換の目安は一年です。」「ワイヤーが伸びるので、再調整が必要です。ネジの緩みが出るかもしれないので、3カ月したら点検に持ってきてください。」
という自転車さんに当たったら、あなたは、幸せな自転車ライフを送れます。

変な音がするなと思ったら、ちょっとでも気になることがあったら、自転車屋さんに相談してください。
きっと、末永くいいお付き合いが出来ると思います。

そんな自転車屋さんにあったことがないという方の為に、自転車の組み立て調整を教えてもらった時の記事です。
まともな自転車屋さんは、お客様に安心して乗って貰うためにこんなにたくさんの調整をしてあなたに渡してくれます。

3月、4月は通学用自転車の販売で忙しくなります。
なるべく、繁忙期を外して、早めの購入をお勧めします。
どうしても、通学先の学校の都合で早めに買えないなら、ご兄弟のお下がりが有れば、5月過ぎまで、古い自転車で通学して貰うのもいい方法だとおもいます。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

あのこらさん、こんばんはhappy01
『自転車の漕ぎが重い』なかなか短いタイトル名だけでは考えられる原因が複数あるから
分かり易く原因や解決策を伝えるのは難しいですが
重く無い自転車を買うアドバイスsign02
これからの新生活が始まる季節に参考になります。happy01

自転車の漕ぎが重い?は自転車の車体重量の重さ(軽さ)よりも
車輪のハブベアリング&球押し調整が良くてペダル付け根のBBの調整が良くて
前後のタイヤの面(センター)が合って
チェーンの張りが適正で後ろブレーキの調整に問題なくて
空気圧が適正値になっていれば
乗り手の乗車姿勢が適正なら気持ちよく乗れる良い自転車だろうなとは思いますが、
数多く並ぶ自転車売り場から見極めるのは難しいですよね?

試乗させて貰える自転車屋さんなら判断し易いですね。

それよりもどんな自転車屋さんで購入かが大事だと自分は思います。

後々の点検や消耗品の交換調整や初期不良の対応など
気持ちよく対応して貰える評判の良い地元(通学・通勤沿い)のお店が良いだろうなと感じます。
ハンドル真っ直ぐにしてペダル付けて納車だと、ちょっと物足りないです。coldsweats01


漕ぎが重くない自分に合う良い自転車選びは奥が深いですね!


力太郎さん 早速のコメントありがとうございます。

自転車を売らない自転車屋だから書けるアドバイスかなと思って書いてみました。

力太郎さんのコメント通り、粗悪品を扱わない、いい自転車屋さんで買うのが一番なのですが、自転車屋さんにこだわらず、安い自転車を買われる人は多いようです。
多分その結果だと思うのですが、自転車のペダルが重いと困っている人も多いようです。

力太郎さんが書かれてているように前後ホイールの面の一致まで見られればいいのですが、流石に文章では伝えきれません。

この記事で、町の自転車屋さんに目を向けてくれる人が増えてくれるといいのですが、自転車屋さんもいろいろです。
近くの自転車屋さんなら、試乗出来なくても、不具合は直してもらえると思いたいですが・・・

力太郎さんぐらい整備力が有ればどこで買っても大丈夫ですよ。

お店選びのほうが、もっと難しいかも。
やっぱり評判が頼りですよね。

こんばんは~。
 小生は、ハブの「球当たり」の塩梅?が、イマイチ理解できていません。
単純に車輪を空転させて回り続けるのが良いのか、はたまた、荷重が
掛かった状態でベストになるように調整するので、車輪を空転させた
だけでは判断できないのか?
 その昔、カンパ、DA等のハブを使った自転車と、実用車で対決させた
ことがあったのですが、実用車がダントツで、回り続けていました。
体重が掛かった状態でベストな回転を保つために、球当たりを、やや
固めに調整するのだ・・・と皆が言っていたので、そんなもんか?・・・と
思ってきました。
 荷重が掛からない状態で軽く回り続けるハブは、荷重が掛かると
ガタが出るのではないか?とも思えます。高級でないものほど、その
傾向があり、ペダルでもハブでも、無負荷で軽く回るように調整すると、
荷重が掛かった時に、微妙にガタが出る感じでした。
 あまり固く締めると、ゴリゴリ感がありますが、その直前位が良い
のかな?と、勝手に思って、これまでやってきました。

アンコウさん コメントありがとうございます。

ちょっと長文で読みにくい文章になりました、ご容赦ください。

正解を考え始めると、玉受け、玉押し、ベアリング球の弾性係数、たわみ(これには、ハブ軸も、ハブ本体も絡みますか)、精度、部品の硬度など細かな要素がいっぱいあって眠れなくなりそうです。

>体重が掛かった状態でベストな回転を保つために、球当たりを、やや固めに調整するのだ・・・
>荷重が掛からない状態で軽く回り続けるハブは、荷重が掛かるとガタが出るのではないか?
これは、ハブベアリングに荷重が掛かった時、カップアンドコーンの玉受け、ベアリング球、玉押しが負荷で変形するという考え方でしょうか。
体重60キロの人が自転車に乗ったとして、前後の負荷比が1:2とすると後輪に掛かる荷重は40キロです。左右にこのベアリングが有りますから、一個のベアリングに掛かる荷重は20キロです。
後輪のベアリング球は9個ですから一か所2キロ強です。
この荷重での変形を考慮に入れる考え方は普通の自転車にはいらないのではないでしょうか?

ハブのベアリングは、荷重がかかるとハブの下側で荷重を受けて、ハブ軸もたわんで下側の玉の当たりが強くなる方向に力を受けます。
玉受けと玉押し、ベアリング球の位置がずれて、全体で荷重を分散する方向に動きますが、この荷重を受けての変位の中で、ガタが大きくなるものはないように思います。

という話はおいておいて、
ベアリングの調整で気にかけていることは、ベアリング球には、虫食いを起こしても、玉受け、玉押しに虫食いを起こさないことです。
カップアンドコーンの軸受でも、玉受けをベアリング球が走る円周と、玉押しをベアリング球が走る円周に差が有りますから、ベアリング球は接している点で滑ります。(玉押し、玉受けが固定されている場合です。)
この時の滑りとベアリング球同士が接触している点での滑りが、摩耗、虫食いの原因だと思っていますので、なるべく、余計な負荷は掛けないに越したことはないというのが私の考え方です。
いずれ、摩耗して当たりが出るから、最初は固めに調整するという考え方には賛同しかねます。

ガタが有る状態では全体で荷重を分散できませんからガタはない状態で、なるべく軽く回る状態に調整しています。
接触面の歪を無視した考え方ですから、これで正しいとは言い切れませんが、今のところ問題は起きていません。

そんな考え方ですので、グリスはたっぷり入れてグリスが無くならないようにします。
グリスも、極圧性と耐水性を重視してウエアグリスを使っています。

要求性能、メンテナンスの頻度や、各部品の精度、硬度、面仕上げによっても最適解は違って当然なのではないかと思います。

屋外放置で、メンテナンスされないシティ車での私なりの調整法です。

>無負荷で軽く回るように調整すると、荷重が掛かった時に、微妙にガタが出る感じでした。
については、うまく説明できませんが、ベアリング球の直径のばらつきがある前提で、ちょっとだけ当たりが強くなるようには調整しています。

いろいろな考え方があるところだと思いますので、このコメントにも異論があるでしょうし、私にもこれが正解と言い切る自信は有りません。

レースなら勝てる調整が正しい調整ですし、シティ車なら、長期に渡って軽く走れる調整が喜ばれるのではないでしょうか
なかなかお目に掛かれませんが、長く乗り続けられて、本当に当たりの出たシティ車が有れば、その玉当たりの感じがシティ車として正解なんでしょうね。

アンコウさんのコメントは、お返しに悩むことが多いです。
でも、おかげさまで、自分の調整の根拠を見直したり、新しい視点が見つかります。
これからもよろしくお願いいたします。

あのこらさん、詳細なご説明、ありがとうございます。
 あのこらさんのご見解は、よく分かりました。
各パーツの精度にも影響しますし、難しい問題です。単純な静荷重ではなく、
ある程度は衝撃がかかる訳ですから、尚更、ややこしいです。
 ガタが出ないところで、色々と微妙に調整しても、乗ってみて、はっきりとは
分からないですね。レースをやる人ならコンマ何秒とかの差で、分かるの
かもしれませんが。ガタがなく、ゴリゴリ感が無いあたりで調整すれば、
一般には十分なのかもしれません。
 色々とご教授下さり、ありがとうございます。

アンコウさん 再度のコメントありがとうございます。
長々と持説を展開して申し訳ありませんでした。
検証できないただの空論です。
結局は、自分の信じた方法でやるしかないと私も思います。

アンコウさんへ

>体重が掛かった状態でベストな回転を保つために、球当たりを、やや固めに調整するのだ・・・
>荷重が掛からない状態で軽く回り続けるハブは、荷重が掛かるとガタが出るのではないか?

の答えを探していて、こんな記述を見つけました。
「単列アンギュラ玉軸受は、予圧を加えることにより軸受の剛性を高めることができるので、軸の回転精度が要求される工作機械の主軸などの用途に適している。」http://www.jp.nsk.com/products/ballbearing/angularcontact/#tab2

玉当たりを強めに調整することで、ホイールの剛性が高くなると言うことのようです。
ちょっと納得してしまいました。
玉当たりの調整だけでも奥が深いですね。
まだまだ勉強です。

あのこらさん、おはようございますhappy01
アンコウさんとの【球押し調整の塩梅】のやり取りを興味深く読ませて頂きましたが
読んでいて…
あ~そうだったか!と
納得する所がありました。
あのこらさんも記述されていますが
http://www.eminebea.com/jp/engineering_info/bearing/ballbearings/cat-3/004-12.shtml
ベアリング(転がり玉軸受)に適正な予圧(プリロード?)を掛ける事で
適正な剛性と回転を保てますが
ハブの球押しの加減(予圧設定)が甘いと振動発生と剛性不足
逆に強いと剛性は上がるが騒音と早期摩耗すると理解しましたが

今まで自分は空転状態でクルクル軽やかに回るのを良しとしていましたが
漕ぎが軽く回転すると思って乗ると早期にガタが出たり球押しや受け・球にも摩耗が進んでしまった
経験が最近まであったので…coldsweats01

アンコウさんやあのこらさんの見解が聞けて良かったです。
精度があるハブほど仰るような調整なんだと気付きました。
自分のような…昨日今日の知識で自転車いじりが出来たつもりでいましたが…shock
日々、勉強で奥が深いですね。
ありがとうございます!


力太郎さん お付き合いありがとうございます。

与圧の重要性が良く判りました。
感覚でやっている玉当たりの調整と記載されている数値の変換がうまくできませんが、
「高炭素クロム鋼の場合、平均面圧が2700MPaを超えると、塑性変形領域に入ると言われています。」
が、アンコウさんの言われているゴリゴリ感の出るところかもしれないと勝手に読み替えようと思います。

自分の玉当たり調整も、ちょっと強めに修正します。

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